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トップ > My ページ > u.f.o.313 さんのレビュー一覧
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0人の方が、このレビューに「共感」しています。 2021/03/12
女流インダストリアル系といえば、Alexadra Atnifのように単純にハーシュさに頼らない、どちらかといえば退廃から滲み出るバイオレンスを表現している印象がある。Helena Hauffもまた、その系譜をなぞっている。ただし、彼女の退廃にはエレクトロやDerrick Mayのオールドスクールなデトロイトテクノへの愛が絡みついている。また、前作ではAphex Twinのような無邪気さをまとったDnBへの傾倒もあったが、今作はエレクトロとインダストリアルが彼女のお好みのままに溶け合った感じに仕上がっているように感じる。
0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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Mikkel Metalで知られるレーベル、Echocord設立15周年を記念したコンピアルバム。ダブテクノとゆかりのあるアーティストによる新トラックを収録。アーティストのラインナップを見るだけで豪華。ただ、共通項はダブテクノというキーワードだけで、オールドスクールレゲエ、ポストIDM、シューゲーザー、デトロイトテクノ、テックハウス、アシッドなどのあらゆるスタイルが入り乱れる贅沢なコンピ。 収録アーティスト: STL、Arovane、Beat Pharmacy、Resoe、XDB、Luke Hess、Mikkel Metal、Fluxion、Mike Dehnert、Deadbeat
本作から遡ること5年前にリリースされた「Iffy」は捨て曲なしの良盤だった。そこからあえて、アルバムとしてまとめられて出された本作は、5年前のアルバムからほとんど、その世界観が変わっていないようにも思える。ReconditeはReconditeであり続けていることが確認できたような感じだ。テックハウスでありながら、ポストIDMの憂鬱さとヒップホップ由来のスプーキーさが混在していたり、本来、アンビエントやダウンテンポにあるくぐもったシンセの質感がディスコやブレイクビーツなどのリズムを包み込んでいたりと、不思議な世界に引き込むそのセンスと技巧は揺るぎない。ただ、前作と比べ本作では特にトレンドを意識したり、何かを狙った感じもない自然体の曲が多い。その分、若干物足りなさも感じる。
0人の方が、このレビューに「共感」しています。 2021/03/11
一人の人間の体の中では、時代を重ねた分だけのあらゆるダンスミュージックがクロスオーバーしている。ベルリンの地下室で恍惚となりながらもディスコが揺らぎ、ボディービート、インダストリアル、ハードコアテクノが背骨を砕き、ブリープ、IDM、デトロイトテクノが不安を掻き立てる。その反面、バレアリックやガラージが高揚感を煽り、精神が分裂するような快感を味わう。この「Dance Music」というアルバムを聴けば、これが体験できる。
フランスのピアニストVanessa WagnerとミニマルアーティストのMurcofによるコラボアルバム。ピアノを基本とした現代音楽、ミニマルミュージックなどをエレクトロニックな解釈と融合させた面白い試み。柔らかくも狂気に震えたり、孤独に打ちのめされたような、リゲティ・ジェルジュやエリック・サティ、ジョン・ケージなどの現代音楽系の楽曲にマシニックなビートやインダストリアルな要素を溶け込ませている。そんな楽曲の中にこっそりAphex Twinの「Avril 14th」のカバーも含まれているというのがニクイ。
アルバムのタイトルからして、デトロイトテクノの香りがプンプンし、その期待を全く裏切らない内容。ノルウェーのプロデューサーにして、デトロイトテクノを愛してやまないディスコ・フリークというおもしろさがある。蓋を開ければ、フュージョン的な懐かしさや、バレリック、初期のArctic HospitalのようなポストIDM、更にはガラージもあれば、ヴァンゲリスのようなシンセポップな片鱗まで、ありとあらゆる音楽要素がディスコとデトロイトテクノのミクスチャーに集約されていく。80年代〜90年代好きにはたまらない世界。
1980年代終盤から90年代前半は壮大なハウスムーブメントの中で、日本では馴染み深かったテクノポップ的なピコピコ音を多用したBleepミュージックがイギリスを中心に流行りとなった。日本人が知る大義での「テクノ」的なものが、アメリカではデトロイトテクノという形で表出したのなら、イギリスではこのBleepがその代表格ともいえよう。当時、人気、セールス共にその最先鋒にあったのがWarp Records。そこからは、Tricky Disco、LFO、Sweet ExorsistなどのBleep音楽の代名詞ともいえるユニットがリリースを重ねていた。本作にはWarpのBleep時代のNighmares on Waxや当時のWarpと争う勢いでBleep音楽をリリースしてたNetwork RecordsのNexus21などの有名どころに加え、マニアックなものまで収録されていて、とてもおいしい内容になっている。Bleep初心者でも、先に挙げたWarpの代表選手のレコードとこれさえあれば、十分にBleepを堪能したと胸を張れる。
0人の方が、このレビューに「共感」しています。 2021/03/10
デトロイトテクノのオリジネイターよりもオリジネイターらしい音楽を送り出し続けているTerrence Dixon。Population Oneとしても知られる生粋のデトロイトテクノプロデューサーと言ってもいい。かつては、Juan AtkinsのInfiniti名義のアルバムにも参加するなどと言った経験もあり、いわゆるオリジネイターの魂と共に歩んできたネクストジェネレーションだ。昨今ではオリジネイターですら寄り道をしているような状況だが、彼はあくまでデトロイトテクノの肝の部分にとても忠実で、そのおいしい部分を余すことなく出す姿勢を崩さない。それでいて、古臭くもなく、懐古厨の自己満テクノでもない。今の時代においても生でリアルなデトロイトテクノと生き続けているがこその新しくもなく、古くもない音楽が彼の中にはあるかのようだ。
1人の方が、このレビューに「共感」しています。 2021/03/10
Andy Stottと共にインダストリアルなベースミュージックの潮流を作ったともいえるDemdike Stare。これより前に出された作品は、エクスペリメンタルというよりはアヴァンギャルドな面があり、ハラハラしながら聴いたが、本作はやや雰囲気が落ち着いている。とはいえ、インダストリアルやフットワークを絶妙なさじ加減で溶かし込んだ曲作りには相変わらずのセンスを感じる。先行してリリースされた12inchの曲も収録した3枚組限定盤が入手困難なのが残念でならない。
1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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