トップ > My ページ > ladolcevita さんのレビュー一覧

ladolcevita さんのレビュー一覧 

検索結果:4件中1件から4件まで表示

%%header%%

%%message%%

  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/04/09

    HIGH FIVEの名ピアニスト、ルーカ・マンヌッツァの本命プロジェクト、自身の音楽的ルーツである『60年代ハードバップ〜モーダル・ジャズ』へのトリビュート、とのこと。

    基本的にオリジナルに忠実でありながらも、ここでは完全に現代のサウンドを聴かせており、懐古的な印象はまったく受けない。
    あらためてオリジナル楽曲の完成度の高さを思い知らされ、あわててオリジナルを聞き返してみたところ、逆に本作のアレンジ、ハーモニー、構成力、音楽的完成度の高さに腰を抜かされた。
    ソロの爆発力や各人の個性については意見が分かれるところとは思うが、さらりと聴かされているようで、あらためてよく耳を澄ますと各人がとんでもなくレベルの高い演奏をしていることがわかる。

    サウンドの全体的な感触としては、7曲目「GREW’S TUNE」のオリジナル収録盤『Hand In Hand/MULGREW MILLER』(1992年録音)あたりのサウンドを彷彿とさせるが、気がつけばもうあの頃から20年近くが経過。。
    個人的に「現代ハードバップ〜モーダル・ジャズ」の空白の20年間を埋める殿堂入り候補作品となった。

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/01/20

    拍手や歓声が入るまでライヴ盤だということに気付きませんでした。それでいてクラブの雰囲気/空気感をうまくとらえており、ひとつの「録音物」として大いに楽しめました。(24bit/96kHz録音だとか)聴き所は、メロディックかつ人なつっこいトーンのペット、話題のマックス・イオナータの堂々たる吹きっぷり、リズミカルで上品なピアノ(ラス・フリーマンとヨーロッパ系ピアニストは相性良いかも)、力強く前に押しやるベテランのリズム隊といったところでしょうか。こんな自然かつ熱いライヴを見る機会もなかなかないので、チケット代として考えてみても2500円のこの出費には納得です。最近パッケージでリイシューされたシェリー・マンのBlack Hawk全曲集とあわせてどうぞ。

    3人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2009/07/27

    現代ヨーロピアン・ジャズ好きの友人に薦められて聴いたこのアルバム。
    小生、どちらかというとアメリカの60年代ジャズを聴くことが多いが、このアルバムは平日の夜、あるいは休日の午後から夕方、自宅で何気なくひとりの時間を過ごす時の個人的定盤になっている。
    感触としては、ドン・フリードマンの「サークル・ワルツ」を現代的な音で聴いているような感じ、だろうか。

    てらいが無い、心地いい演奏が中心の前半から、African Flower, Sno’ Peasなどちょっとひねった選曲の中盤を経て、ジャズ・オリジナルやスタンダード中心の後半では「熱気のこもった美しさ」で、ぐっと盛り上がってくる。
    このあたりは、個人的にはまさしく我が意を得たり、という感を抱かされた。

    また、シンバル類とウッドベースの音(録音)が良いことも、最後に付け加えておきたい。

    3人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 5人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2009/07/19

    昨今、ハイファイヴの成功に便乗して、イタリアものであれば誰も彼もが「ハイファイヴ」あるいは「イデア6」というキーワード/タグを掲げており、実際に試聴してみるまではこうしたセールストークはまったく信用していないが、本作はまぎれもなく現代の伊ハードバップの旨味を最大限に聴かせる快作となる。

    イオナータの力強く機知に富み、それでいて自然な歌い回しは、日本の多くのリスナーにとって最もジャストなところに響くであろうし、ボッソにしてみても、ここ数年のその歌心溢れるスタイルから、イオナータとの組み合わせに文句はない。

    マンヌッツァのモーダル感漂う現代的な楽曲も好感度高く、一方でテレスフォロを迎えたビバップも、現代的感覚を保ちつつまったく無理がなく、是非リーダー作を聴いてみたいもの。

    さらに言えば、売れ線のDJ路線、クラブジャズに迎合していないプロデュースは正解。長く楽しめる一作となろう。

    5人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

検索結果:4件中1件から4件まで表示