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Review List of タカヒロ 

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     2009/06/25

    ジャケ・デザインの格好良さは今回の紙ジャケ化作品中では随一だと思う。まさにジョージのドクロ・ギターまんまのイメージ通り(笑)内容的には秀逸な佳曲を揃えながら…サウンドの悪さ(音質以前にギターの音そのものの安っぽさ)や作りの粗さが目立つのが非常に残念。例えばイントゥ・ザ・ファイアのギターソロの終わり部分の仕上げなんてデモ並みの粗雑さだ。もし、細部にもっと気を配って丁寧に仕上げてあったら次作に迫る完成度が望めただろう…

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     2009/06/24

    いよいよ今回待望のリマスター化が叶った訳だが、国内盤は遅かれ早かれこの音源を使っての紙ジャケSHM化が規定路線だろう。輸入盤はその先駆けという形だが…紙ジャケ・コレクターは逸る気持ちをグッと堪えて暫くは様子をみた方が良さそうだ。

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     2009/06/24

    ラウドネスの作品で個人的にはこれが最高傑作。彼らも時期やメンバーによって音楽性がコロコロ変わっているので一概な評価は出来ないが、キャッチーな曲から変拍子を駆使したプログレ的な曲まで、メロディアスな正統派HRスタイルを踏襲しながら実に巧く纏め上げられている。コアな部分とポップな部分が自然に融合した独特の世界観は彼らならではのアイデンティティーを強く主張している。

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     2009/06/24

    米アトランティック本社の連中から横槍が入り、タイトルがあまりにも直接的過ぎるとして変更を余儀なくされた曰く付きの作品。今回の企画で言えばこのUSバージョンと次作の日本語バージョンはイレギュラー・タイトルにあたるので、マニアックなファンにとっては必須のコレクターズ・アイテムだろう。

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     2009/06/24

    結局のところ、彼らの作品に評価を下せばどれも最高には届かないが、どれも平均以上になってしまう…そんな印象だ。これはHRバンドがアルバムを売る為の必勝パターンとしてのパワー・バラードの存在意義をレーベルに知らしめた作品でもある。ジャーニーやTOTOなんかはお得意の路線だったけど、所謂HRバンドと認識された中では彼らが一つのパターンを作り上げたといっても過言では無いと思う。しかし…このジャケはデザインがダサい(笑)

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     2009/06/24

    全くタイプの異なる二人のギタリストのソロの見せ場を存分に盛り込んだストレートで力強いロックンロール・ナンバーは前二作のOPのお約束だった…それがこの三作目にしていきなり意表をつく形でミディアム・テンポのドラマチックな曲に変わった。今思えば奇しくもそれはこのバンドが辿る方向性を示唆していたように思えてならない。これまで以上にシンセで音の隙間を埋め、更に何本ものギターが重ねられ細かいフレーズが歌メロの裏で踊る…当初の姿勢からは確実に変化したが、曲そのものは珠玉の輝きを見せている。

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     2009/06/23

    このアルバムが出た頃…ずっと憧れていた白いギブソン・レスポール・カスタムを新品で買った。それも今ではいい塩梅に褪せてジャケのランディが持つレスポールに勝るとも劣らない色具合になっている。当時プロモVTRとして流されたクレイジー・トレインの映像の中で動くランディの姿は、今では元ネタ音源と共に誰もが気軽にYouTubeで試聴出来る…この作品は歴史的名盤には程遠い作品かもしれないが、ランディ・ローズという一人の才能あるギタリストのアイデンティティーを示す遺産に値すると思う。

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     2009/06/22

    テクニカルなギタリスト二人を擁するHRバンド…それは彼らを語る上で絶対外せないポイントだが、そこに執着しすぎるとこの作品の良さは見えてこない。本作に於けるスタジオ・ワークの巧みさはTOTOなんかと比べても全く遜色ないし、非常に完成度の高い緻密なアレンジが施されているのが分かるはず。キーボードがより一層前面に出て音に彩りを与え、ギターが多少引いた形で溶け込んだ事も楽曲を第一に考えれば大正解だったろう。彼らの作品中では一番華やかに感じるし、80年代らしい明るさを満喫出来るお勧めの一枚。

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     2009/06/21

    デビューから順を追って聴いていくと分かり易いが…結局は彼ら(レーベル側の戦略も含めて)が作品を作る上で主軸にしている意図をどう受け止めるかが評価の分かれ目。粗削りでアグレッブな魅力を前面に出し、ライブ感に溢れた1stや2ndはアレンジ面では本作には遠く及ばないと思う。しかし一方、緻密に作り上げられた本作は完成度そのものは高いが同時に失ってしまったものも多い。セールス面が芳しくなかったのはプロモーションの問題もあるだろうが…皮肉にも彼らの器用貧乏的な申し分無い力量も災いしたのかもしれない。

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     2009/06/21

    商品レビューでも触れているが、その来日公演時に彼がクールだと気に入ったのが日本人にはお馴染みの神社の御守り。ジャケにもしっかり写っているので注目!(笑)

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     2009/06/19

    国内では彼の没後にCDのみで発売された為、紙ジャケには思い入れが無いが、リマスターの恩恵を受けて低価格で発売された事は喜ばしい。所謂寄せ集めの未発表作品集だが、不思議と纏まりがあり演奏自体のクォリティの高さも相まって、十分に一連のオリジナル・アルバムと肩を並べる完成度を誇ると思う。

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     2009/06/19

    本作の内容については以前述べた通りだが…今回ようやくリマスターされ、カットされた楽曲や新たに追加されたボートラで内容が一新された事は素直に評価したい。生前にリリースされた唯一のライブ盤であり、今回初めてリマスターされた他の作品同様に堪能したいと思う。

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     2009/06/19

    知らない間に紙ジャケ化されてた(笑)他のSRV単独の放置された作品同様にリマスターを待ち望んでいただけに嬉しい!!勿論、買いだ。

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     2009/06/18

    詩的な世界観もアルバムそのもののコンセプトも素晴らしいと思うが…肝心のサウンド・プロダクションがイマイチ。一枚の作品として考えると、抑揚の感じられない平坦さは単調で退屈に感じられる。

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     2009/06/18

    本作はアルバム全体の構成は前作とほぼ同じながら、バンドが崩壊しセッション・ミュージシャンが多く出入りした事による纏まりの無さが事あるごとに指摘される。実際そうなのだが、一方で開き直りの発想からかフリー・ジャズの要素が最も色濃く出た異色の作品。傑作では無いと思うが、二番煎じと揶揄されて酷評される程出来の悪さは感じない。首の皮一枚繋がった状況でレコーディング作業に取り掛かったであろう事を想像すれば…本作に渦巻く緊張や緩和、それに散漫さ等々いずれも感慨深い。

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