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　2004/04/05

昭和後期の東宝特撮を一手で支えていた中野昭慶から､川北紘一に事実上ﾊﾞﾄﾝ･ﾀｯﾁされた作品。それだけに大いなるﾌﾛﾝﾃｨｱ精神が特撮映像すべてに漲っている。生物感漲るｺﾞｼﾞﾗの造形然り､前作で散々に叩かれたｽｰﾊﾟｰXの汚名を注ぐｽｰﾊﾟｰX2のﾒｶﾆｯｸ描写然り。完全な続編として描くことで､前作の再評価すら喚起させた。惜しむらくは技術的問題から想定してたﾗｽﾄが実現できず､いささか尻切れﾄﾝﾎﾞになってしまったことか。川北は特撮ﾊﾟｰﾄだけ今現在の技術で撮り直したいらしい。是非実現してあげてほしいな。

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　2004/04/05

なにより致命的なのはｽﾄｰﾘｰが冗漫な点で､せっかくｶｯｺ良くなったｺﾞｼﾞﾗまで妙に鈍重に感じてしまう。明らかに監督がもうｺﾞｼﾞﾗ撮るのに飽きている。脚本にも疑問が多く､ﾌﾟﾛﾃﾞｭｰｻｰが今尚この脚本家を使い続ける理由がわからない。設定は面白いんだからもう少し練り込んでほしかった。最後にUFOから現れた巨大ｴｲﾘｱﾝの姿に劇場では失笑が漏れていたことも印しておこう。西田尚美は可愛かったのになぁ。

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　2004/03/31

古の善き時代が生んだ一大傑作ｴﾝﾀﾃｲﾒﾝﾄ。ｺﾞｼﾞﾗをｷｬﾗｸﾀｰ化しちゃった功罪はあれど､対決物としてこれ以上は望めぬ完成度の高い作劇に脱帽せざるをえない。本作の成功がなければ以後のｷｬﾗｸﾀｰ対決物､例えば｢ﾌﾚﾃﾞｨVSｼﾞｪｲｿﾝ｣なんかもありえなかったはず。P･ｼﾞｬｸｿﾝはｺﾚをﾘﾒｲｸする気はないのかな?(笑)

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　2004/03/30

女優釈由美子の底力を見せ付ける快演に加え､そこかしこに垣間見えるｱﾆﾒ系の演出に見事にｼﾝｸﾛした特撮が素晴らしい。総じてｺﾞｼﾞﾗが脇役に回ってしまった感があるが､それもｱﾊﾞﾝﾀｲﾄﾙの対ﾒｰｻｰ車戦の迫力でおつりがくる。劇伴も素晴らしい出来。文句なく面白い。そして続編はもっと面白い。

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　2004/03/30

ｽﾄｰﾘｰがｸﾞｼﾞｬｸﾞｼﾞｬなのは台本書いた監督自身が一番わかってること。それよりもｲﾝﾊﾟｸﾄ勝負の映像的迫力を優先した割り切りこそを評価すべし。ｵｰﾌﾟﾆﾝｸﾞのUFO映像に被る伊福部節ですべては決まったのだ。このﾀｲﾄﾙ曲ｶｯｺ良すぎ。

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　2004/03/30

ｼﾝﾌﾟﾙなｽﾄｰﾘｰ。円熟の円谷特撮。高揚感をひたすら煽る伊福部ﾏｰﾁ。素敵すぎて眩暈すら起こす水野久美。問答無用の傑作。欲をいえば､ｺﾞｼﾞﾗには田舎ばかりじゃなく大規模な都市破壊をしてほしかった。

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　2004/03/30

この映画全体を｢子供の見た悪夢｣と解釈してしまえば､なかなかの力作と思う。低予算ではあれど様々な映像表現で描かれる地獄絵図は怪獣映画の原点が｢恐怖｣にあると再認識させてくれる。ﾎﾞﾃﾞｨ･ﾍﾟｲﾝﾃｨﾝｸﾞをﾀｲﾂで処理しちゃったのが減点対象だな(笑)

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　2004/03/02

主演の夏川結衣をﾄｺﾄﾝ堕とし尽くした大傑作。ﾚｲﾌﾟ､ﾔｸ中､果ては本番風俗嬢と壮絶なｼｰﾝの連続。これほどの美女にそこまでやらせたからこそ､作品も光り輝く。石井隆を知るためにも､堕ちた夏川結衣に出会うためにも､絶対に観ておかなければならない作品。