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Review List of ニャンコ先生 

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  • 3 people agree with this review
     2013/05/14

    CD3と6を単発で所有している。フランドル楽派の音楽はルネッサンス音楽の中では非常に聴きやすく、フランドル絵画の庶民性に通じるものがあるように思われる。数年前に”Masters From Flanders”という充実した10枚組が廉価で入手できたが、もう廃盤になっているようだ。そうなると、廉価でフランドル楽派の主要作曲家の作品に触れることができるセットとしては、このセットが唯一無二の地位を持つこととなるだろう。編成は小さいが、一人一人がソリストの能力をもつ歌手たちの合唱である。安心して豊穣な音楽世界に浸れることを保証する。録音も良い。

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  • 2 people agree with this review
     2013/05/14

    シューベルトの弦楽五重奏曲を未聴の方は、ぜひお聴きになることをお勧めする。「大ハ長調」交響曲同様、その雄大さと深遠さを感じ取れる演奏でまずお聴きになるべきだ、と考えアルバン・ベルクQとシフの盤を推薦した。このブランディスらによる演奏は、それとは対極的な室内楽的緻密さを追求したもので、この曲の違った魅力(評者によっては「真の姿」と言うだろう)を存分に味わわせてくれる。八重奏と2枚組でこの価格なのもうれしい。八重奏の演奏は、はアットホームな楽しさを感じさせる、これまた名演である。

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  • 1 people agree with this review
     2013/05/14

    シューベルトの弦楽五重奏は、ちょうど交響曲「大ハ長調」と同様、それを聴いたことでシューベルトという作曲家への評価が変わってしまうほどの名曲にして大作である。演奏は、この曲の「大きさ、深遠さ」を適度に表現した演奏で聴くのがよいと思う。アルバン・ベルクQにシフが加わった当盤が最適であろう。

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  • 7 people agree with this review
     2013/05/14

    ひとりの指揮者が、円熟期にあって解釈の完成形を示した、と言えるシベリウス交響曲全集としては、ベルグルンド指揮ヨーロッパ室内管、マゼール指揮ピッツバーグ響、C.デイヴィス指揮ロンドン響と並ぶ業績である。(ヴァンスカ指揮ラハティやオラモ指揮バーミンガムの全集もすばらしい演奏だが、彼らは将来、解釈を深化させてまた全集を録音するだろう。)そうした全集の中で、このブロムシュテット盤をベストに挙げる評者も多い。私も、フル編成オケの優秀録音という条件つきで、全曲を通しての演奏水準の高さ、解釈の破綻のなさで総合点を付けるなら、この全集が最高だと思う。特に5番の、悠然と起伏をなして進み、最後の胸をえぐる和声に到達する演奏には聴く度に魅せられる。

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  • 3 people agree with this review
     2013/05/14

    シベリウス演奏の永遠の(は大げさとしても、おそらく21世紀の前半の間は)模範となるであろう、すばらしい全集である。録音も非常に優秀だ。今後何度も発売され、さらに廉価になったり、高音質盤で出たり、とお目にとまる機会が繰り返しあるだろう。だから、あえて「買うなら今でしょ」とは言わない。オーケストラ音楽を愛する方であれば、いつかは入手されることをお勧めする。

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     2013/05/14

    この2枚組と、5〜7+管弦楽曲の2枚組を両方買えば、最高の演奏による全集が廉価で出来上がる。80年代初期のEMIにしては録音が鮮明で良い(若干「音が軽い」という評もあるが)。同じ指揮者のヨーロッパ室内管弦楽団との全集を聴きこむことから始めた私には、やや大味と感じられる表現もあるが、このヘルシンキ盤だけ聴けば、そんな感覚をお持ちになる方はまずいないだろう。

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  • 0 people agree with this review
     2013/05/14

    1〜4番の2枚組とこの5〜7+管弦楽曲の2枚組を両方買えば、廉価にして最高の演奏内容を備えた全集の出来上がりである。録音が、80年代初期のEMIにしてはオフマイクすぎず細部が鮮明なので、分析的で緻密な演奏とよく合っている。緻密さとフル編成の迫力を兼ね備えた演奏により、各曲は、同じ指揮者のヨーロッパ室内管弦楽団との全集とは違った姿を見せてくれる。後者の全集を聴きこんでからこちらの全集に触れた私には、こちらの演奏がときに演出過剰、説明過多と感じられることもある。ボーンマス、ヘルシンキ、欧室内、と録音順に聴き進んで行ったリスナーの意見が、より正当な評価を表しているだろう。

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     2013/05/13

    輸入盤の”Christmas With L.price”と同じ盤である。こんど発売になる国内盤には対訳なども付いているだろうから、価格も安いし、国内盤のほうをお薦めする。「クリスマス関連CDは夏に買え(宗教曲など)」が廉価盤ゲッターの鉄則であるが、それを見透かしたかのような5月発売である。さて、演奏内容だが、カラヤンとウィーンフィル(「団員のアンサンブル」と記されているとはいえ)を使うからには、とプロデューサーが力をいれて案を練ったと思われ、選曲も演奏もすばらしい。プライスが管弦楽伴奏、英語で歌うアダンの”O Holy Night”が、オペラ的に盛り上げられていて印象深い。今ではこの曲は、マッテイがドレンガル合唱団と原語フランス語の歌”Noel”としてオルガン伴奏で録音したものが、私のファーストチョイスになっているが、LP時代にはそれこそ「擦り切れるほど」聴いたものだ。他の少年合唱をフィーチャーした曲も和やかで良い。

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     2013/05/13

    骨太なシューマンである。録音も濃密な四重奏の響きを適切にとらえている。3曲とも未聴な方で、メロスQのブラームス全曲とのカップリングには手が伸びない、という方には「まずはシューマンの四重奏、こんなに良い曲揃いですよ」とお聴きいただくためにお薦めしたい。しかし、ツェートマイアーQの1、3番を聴いてしまうと、この盤だけで聴いていたのでは分からない魅力がこれら3曲にひそんでいることを痛感する。

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     2013/05/13

    この演奏から受ける尋常でない感覚は、他ではめったに聴くことができないものだ。第2番の録音が待たれる。

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     2013/05/13

    名演、優秀録音ひしめく中とはいえ、このカップリングの「イチ押し」に挙げてもよい盤である。それほど良い演奏、上手い演奏であるし、録音が適度な解像度とマスの威力を備えている。レヴァインは勢いにまかせて押すようなことはせず、むしろ丁寧に音楽を進めていく。そこから自然と曲と演奏者がもつパワーが浮かび上がって迫ってくる。

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     2013/05/13

    曲目と演奏が全く同じ輸入盤を所有している。名演、優秀録音ひしめく中で「この盤が絶対お薦め」というわけにはいかない。(同じDGから、レヴァイン指揮シカゴ響の、演奏・録音とも当盤を上回る迫力の盤も出ていることだし。)とはいえ、当盤も色褪せることのない手堅い1枚であることは確かである。小澤のストイックな音楽は弦・打・チェとよく合っているし、マゼールがベルリンフィルの名人技を見事にドライブした管弦楽の協奏曲はオーソドックスな名演である。この演奏やEMIに入れたブルックナーの7、8番を聴くと、マゼールが「我こそがカラヤンの後任」と自負していたのがよくわかる。録音は、基本は自然なDGサウンドだが、マルチマイクで拾った「聴かせたい」パートを前面に出すかなり思い切ったミキシングもそこここで聴かれ、「マゼールは天下のDGさえねじふせているなあ」と感心する。

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     2013/05/13

    シューマンのピアノ三重奏は全集で揃えるのが便利である。中でもこの2枚組は、四重奏、五重奏まですべて揃う。演奏はもちろん一級品、録音もPhilips特有の上品な音色で、申し分ない。この内容でこの価格であるのがうれしい。あとは、エラート原盤で国内盤で出ているユボーらフランスの演奏家たちによる2枚組(こちらは五重奏を省くかわりに三重奏の「幻想小曲集」を含む)とどちらを選ぶか、である。既に五重奏と幻想小曲集のどちらをお持ちであるかによって決められればよいだろう。

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     2013/05/13

    グリーグのヴァイオリンソナタはぜひ全曲盤でお持ちになることをお勧めする。3曲ともそれぞれに違った魅力のある佳曲だからだ。この盤は演奏水準の高さ、録音の鮮明さ、価格の安さ、あらゆる点で自信をもってお薦めできる。もう少ししっとりした表現をお望みならデュメイ、ピリス盤がリーズナブルな価格に下がっているのでそちらをお選びになるのもよいだろう。

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     2013/05/13

    シューマンのヴァイオリンソナタ3曲は、グリーグの3曲と同様、全曲お持ちになることをお勧めする。3曲を1枚で聴ける廉価盤は、現在このBeikircher盤とScandinavian Classicから出ているSchneider盤くらいのようである。ARTE NOVAの室内楽はだいたい水準以上の演奏が聴けるので、とりあえず全曲を聴くため当盤を購入した。曲はどれも良い。演奏は速い楽章で技術の危うさがちょっと目立ち過ぎて、いただけなかった。録音は適度にホールトーンを拾っていて聴きやすい音である。schneider盤を他サイトで試聴したら、やはり速い部分でモタツキが目立ち、しかも録音が残響少なく生々しすぎて聴きづらい印象を持った。とりあえずの1枚として本盤を推薦する。もちろん、名のある奏者の、もっと弾けているであろう演奏を、2倍3倍の金額で購入する価値がある曲集であると保証する。

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