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ニグンノテイオー さんのレビュー一覧 

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     2021/07/24

    後半生は歴史漫画を中心に活動した横山光輝の戦国もの。落ち武者となっていた山本勘助が忍びの源蔵と出会い、武田信玄に仕えるまでを主に描いている。ただ山本勘助本人よりも源蔵の方がいいキャラしすぎて目立っている感じはあったし、濡れ場が妙に多いけれども横山画ではそこまでうれしくない感じは正直あった。それでもストーリーはそこそこ読ませるのがさすがに巨匠であった。

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     2021/07/24

    まだ新文庫版の刊行がここまで進んでいないのでこちらに。縄文晩期から弥生時代への移行期を描いており、これまでちょくちょく挟まってきた土器づくりの解説パートより、抜歯のやり方とバリエーションの記述に力点が置かれている。婚姻形態の逆転(婿入りから嫁入りへ)といった現象だったり、祭祀の複雑化などで身分や結婚未婚の区別、成人か否かといった区別を歯を抜くことで示したことが自然な解説ですうっと頭に入ってきた。

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     2021/07/24

    かつて映画にもなったマネーボールから数年、さらに進化した野球に置け鵜rデータ分析の成果を、ピッツバーグ・パイレーツの実例から紹介する一冊。あまりドラマ仕立てではない点はあるが、それでも野球好きにはたまらないであろう。中でも驚いたのにはピッチ・フレーミングの技術で、ゾーンギリギリの球をいかにゾーンに入っているかのように見せられる捕手を重視したことである。一見小さなごまかしのように思えたが積み重なれば馬鹿にできないという意味でも、固定観念を打ち砕いてくれた。

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     2021/07/24

    今世間の人が持っている世界のイメージは、転落と衰退に一直線で突き進むような問題が山積しているようなイメージがある。しかし、その世界像を持った人が簡単な地球における問題のテストにこたえると、適当に答えたチンパンジーよりも正解率が低いという。ちょっと繰り返しが多いが、世界はもちろんいいことばかりじゃないが間違いなく改善に向かっているという新しい事実を提供してくれる。もちろん統計の集め方・解釈に批判もあるだろうけども、今までの常識とやらに自分自身の思い込みだけでモノをいうよりはよっぽどいい。ということを教えてくれる。

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     2021/07/23

    太平洋戦争の戦地となった中でもフィリピンはトップクラスに過酷な戦場となり、その結果として対日感情は有史例を見ないほど悪化した地域となった。国交回復・賠償交渉も行き詰まりこのまま改善の芽はないかと思われたが、それを打開したのはボクシングだった。そんな中でも元国粋主義者・プロモーター・興行師・裏社会・そして選手たちがそれぞれの都合で動き、組まれた試合を通じ、国交回復という思いもよらぬ結果をもたらすことになった。ある意味ではボクシングという憎悪を拳でぶつけられる原始的なスポ―ツだからこそもたらされた効果なのかもしれない。

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     2021/07/23

    倭の五王から仏教伝来までを概観する第二巻。朝鮮半島に出兵したことで、卑弥呼以来途絶えていた海外との通交と記録が始まった時代、その後の継体朝と仏教伝来と本格的な国造りが進んでいく流れがよくわかった。この時代までは資料の少なさもあってか、まだ多分に想像の翼を羽ばたかせて書いているような感じはありました。

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     2021/07/23

    秦の滅亡、かの有名な鴻門の会から韓信登場、張耳・陳余の刎頸の交わりを誓った二人の決裂までを描く楚漢もの前半部のクライマックスに当たる巻です。とにかく見どころが多いのですが、その中であまり知らなかった刎頸の友を誓った二人のかけ違いからの憎悪へ向かうあたりが特に切なかったです。

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     2021/07/23

    水滸伝・三國志と中国歴史・文学漫画で実績を積み上げてきた横山光輝流の楚漢ものです。タイトルは司馬遼太郎の『項羽と劉邦』と同じですが、その再現ではなく、さらに元ネタになった通俗物語をベースにしているので所々違います。冒頭の光の玉をめぐって殴り合う二人の子どもの争いの夢だったりと少々ファンタジックな要素も含んでいるのが特徴です。三國志を読んでそのずっと前の時代はどうだったか、ということを手軽に概観できるのでお勧めいたします。

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     2021/07/23

    巨匠石ノ森先生が描き切った日本史が文庫で再刊。元の初版が平成なりたての頃なので、古代史研究が進んだいまとなってはキャプションの記述に古さは見えるけれども、マンガとしてはそこまで気にするほどでもないかな、と思われる。福岡の金印に関しては、周辺諸民族に銅・銀とランク付けされていたのを今更ながらにし知った。

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     2021/07/23

    母の社交界(浮気)人脈とユダヤ人富豪のお引き立てを味方につけた成り上がり者、というよくあるチャーチル伝では読めない彼の一面を表に出した日本語書籍では珍しい一冊。政治的出世のためにさまざまな戦地に兵士やジャーナリストの立場で赴き、政治家となってからは対独開戦に躍起になり、ととにかく戦いを求めた人生という印象を受けた。ただ著者当人としては「悪し様に書かずともチャーチルの行動からいやでも悪さが感じとれる(大意)」とおっしゃってるが、それでもネガティブな面の掘り起こしに熱心すぎると見えた。『大戦の英雄』の知られざる側面を見られて確かに面白かったが、あくまで多くあるチャーチル伝の一つとしてお読みいただいたほうが良い。これがチャーチルのすべてだと思いすぎるのは良くない。

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     2021/07/23

    毛沢東の近くにいた李医師の書き残した貴重な記録。あまりに面白すぎて信ぴょう性が不明なところも非常に多くある(毛沢東は生涯歯を磨かなかった説の元ネタ?)けれども、実際そんな気もしてくる筆力はさすがであった。古い本ではあるが一つの毛沢東像として読むには十分楽しめるはずである。

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     2021/07/22

    今となっては懐かしい感じの不良漫画。新聞メリケン・花バットといったトンデモ武器から、実際使えるかはわからないが妙に具体的な暴走・喧嘩テクニック、相撲編・甲子園編・大自然で遊ぶ回など、いろいろなものを取り混ぜて独特の世界を成している異色作。滅茶苦茶なようでいて不思議な魅力にあふれております。絵は最後まで成長しないけどそれもまた一つの味と思っていただけるようになるはず。

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     2021/07/21

    かろうじて理解できそうなところと、写真図版を主に見てのレビューです。前著からカラー化されて様々な病変の色・形がよくわかりますし、解説も難渋すぎる感じはなくて多少はついていけました。馬券予想に役に立つといったものではありませんが、競走馬のけが・病気による休養の話を聞くたび、その症状が具体的にわかってくるようになりました。

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     2021/07/21

    たんなるイラストでも写真でもなく、馬岱にボディペインティングをほどこして馬の動きを分かりやすく見せてくれる一冊。自分自身今すぐ乗馬を始める予定は別にないけれども、馬の絵を描きたいと思う方にもおすすめかもしれません。筋肉・骨の動きが直感的に分かりやすかったです。

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     2021/07/21

    ナチスの人種政策と戦争の関係、そして戦い破れたドイツ人大衆の被害者意識の変遷について詳細に分析している一冊。新書版で薄く見えても内容は決して薄くはない。ヒトラーが一兵士として第一次世界大戦を終えたころ、ドイツ国内での戦闘が起きないままに降伏したため『背後の一突き伝説』がうまれ、さまざまな状況を経てナチス政権が誕生する。そのあとに経済・再軍備と同等に重視されたノンが人種・民族政策であった。出産奨励・弱者の断種・ユダヤ人政策を国内でやりつくした後にヨーロッパに生存圏を確立するため、「ヨーロッパの人種構成を変える戦い」に踏み切ったと説く。そしてその戦いに敗れ、瓦礫の中で占領軍の暴行や単に生存に必死となって自らを、絶滅戦争の参加者でなく、戦争という災害の被害者にすり替えてしまった過程までを書いている。なんとも同じ敗戦後の国民として他人事じゃない物を感じさせられた。

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