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1 people agree with this review 2011/07/11
PopolVuh(=F・フロッケ)や、ASHRA(=M・ゴッチング)の音楽が、時を閲しても多くの根強い愛好家に好まれるのは、実は、根底に確固とした音楽性を持ち、それを崩したところにある作品だからと感じます。人類のDNAに刻み込まれた何らかの遠い記憶を呼び覚ます独特の作品群。決して難解ではなく、心地よい麻薬のような異界感覚。実は、プログレの巨人、Mike Oldfieldと共通する音楽性、メロディの快感を感じます。スクラッチノイズだらけのLP以来、何度も何度もCD、輸入版のゲートフォールドCD、日本版の紙ジャケット、何度か編まれたBOXセット、と買い続けていますが、今回は、趣向を変えたRIMIXとのセットなので、またまた楽しみです。
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3 people agree with this review 2011/07/11
文字通りシンフォニックロックの極北。冒頭に提示される8音のテーマを「変奏魔」Mike Oldfieldが、シリアスな交響曲同様にありとあらゆる変奏を繰り広げます。メロディの美しさ、複雑で重層的なアレンジ、天空を舞うギターソロ、マディ・プライアの暖かく染みとおる歌声。(イギリスの古典詩人の詩をMIKEがアレンジして歌に仕上げたよう)。(この作品を引っさげてオーケストラ帯同で行ったツアーで大赤字を出したのも有名。) 今回のリマスターは、正直期待していませんが(Mikeのリマスター作品は、概ね原典ヴァージョンより劣ると感じる)、レアトラックに大いに期待しています。DVD化された「SPACE MOVIE」で聞くことの出来る、インカンテーションズPart4の展開部に合唱が入ったヴァージョンが、聞けるのではないかとひそかに期待しています。 発売が待ち遠しくて溜まりません!!!
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0 people agree with this review 2011/07/07
(きっと)誠実な人間性に裏付けられた美しいメロディの中に人生のとても大切な一瞬を織り込む音楽家ドルリューとトリュフォーとのコラボレーションは、モリコーネ&レオーネ、ポポルル・ブー&ヘルツォーク、ロータ&フェリーニと並ぶ映画作家と音楽家の幸福なる「結婚」の最良の結果であると思います。幾度も編まれてきたコンピレーションですが、今回もまた迷わず購入します。 苦しくなるほど甘く美しく香気溢れるメロディ満載の「恋のエチュード」、何故かフルサイズでのレコード化されていない「アメリカの夜」。。。。 CDパッケージのデザインも素敵ですよネ。 今は亡き、二人の作家にまた思いをはせるとしましょう。
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0 people agree with this review 2011/06/17
特別宝塚歌劇に興味が有った訳では有りませんが、「愛と青春の宝塚」岩手公演のTVスポットで使われていたこの曲のメロディが感動的で、その後BS2で湖月わたるさんの版をオンエアーされた時全編を見て、大変面白く、かつ感動させていただきました。(手塚治虫先生へのオマージュも大変うれしく思いました)。 その主題歌のCDが出ていると知り、早速注文しました。(店頭で買うには、自らの年齢風貌から躊躇しました。(笑))
「ミスター・マンディ」「天使の兵隊」などのオリジナル・キャストのヒット曲や、「恋のかけひき」とか、自分のお気に入りの歌が、調べていくと、デニス・ランバートとブライアン・ポッターのコンビによる作品だとわかり、あわてて注文しました。 筒美京平さんのあぶらの乗っていた次期に、好きな歌がどれもこれも筒美さんの作曲だった!といった経験を思い出しました。
お亡くなりになる寸前まで神戸の復興への熱いエールを送り続けていた英五さんが、いまの東北大震災を目の前にしたら、きっと全てをなげうっても現地に駆けつけ奔走したことと思います。亡くなってなお、幾多の人々に希望と勇気と、人としてあるべき姿を訴え続けるその魂に、自分も何かしなくちゃ、と肩を押される思いです。 英五さんの歌を歌いたい、そう思った歌い手たちの真摯な歌と、作者本人の歌が聞き較べできる面白さ、そこから浮かび上がる歌のもつ強い生命力、ため息がでるほど素晴らしい。
0 people agree with this review 2011/06/14
ますます快調のシーズン4.このBOXでは、間違ったリスペクトを持った日本での犯罪が描かれ、TOKYOでのロケも行われています。「あの、」東映の大俳優もゲストで出ています。 シーズン5のリリースも決まったことも、ファンとしてはうれしいかぎりです。
ものの感じ方は人それぞれですね。私はCSIも好きですが、NHK/BS2でのオンエア当時から、真摯な捜査員たちの戦いの姿に胸を打たれ、すっかりはまってしまいました。24とかCSI以降のスピィーディでトリッキーとも思える場面展開を期待すれば確かに地味に思えるかと思いますが、そこに描かれた社会の病巣を描く上で、本作のようなシリアスなスタイル以外には考えられないと思います。(このシリーズがお好きなら、ロー・アンド・オーダーもお勧めです。) なお、主役のA・ラパリア、どっかで見たことが有ると思っていたら、グリシャム原作の「依頼人」に、全く別人のような若き日の勇姿?が拝めます。
0 people agree with this review 2011/05/18
晩年のシュールな作品もそれなりに面白いのですが、全盛期の作品群は、かわいい子猫をなでているときと同じような愛おしさを感じさせてくれる無邪気で楽しい「こどもごころ」充溢のワンダーランドです。昭和の駄菓子屋さんの店頭で、くじをひいたときのようなワクワク感一杯です。 赤塚不二夫センセーの「おでかけですか?のお掃除おじさん」などは、杉浦先生へのリスペクトであることは周知の事実でしょう。装丁も昔の貸本マンガを模しており、持ってて楽しい作品です。絶版にならないうちに慌てて買いましょう。
0 people agree with this review 2011/05/12
書店店頭で見ると一見コンビニコミック風の安っぽい装丁なので、1000円もするの?と思いましたが、購入しシュリンクをはがすと、当時の色彩を忠実に再現した見事な復刻となっていて、これは安い!とひざをたたきました。 40年前、筑摩書房の画期的な叢書シリーズ「少年漫画劇場」で初めて出会って以来杉浦茂にのめりこむきっかけとなった弾丸トミーをはじめ、名作3作がたっぷり堪能できます。非常に良心的な本です。売り切れないうちに購入をお勧めします。
曲目詳細が出ていないのですが、ボーナストラックは、前回のエクストラバージョンと重複するのは2曲のみで、4曲の初出が入っています。また、DVDは、オリジナルの8曲を、高音質のオリジナルMIX、新サラウンドMIX、昔発売されたと思しきオリジナル4チャンネルMIXを選択できます。だから、以前のCDをお持ちでも、ファンなら押さえておくべき内容です。(・・・私も、LP以来、4回目の購入となります。。。) 因みに、昨年亡くなったキーボード・ウイザードwoolly wolstenholmeに捧げられています。
0 people agree with this review 2011/05/09
ブックレットの解説も全く読めないが、ロックやポップスの名曲を赤ちゃん用にアレンジした(日本人の感覚からしたら)ブットんだ企画もの。考えられますか?あのロジャー・ウォータースのつむぎ出したトラウマに満ちた名曲の数々を子守唄に聞いて育つ子供の行く末を・・・。アレンジは、想像以上に良く出来ていて、ピンクフロイドの作品のこんな切り口もあるのか!と新鮮な驚きも。 ロウバジェットだし、買って損はない、というところでしょうか。
0 people agree with this review 2011/05/04
ジョン・リーバスの魂の彷徨を追い続けてきた傑作シリーズ最終作。読みきるのがもったいないはずなのにいつもの重層的な物語を一気呵成に読み終えてしまいました。 が、早川書房様、まだまだ未訳の作品がありますよね。待ってますから、是非全シリーズの完訳お願いいたします。
まさか書かれると思わなかったパトリック&アンジーの最新作にして(恐らく)最終作。正直、12年の間に書かれたノンシリーズの傑作群や、文学的な香気に溢れた素晴らしい短編の数々から、本作は、以前のシリーズとかけ離れた契約消化か、肩から力を抜いた読者サービス的な水準かと半ば期待半分で手に取ったが。 読者にも、登場する人々にも、そして作者にも「つけが残っていた」12年前のつらい事件の「正しい」後日談であり、解決編ともいうべき、ずっしりと心に響く作品でした。 ちょうど今集中的に見ているアメリカの人気シリーズ「ロー&オーダー性犯罪特捜班」の感触にも似ており、より一層引き込まれました。(パトリック&アンジー」がお好きな方は是非見ていただきたいシリーズです。) また、訳者解説でも触れられていますが、廉価版になっている「ゴーン・ベイビー・ゴーン」のDVDも絶対お勧めです。
0 people agree with this review 2011/05/02
ますます面白くなるシーズン5。悩みながら、怒りながら、悲しみながら、正義(信念)の為に真実の追究の手を緩めることのない刑事たちの姿に胸を揺さぶられます。このシリーズの隠れた楽しみは、往年の映画スターが、ゲストとして顔を出すところです。このシーズンも、トリュフォーの傑作「アメリカの夜」などで苦しいほど美しかったジャクリーヌ・ビゼットとか,ロボコップなどのナンシー・アレンなどの「現在形」が、うれし(くもあり、複雑な点もあり・・・)いです。シーズン6以降のリリースに期待しています。
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