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Review List of 私老害かしら 

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  • 3 people agree with this review
     2009/12/23

    ブラームスの五重奏曲も素晴らしいが、シューマンの四重奏曲が特に圧巻でした。グールドとジュリアードSQとのスリリングさは、これこそ室内楽の醍醐味であり、存分にその魅力を楽しめました。その一方で、第3楽章の美しさはとても印象的であり、シューマンの音楽は室内楽にその真髄があると思いました。ピアノ三重奏曲もいいですよね。私のCDは千円台で買ったはずです。HMVさんの値段は高いように思います。これほどの名盤ですから、もっと価格を下げて、多くの人に聴いてもらいたいと思っています。

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  • 2 people agree with this review
     2009/12/07

    昔、むかし、レコードマンスリーという冊子があって、レコード屋さんでいただいては読んでいました。まだCDのない、LP時代のことですが、その冊子には毎月のベストセラーが登載され、このアーヨの四季がいつも第1位を独占していました。明るく、澄み切った青空を思わせる春を聴いただけで、すっかり虜になってしまったものです。伯父がバロック音楽を好んでおり、買ってきた四季が、このイ・ムジチ盤ではなく、ミュンヒンガー盤で、がっかりした記憶があります。がっちりとした、やや重い、いかにもドイツ流といった四季よりも、やはりこの曲はイ・ムジチだと思いました。そんな懐かしいアーヨの四季をCDで聴き、やはり音の古さは感ぜざるを得ませんが、アーヨのすばらしいソロとイ・ムジチのあの音が感動に導いてくれました。カップリングの他の協奏曲も味わいのあるよい曲ばかりです。私は、他にイ・ムジチの四季でも、カミルレッリがソロを弾いているCDも愛聴しており、これはすばらしい録音だと思います。ところで、前記ミュンヒンガー盤ですが、聴くうちに、ああいいなぁと思うようになりました。やっぱり、曲そのものがすばらしいということですね。

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  • 5 people agree with this review
     2009/12/07

    レビューを読んで買ってみましたが、みなさんが述べているとおり、びっくりするほどの名演でした。第5番の冒頭テーマの伸ばし具合を聴いて、これはワルターが演奏しているのではないかとさえ思いました。緊張感に満ちたすばらしい第5番で、クライバーにはない味わいもありました。第7番も聴き応えのある、すばらしいものでした。低弦のうなりは壮絶で、この曲はこうでなければとベーム先生がうなっているようでした。この2曲には、多くの名演がありますが、これはその最右翼に位置すると思うほど、説得力があり、感動しました。

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     2009/12/06

    無難にまとめた演奏といった感を持ちました。勢いのある時代のカラヤンの演奏とは思えず、期待はずれでした。おもしろみがないのです。盛り上げるところでは、たたき込むような、そしてテンポアップもしてほしかったのですが、おとなし過ぎました。やはり個性がなくては、CD自体の存在感も薄れます。むしろ、晩年のデジタル録音の方が聞き応えありと思いました。ウィーン・フィルとの第3番がよかっただけに意外でした。しかし、悲劇的序曲では、悲しみが爆発した表現に圧倒されました。これぞ、カラヤンでしょう!

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     2009/11/26

    とてもすばらしいと思いました。アシュケナージのピアノは気品に満ち溢れ、このロマンチックな曲の魅力を余すことなく表現していて、申し分のないものと感じました。それに、オケの充実さも特筆すべきです。辛口のリヒテルもよいけれど、この盤もそれに引けをとらない別な魅力があり、多くの人に聴いてもらいたいとさえ思います。

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     2009/11/25

    市立図書館にあったので、借りて聴いてみました。新世界では、第二楽章よりも、威勢のよい両端楽章を好んでいましたが、この盤の第二楽章を聴いて、目から鱗でした。何かドヴォルザークが故郷を思う気持ちが、しみじみと表現されており、とても感動しました。弦がすすり泣いているようです。ライナーという指揮者に一目置くようにさせられた名演です。もちろん他の楽章もすばらしい。でも、この第二楽章は何度も叫びますが、最高です。カップリングもよいですね。

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     2009/11/24

    ブルックナーの交響曲は、長大な曲だけに、全曲通して聴くには体力を要しますが、当盤においては例外でした。特に二楽章の崇高なまでの美しさは、何にたとえられましょう。とても心が癒されました。ベルリンフィルのすばらしい演奏とそれを引き出したヴァントの力量に、ただただ感心させられました。そして、何よりもこのような名曲を生み出したブルックナーに感謝したい。

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     2009/11/20

    田舎に着いた喜びを、はしゃぐような気持ちではなく、しみじみと実感しているような出だしに、この演奏の特色を感じました。あまり見られない解釈ですが、それがとても新鮮であり、そのままフルトヴェングラーの音楽に吸い込まれてしまいました。とても味わいのある田園であり、聴いた後も感動が持続しました。フルトヴェングラーの偉大さを改めて認識した次第です。

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     2009/11/20

    聴いていて、ただただうっとりとして、至福の時間を過ごせました。もちろんメニューインのヴァイオリンはとても素敵だし、フルトヴェングラーも起伏のあるスケールの大きな伴奏を付けており、両曲ともに両者の相乗効果が見事に結実した希有の名演だと思います。クラシック音楽の楽しみを実感できました。

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     2009/11/12

    引き締まった演奏に、フルトヴェングラーとは対極をなすと感じた。どちらも特有の味わいがあってすばらしいのだが、このトスカニーニ盤の終楽章へ向かっての集中力は実に感動ものである。そして、フィナーレでのティンパニーの使い方がよりその感を強めてくれる。この名曲にこの名演ありである。ハンガリー舞曲も躍動感があって、ただただ聴き惚れてしまった。

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     2009/11/10

    田園はLPでよく聴いていた。ウィーンフィルの美しさがこの曲にぴったりで、特に2楽章の美しさは絶品だと思う。フルートのパートを意識して聴いているとベートーヴェンの偉大さがなおのこと分かる。終楽章では美しさもさることながら、うっとりとさせられる。ホルンのはつらつとした響きもたまらない。
    CDになってシューベルトも加わったが、このチャーミングな交響曲をベームはおおらかに仕上げている。それはまるでベーム自身が音楽を楽しんでいるようだ。聴いていてなんとすがすがしい気持ちになることか。クラシック音楽は、本当にすばらしいと思う。

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     2009/10/31

    冒頭のすばらしさは圧巻である。わくわくしながら聴き続けたが、後がいけない。表現は単調であり、おまけに終楽章なんかこせこせとせわしなく、妙に落ち着きがない。これがクレンペラーのブラームスか?期待はずれの一枚だった。

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     2009/10/26

    市立図書館にあったので借りて聴きました。確かにすばらしい。でももう少し繊細さを求めたかった。好みの問題でしょうが、あえて買おうという気持ちにはなれなかった。私にはカラヤン=ウィーンフィルのデッカ盤が一番合っている。

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     2009/10/17

    パヴァーヌでのフレンチホルンのビブラートにとても痺れました。こうした演奏は今では聴けません。いいねぇ。もちろん他の曲も最高だ。理屈なしで最高だ。まぁ聴いてみようよ。

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     2009/10/13

    クレンペラーとサヴァリッシュを愛聴していますが、この盤を聴いて度肝を抜かれました。音楽のうねりが本当に息づいており、これぞ生きた音楽だと思います。ただただ壮大なばかりではなく、弱音やテンポをゆったりするところなど、もうたまりませんでした。聴くたびに感動を覚える永遠の名盤だ。ハイドンはまだ聴いていません。

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