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1 people agree with this review 2024/07/18
シリーズ開始からバラで集めている者にとっては残り分のCDの分売は有難く、メーカーの英断には感謝を申し上げたいです。しかしヘ短調に関しては購入を見送ることにしました。この作品はブルックナーで唯一提示部の反復が指定されているのですが、ティーレマンは第1楽章こそ反復を実行してますが、第4楽章では省略していて一貫性がありません。第3主題と第4主題は再現されない為、提示部で姿を現した後は2度と現れず、そのまま終結部へ向かい曲が閉じられてしまいます。スケルツォも短いので作品の後半は尻切れ感が否めなくなってしまってます。第1楽章も出だしこそは期待させますが、こじんまりと纏まってしまっていて醍醐味のような物が感じられません。反対に第2楽章のティンパニー強すぎて違和感を感じました。中間部はテンポが遅いままですが、ここは速めた方が作品に見せ場が出来て面白いように思うのですが。ティーレマンは作品に新たな面を求めようとしているのは分かりますが、それが良い結果には繋がっていないと感じてしまうのが残念です。星はメーカー側への感謝分です。
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0 people agree with this review 2024/05/29
ハチャトゥリアンの管弦楽作品は録音が上手くいっていないとつまらない演奏に聴こえてしまいがちだが、このCDは録音面の問題はクリアしているように感じる。交響曲3番は別動の軍楽隊やオルガンも加わる大編成の作品だが演奏時間は25分程とコンパクトである。ハチャトゥリアン特有の民族性と重圧な響きは旧ソ連の重戦車的な響きとマッチするのだが、西側オケの洗練された響きで作品をどう取り扱うかの一答を示したのがこの演奏だと思う。交響曲冒頭の主題がピアノ協奏曲の主題に似ているのも興味深い。このシリーズでは各協奏曲や交響曲2番が録音済で残りは交響曲1番のみだが果たして録音されるのだろうか?興味は尽きない。録音はライブだが雑音はないし拍手もカットされている。むしろライブならではの熱気が作品の表現にプラスに働いているように思える。ガイーヌの組曲には有名な「剣の舞」が演奏されている。
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0 people agree with this review 2024/03/24
初回発売時、グノーの交響曲を聴けるCDはこれだけだったと思います。交響曲を目当てに購入しましたが、「ファウスト」のバレエ音楽が良く、聴いたことがあるメロディーが2、3あったかと思います。初回発売も国内盤を買いましたが裏面の曲目リストが国内盤独自の物ではなく輸入盤の裏面に日本語で曲目を印刷しただけの形態になり、この頃からコスト削減が図られ始めたことを思い出します。輸入盤の裏面デザインのセンスが良いのはこの頃からで、それをコストを掛けて決まり巾着の形式に直すのも馬鹿らしいと日本のメーカー側も気づいたのかも知れません。パッケージ・デザインの仕様が変わったと言う意味でも印象に残っているCDです。
0 people agree with this review 2024/02/21
EMI(現、ワーナー)に録音を多数残しているプラッソンの珍しいDG録音。オネゲルは不得意なのでこの1枚しか持っていません。初回発売は輸入盤を購入したが、何年か前にSHM-CDが発売された時に国内盤に再投資しました。パシフィック231の231は機関車の動輪数を表しています。現在でもEFのFのように動輪数で機関車の車種が決まっているように、この命名法は引き継がれています。機関車が発射して加速していき停止するまでの様子が克明に描かれた名作です。同じ交響的断章の2番にあたる「ラグビー」も、その様子を描いたとされますが複雑で、これを聴いてラグビーの様子は思い浮かばないと思います。「夏の牧歌」が穏やかで美しく、聴き易い作風だと思います。全体的に鮮明で艶やかな響きの作品が多いと言う印象でした。録音は良好です。
0 people agree with this review 2024/02/17
SHM-CDにも再投資済みですが、初回発売当時にフランス音楽のスペシャリストだったデュトワによるCDです。殆どがこのCDの為の新録音でしたが一部が他の音源からの流用です。流用と言ってもDECCAの録音なので音質は折り紙付きです。モントリオールのホールは残響が長く、響きの美しいことで知られたモントリオール響を見事に捉えていると思います。デュトワはポップな感じの演奏をするのでこの辺を受け入れられるかが、CDの評価の分かれ道になるかと思います。Me Too運動で事実上、音楽界を追われる形になってしまいましたが音楽自体は優れています。
0 people agree with this review 2024/01/14
昔はガーゼと呼ばれていたが現在はガーデと呼ばれることが多いようだ。ニールセン以前のデンマークの交響曲作曲家で交響曲全集はダカーポ・レーベルからも発売されていた。CHANDOSもこのCDを皮切りに全曲を録音しているが2番以降は指揮がキタエンコから古楽演奏でお馴染みのホグウッドに変わっている。キタエンコとホグウッドでは作品の表現方法が当然異なってくる。キタエンコはロマン派の作品として捉え、テンポを部分毎に変更して大きい表現を目指しているのに対して、ホグウッドは古楽の演奏家らしく直線的なテンポ設定を行っている。まるで古典派の作品ような演奏ぶり。個人的にはキタエンコのような表現を好んでしまうが、お国モノのダカーポ・レーベル以外で全曲聴けるのは貴重でもあると思う。CDが破損してしまっているので(エラーにはならないが)、在庫があるうちに念のために再購入。
0 people agree with this review 2023/12/04
ポーランドの弦楽四重奏曲集となっているが、メインはモニューシュコの2曲の弦楽四重奏曲と思う。最近はポーランドのレーベルのCDが輸入されるようになり、今まで知られることがなかった作曲家の作品を目にすることが多くなっている。ノスコフスキやモニューシュコもそうした作曲家だと思う。ノスコフスキの変奏曲とフーガはテーマに続き8つの変奏の後、フーガが演奏される凝った構成となっている。テーマや最初の変奏は静かだが徐々に劇的な楽曲へと変わっていく、フーガはベートーヴェンに触発されて書かれたと思われる。モニューシュコの四重奏曲は明解なメロディーに溢れた作品だと思う。世代的にはシューマンやメンデルスゾーンに近いが、作風はその少し前のシューベルトに近い感じがする。シューベルトの有名でない四重奏曲が聴ければ、この作品も楽しめると思う。クルピンスキは後期ロマン派に位置するが、20世紀的な要素よりは19世紀的な要素が強い感じがする。ルストワフスキ四重奏団のメンバーはそれ程若くはなく、どちらかと言うと中堅クラスだと思う。演奏は静かな部分は少し静か過ぎるような感じはするが、大きな問題にはならないと思う。クルピンスキで一気にエネルギーを放出している。録音はダイナミックさを自然に捉えた感じだと思う。
12 people agree with this review 2023/10/12
既に5番までのCD5枚を購入しているので、この全集を購入しないと国内盤で全曲揃えられないのは困ってしまう。輸入盤を買えば揃えられると判断しているのかも知れないが、メーカーの姿勢が問われるような販売戦略どうしたものだろうと思う。へ短調や0番、1番がどのように演奏されるかは興味があるのだが。1番はCD時代になってあまり録音されていないウィーン稿と言うのも貴重な音源だと思う。スケルツォのダカーポがどのタイミングどうなっているのかは実演を聴いた訳ではないので不明。2番は第1楽章のコーダの前半部分を省略している。最近全集が発売されたネルソンスも同様。ネルソンスは第2楽章のミサ曲の動機を演奏しているとされる部分も省略しているが、ティレーマンは省略せずに演奏している。これらの省略はノヴァーク版の楽譜にも記載されていて省略して演奏しても良いようになっている(反復記号ではない)。古くはカラヤンや朝比奈などもそうしていて、むしろ省略せずにすべてを演奏している方がレアな演奏と言う状態になっている。エディションはギャラガンとなっているが、よく知られている1872年の1稿のギャラガン版ではなく、1877年のノヴァーク版の単純なミスを校正したギャラガン版の2稿となているようだ。実質はノヴァーク版と同じ。7番もCD時代に録音が少ないハース版を使用しているようだが、ティレーマンは4番で改訂版の影響でシンバルを使用している場面があるので、7番も純正ハース版ではなく、ティンパニーやシンバルを追加しているかも知れない。3番の2稿はハイティンクとの録音があるので、そちらとの聴き比べが可能である。
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0 people agree with this review 2021/07/21
全体的に少し遅めのテンポ設定だ。ドイツ的演奏と言うべきものだろうか。佐渡はこうした表現が好みのようだ。コバケンとは全く異なる演奏だ。この演奏の唯一の欠点と言うべきは、第2楽章のホルンソロの開始部分が弱すぎる点だ。この部分だけはもう少し音を大きくして、雄大さ的な雰囲気を醸し出してほしかった。
悲愴は好きな表現の演奏だ。第1楽章の第2主題の歌わせ方良い。ダイナミックさは少し足りなさ感じる部分もあるが、一発ライブ録音の制限の為かもしれない。咳などのノイズが聴こえる部分も一発ライブならではだ。セッションで再録音して欲しいところだが、様々な理由で不可能なのかも知れない。
交響曲2番、弦セレともにテンポが遅めに設定されている。決定的な破綻はないが、ドラマティックさや流れるような面白さもない。
0 people agree with this review 2021/07/20
チャイコフスキーを聴いてみたが、まずまず合格と言った感じだ。何よりオケがどっしり響いているのが良い。ダイナミックレンジとか美しさとかは犠牲にしているのかも知れないが。ピアノは若干音が大きい気もするが、曲との相性としては悪くない。オーケストレーションに手を加えている部分もあるが、オリジナリティーを破壊するほどのモノではない。また、その部分は数か所存在するのだが、全ての箇所で同じように手を加えているので、即興で変えたのではなく、首尾一貫して変更しているのが分かる。久しぶりに力強い協奏曲の録音に巡り合った感じだ。
小林のチャイ5は、第1楽章で主部に入って第1主題を唄ってトッティーへ移る際にテンポを極端上げるのが特徴であった。この表現方法はゲルギエフやその他、ロシアの指揮者などが採る手法である。個人的にはこの方法は好きではないのだけど。このCDは小林の円熟を経て、この点が良い方向に向かうのを期待したのだが、結果は悪い方向に向かってしまった。主部に入って第1主題を唄う所からテンポが極端に上がってしまうようになってしまった。更に第1楽章の終結ではティンパニーまで追加してしまうというオリジナルすら失いかねない状況だ。あまり酷さに以降を聴く気が失せてしまった。よく分からないがコバケンは、ただコバケンなだけで、いまいち評価が上がらないのは、こうした点に理由があるのかも知れない。
AVEXと言うとポピュラー音楽のレーベルと言うイメージだが、このCDの録音は優秀だと感じる。力強さに支えられてオーケストラが雄大な表現を行っているのを見事に捉えている。辻井のチャイコフスキーは中庸なテンポ運びだ。しかも何も色が着いていない感じであり、コンクール優勝に約束される初録音のような表現のように感じる。自分にはこの協奏曲の演奏は十分に受入れ可能な表現だと思う。今、辻井が同曲を録音したら、どのような表現をするのだろうか。辻井には、あまり色を付けないで欲しいと願う。
0 people agree with this review 2021/07/17
グリモーの皇帝は、一直線の表現と言うよりは少し思考を凝らした感じだ。比較的長丁場の第1楽章では、この傾向が強い感じがする。とは言ってもツィマーマンほどの灰汁の強さはないので大抵の人には受入れが可能だと思う。個人的には第3楽章の終わり方が好きだ。
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