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1人の方が、このレビューに「共感」しています。 2011/06/23
PVが先行発表された「Brian Eno」を聴いた所は 「ビートニクキラーズ」の世界続行ですね、という感想だったんですが CD聴いたら その世界続行というか、その世界一色。 ビートニクキラーズ好きなら間違いないです。 「Brian Eno」はまだ全然聴きやすい方でした。 他の曲の方が遠慮も手加減もなーし。 ひたすら攻撃的な音、挑発的な言葉の連続。 全部の音とフレーズが自己主張していて 隙あらば他全部を飲み込もうとするように微塵も引いてない。 あらゆる瞬間において「何か」と「何か」が対立し衝突し その反応のエネルギーが絶え間なくこっちに浴びせかけられる。 「ここを聴け!」っていうのもないね。 ただただ、この音の塊を受けてみろ!って言われてる感じ。 曲によってはクリップしたりする寸前のままだったり。 でもこの感じはこのアルバムの趣旨に沿っているな。 この事だけでも、今良く聴かれている曲に比べたら 十二分にアバンギャルドなんだけど 繋がりのあるような無いような曲展開とか 意味のあるような無いようなリリックとか 特に合間に差し挟まれる1フレーズの言葉の不条理性が かなり耳を引きました。 大体にして、既にあの女子声がヒキョーだよねー<すごく良い意味で これもコミで なるべく現状からかけ離れた方向へ次の事態を落とし込もう、的な。 現代芸術において「意外性」を持ち込むのは 常套手段と言えばまあ常套手段ではあるわけですが これは...天然なのか、計算なのか。 次々に変化する曲の構成図は コラージュ的と言っても良いかもしれません。 あるいは、作り手の脳内に浮かんできた色々を あんまりトリミングせずにそのまんま並べたらこうなったのかもしれないけれど とにかく、作り手の中にある 「うるせえ、あっかんべー」というフレーズに集約されるであろう 社会のあらゆる物に対する混沌としたコンフリクトが ザーザーと流れ出している、という印象です。 加えて、このエッジな音と言葉は 彼らの武器あるいは武装、の様な気もします。 内にはひたすらセンシティブなコアがあるような印象もあったりして。
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