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最後の音楽

イアン・ランキン

User Review :5.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784150018412
ISBN 10 : 4150018413
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2010
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

ロシアから逃れてきた亡命詩人が殺された。捜査線上にはリーバスの宿敵、カファティの影も浮かぶ。引退を控えたリーバスは、事件を解決し、有終の美を飾れるのか…。リーバス警部シリーズ、堂々の完結。

【著者紹介】
イアン・ランキン : 1960年スコットランド生まれ。リーバス警部シリーズは、97年に『黒と青』でCWA賞ゴールド・ダガー賞、2004年に『甦る男』でMWA賞最優秀長篇賞を受賞した

延原泰子 : 大阪大学大学院英文学修士課程修了。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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ジョン・リーバスの魂の彷徨を追い続けてき...

投稿日:2011/05/04 (水)

ジョン・リーバスの魂の彷徨を追い続けてきた傑作シリーズ最終作。読みきるのがもったいないはずなのにいつもの重層的な物語を一気呵成に読み終えてしまいました。 が、早川書房様、まだまだ未訳の作品がありますよね。待ってますから、是非全シリーズの完訳お願いいたします。

nasso さん | 岩手県 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • まふ

    第1作から20余年にわたり1年1作のペースで書き連ねられてきたリーバス警部シリーズが、彼の定年退職を迎えて最終作となった(らしい)。「中年のうだつが上がらない警部」という人物像は他のシリーズものでもよく見かけるが、リーバス警部は美人の助手シボーン部長警部とのコンビが魅力的である。あと10日で退職なのに懸案のマフィアのボスとの対決を総決算として決着つけるところが読者としては嬉しい。シリーズのフィナーレに相応しい、なかなか充実した作品であった。G545/1000。

  • NAO

    リーバスの定年退職間近に起きたロシアの亡命詩人殺害事件。引退までになんとしてでも事件を解決したいと意気込むリーバスだが、最後の最後までリーバスにあまりにも敵が多いことに驚かされる。最後の最後まで話が読めないという点では確かにスリリングだが、この結末は「すごい」と思う人と「それはない」と思う人とに分かれるのではないだろうか。私は、「ちょっと、それはないな」と思った。

  • 星落秋風五丈原

    【ガーディアン必読1000冊】今回はご丁寧に章が一日ごとになっており、リーバス警部ラストデイズへのカウントダウンを意識。警察の外を離れた所で彼の理解者がいる。宿敵と目されているカファティがその人だ。今回彼とじっくり話すシーンがあるが、お互い散々煮え湯を飲まされていながらも、「あいつはあんな事しない」と言葉に出さなくても信じ合っている関係が見て取れる。リーバスの考える正々堂々なやり方で決着をつけて欲しいと読者も願っていたはず。さて、クリフハンガー的な彼の生死は『他人の墓の中に立ち』で明らかになっているのか。

  • bapaksejahtera

    主人公の年齢と並行して作品を重ねてきたシリーズも、本人が60歳の定年を迎えた。本作はその退職迄の10日間を描く。ロシアからの迫害を逃れて詩人がスコットランドにやってきた。彼が殺されているのが見つかるというスタート。この時同時に訪れていた露からの経済使節団を率いる男が怪しいとリーバスは睨む。リーバスは残された10日のうち早々に警察本部長を「うすのろ野郎」と呼んで停職になる暴れようだが、却って市民としての自由を得たとばかり動き出す。決着の付け方が爽快とはいえないが、かなり楽しめた作品。未だ最終巻でないらしい。

  • リーバスさんリタイア直前の10日間、むっちゃ盛りだくさん。そして、宿敵が!こんな幕引きだとは、想像できずでした。シリーズ読み切ったと思ってましたが、まだあるようですね(^^)

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