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Review List of bonovox 

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  • 3 people agree with this review
     2009/05/31

    このアルバムで彼らは初めて「抑揚」を音楽に注入する事になりました。

    首謀者はブライアン・イーノ&ダニエル・ラノワ。

    2人の根気強いプロデュース・ワークこそが、後にU2がとてつもないバンドに達するためには必然だったのです。

    1曲目のラリーのドラミングが既にそれまでとは全く違います。

    「Pride」でのPOP SONGとしての完璧な構成、次作に入っていてもおかしくない本作内で断トツの大名曲「Bad」。

    この2曲により、彼らは同時代のどのバンドよりも将来を約束された位置にまで辿り着いたのです。

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  • 3 people agree with this review
     2009/05/31

    初めて「SUNDAY BLOODY SUNDAY」「NEW YEARS DAY」を聴いた時の衝撃たるや。。。

    カルチャー・クラブ&DURAN DURANで洋楽に目覚めた私にとって、氷水を浴びせられた気がしました。

    その後その氷水は解けましたが、今ではどのアーティストよりも熱い音楽をこのバンドから享受してます。

    次作でキャリア最大の飛躍を遂げるのですが、実質的にはこのアルバムがなければ現在のU2は存在しなかったでしょうね。

    今聴いてもヒリヒリした音の塊が、否応なしに緊張を煽ります。

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     2009/05/31

    前作『So』に変わって、再びアーティスティックなアルバムを出すあたり、POP MUSICを演じる事はもう充分だったのでしょう。

    『So』みたいなアルバム(というかヒット・シングル向きな曲)は、もう二度と作らないぞ!宣言的な内容です。

    ワールド・ミュージックという漠然とした音楽要素に対して、己独自の音楽素養を投影して彼にしか創れない独創的な音楽に昇華するあたりは実に御見事。

    ポール・サイモン同様、”リズム”というものに対する取り組みが他アーティストとは別次元で機能しているお方です。

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  • 2 people agree with this review
     2009/05/31

    当時の録音技術及び最高のミュージシャンによって制作された、究極の1枚。

    ドラマーはジェリー・マロッタ、マヌ・カッチェ、スチュワート・コープランド(M1.では“ハイハット”だけ!)の3人、ベースもトニー・レヴィンに加え、ラリー・クライン、ビル・ラズウェルまでも起用。まるでスティーリー・ダンのような贅沢さ!

    プロデューサーはダニエル・ラノア。同年U2の「ヨシュア・トゥリー」も手掛けているが、本当に「優れた音楽には優れた音楽人」という教科書のようなアルバムです。

    M3.でのケイト・ブッシュの声も奇跡的な美しさ。

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  • 1 people agree with this review
     2009/05/30

    当時二十歳そこらで全てを成し遂げていたジョージ・マイケルの早熟天才ぶりが、後々になって評価された時には既にジョージはソロとして大勢した後でした。

    アイドル然とした売り出され方に本人は相当ストレスだった事でしょうね。

    全くスキの無い”完璧なPOP SONG”の中で、ふとカヴァーされているアイズレー・ブラザーズのナンバーが光ります。

    有り余る才能がソロで更に露呈されるとは、当時誰が予想出来たでしょうか?

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  • 1 people agree with this review
     2009/05/30

    基本路線は前作を踏襲しており、安心して聴けるアルバムです。

    もう「ヒット・チャート」を賑わせる存在では無いですが、未だに制作意欲に燃え、新作をリリースする彼の音楽家としてのポテンシャルは本物です。

    いつかまた「全米1位」をかっさらって欲しいのが本心なんですけど。

    ”ブライアン・アダムス”という記名性が、いつかBOSSやボブ・ディランみたいに絶対的なものになる事への願いを込めて、私は支持を続けます!!

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  • 2 people agree with this review
     2009/05/30

    もはや彼は「80’s洋楽ファンのためだけの存在」でしかないのでしょうか?

    いいえ、違います。

    このアルバムも「レックレス」を買った人の数分の一しか買っていないアルバムだと思いますが、そんなんでいいんですか?音楽業界って。

    評論家の皆さんや音楽ファンの人格って、そんなにコロコロ変わるものなのでしょうか。

    アーティスト本人は変わらないのに、何故こうもあからさまにセールスが落ちるんでしょうか??

    ブライアン本人が一番その辛さを味わっているはずですよね。。。

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  • 1 people agree with this review
     2009/05/30

    元キュアーのベーシスト:フィル・ソーナリーをプロデューサーに迎えての起死回生アルバム。

    M1.を聴いた時、キャリア最高傑作である『INTO THE FIRE』の1曲目「HEAT OF〜」に近い雰囲気を感じ”今回はやったな!”と狂喜したものです。

    スパイスガールズ:メルCとのデュエット曲「WHEN YOU’RE GONE」の素晴らしすぎる出来にも感動しました。

    しかし本作から彼の人気は”全米”から”全英”にシフトしました。

    アメリカ人のアーティストに対する興味って、短命なんですね。心から、失望します。日本の音楽ファンも同じですけどね。

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  • 4 people agree with this review
     2009/05/30

    メガ・セールスを記録したベスト盤の後のオリジナル・アルバム。

    しかしながら本作から彼の音楽人生で「全米ヒット・チャート」というものが縁遠くなるカウントダウンが始まってしまいました。。。

    M3.などは1位でもいいのに!と思いましたが、やはり移り気な”いつわりのファン”に裏切られたのですね。

    しかしアメリカでの見事なそっぽの向かれ方には、本当にビックリでした。

    1stシングルのPVが圧倒的に不評でしたがそれだけでアルバムを無視するのですから、第一印象って大事なんですね。

    お〜コワ!!(怯)

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  • 2 people agree with this review
     2009/05/30

    この頃が一番凄かったんじゃないでしょうか、彼の音楽人生で。

    映画「ロビンフット」のテーマ曲「アイ・ドゥ・イット・フォー・ユー」がバカ売れしたので、同じパターンの新曲「プリーズ・フォーギヴ・ミー」を加えての超強力ベスト盤。

    その後も映画「三銃士」「ドンファン」でもテーマ曲を手がけて全米No.1を獲得。

    しかし、絶頂を迎えたのと引き換えに後のアルバム・セールスが沈静化してしまうという皮肉な結果を招いてしまいましたね。

    予想以上に売れるというのも、アーティストに罪はないだけになんだか可哀そうですね。

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  • 2 people agree with this review
     2009/05/30

    前作の不評(誰だ?そう言ったのは!)からか、大そうなアルバムを作ってしまいましたね。

    デフ・レパードで飛ぶ鳥を落としまくっていたジョン・マット・ランジをプロデューサーに起用したから、音が完全にデフ・レパードそのまんま状態。

    聴いていて疲れるのに加え曲数も多すぎ。

    良い楽曲も多数あるだけに、ここまで長尺&コテコテ・サウンドにしなければ、もっと素敵なアルバムになったはずなのに。。。

    でもセールス的には完全に前作を上回り、キャリア安泰の絶対性を確保しましたね。

    ま、ファンとしては少し複雑なんですけどね

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     2009/05/30

    皆さんが”満点”を付けておいででそれが一番感動しました!!

    流石は解っていらっしゃる。(涙)

    ズバリ、キャリア最高傑作!意義は受け付けませんよ〜。

    ヒット規模は前作に劣るものの、楽曲に深みが増し感動の嵐ですよ。

    「ヒート・オブ・ザ・ナイト」「イントゥ・ザ・ファイアー」「ネイティヴ・サン」の3曲でキマリ。

    キース(G)&ミッキー(Dr)のプレイもこのアルバムでのものがベストですね。

    え?そりゃちがうだろ?って??だから言ったじゃないですか、「意義は受け付けない」って。

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     2009/05/30

    当時は多くのシングル・ヒットの中でも1位を獲った「HEAVEN」が一番名曲だと思っていましたが、時が経って聴き返すとキラー・チューンは「SUMMER OF ’69」だという事に気付きました。

    ライヴDVDでこの曲を聴くと、いつも涙が出ます。

    しかしながらこのアルバムは「売れるべくして売れた」というくらい良い楽曲が揃っていましたね。

    時代のニーズ&タイミングと、本人の若さゆえのハイ・ポテンシャルが完璧に合致した幸せなアルバムだと思います。

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     2009/05/30

    知る人ぞ知る存在だったロバート・パーマー(Vo.)の名が一躍知れ渡ったきっかになった点でも大きな意味のあるアルバム。

    DURAN DURANのA.テイラー&J.テイラーが、ファンクとハードロックを見事に融合し、更にトニー・トンプソンという希有なパワフル・ドラマーまで巻き込んでの正に”パワー”そのものの音圧に圧倒されます。

    残念ながらロバートとトニーが他界してしまいましたが、80年代に生まれたスーパーグループの名は永遠に語り継がれる事でしょう。

    A.テイラーのギターがとにかく素晴らしい!(特にM3.でのソロ♪)

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     2009/05/25

    1曲目を聴いた瞬間、前作『エレメンタル』を優に越えるオープニングに、私は言葉を失いました。

    アルバム全体のテーマは大変暗く内省的な歌詞が連なっており、ファンの方でなければ正直聴くにはシンドイ作品だと思います。

    しかし一度腰を据えて聴けば、このアルバムが歴史に残るべき芸術音楽である事が必ずやおわかり頂けるかと。

    久しぶりにデュエットに迎えられたオリータ・アダムスとの「ミー&マイ・ビッグ・アイデアズ」。こういう奇跡のように美しい作品と出会えるから、音楽ファン(TFFファン)を辞められないのですよ。

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