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Takaaki Kondo (Tokyo Jazz Review) さんのレビュー一覧 

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     2014/02/07

    Ernest ”EC3” Colemanはイタリア生まれのComposer、Drummer。Virginia州の「Naval Conservatory of Music」で学び、卒業後はNavu Banへ参加。その後LAに移りSingerのLoretta Hollowayのバンドのmusical directorに就任。12年間で数回の世界ツアーを行い、シンフォニー・オーケストラの指揮も務める。その後Las Vegasに移り、Frank Sinatraの専属Pianist兼コンダクターであったVincent FalconeのTrioに参加したのを皮切りに、Frank Sinatra、Kevin Toney, Kenny Burrell, Russell Malone, Lorendo Alameida, Lorez Alexandria, John Clayton, George Cables, Herman Riley, Charlie Owens, Vic Damone, Diahann Carroll, Pudgy, The Caesar Palace Orchestra, The Harrah’s Tahoe Orchestra, The Harrah’s Reno Orchestra,The Las Vegas Symphony等と共演。2011年にリーダー・アルバム“Her Eyes at Sunset”をリリース。

    本作、”Its All About the Rhythm ”はEC3の2枚目のリーダー・アルバムです。
    まずはメンバーが豪華絢爛ですね。Afro-Cuban and Latin Jazz系からStraight-ahead系まで勢揃い。

    OpenerはPedro Flores作曲の”Obsession”。ダンサブルなラテン系ジャズです。ゴキゲンです!Teddy BakerのぶっとくてゴリゴリのTenor Saxが曲にマッチしています。ソロはSammy Manguia(piano)~Endingに向けてTeddy Bakerが吹き倒します。カッコイイ!驚くのはEC3のアレンジが秀逸なこと。シンフォニー・オーケストラのコンダクターという経歴も伊達じゃありません。

    2曲目は、ナンとFrank Fosterの「知る人ぞ知る名曲」、”Simone”。泣けるんだよなぁ、この曲。良いセンスしとるね、EC3! Janelle Gillの靭(しな)やか且つ力強いピアノ・ソロが非常に美しい。大好きなんだよな、Janelle Gill。McCoyの影響大なダイナミズムと壮大な構成。短いソロがまるで1本の映画を観たような「後味」を残してくれる。なかなか居ません。こういうPianist。音色も大好き。”彼女”(ですよ!)の演奏はMarshall Keys, Kenny Rittenhouse, Nasar Abbadeyのアルバムで聴けます。

    Herbieの”Chan’s Song”でのJanelle Gillがまたしても素晴らしい!EC3は自分がリーダーだからってDrums Soloを連発するような愚は犯しません。あくまでもBand leaderでありSound Desingner。全体を見ています。流石です。

    Trioで演奏される、Kenny Barronの「気が遠くなるような名曲」(笑)”Sunshower”では、William KnowlesのピアノとMark Saltmanのベース各々のソロと、やっとリーダーのソロも聴けます。

    Ceder Waltonの”Ojos de Rojo”(これも名曲)から、締めくくりはStevieの”Overjoyed”をLatinで。サイコウです!

    EC3のDrumsですが、まず音色が非常にいいです。気持ちイイです。リズムは重厚ドッシリ系。無駄な手数は出さずに「ココ!」という時に入れるFill Inがセンスに溢れていて最高なんですね。Straight-aheadなJazzからR&B、Afro-Cuban, Latin系まで「引き出し」がとっても多くて、最適なメロディーを(ドラムで)奏でています。大好き、こういうDrummer。

    全体に「Band Leader/Musical Director/Arranger」としてのEC3の才能が光る、非常に丁寧に創られた素敵な作品です。

    選曲良し!
    アレンジ良し!
    演奏良し!
    オマケに録音も良し!

    で、言うことナシ!

    Highly recommended!

     Personnel

    EC3: drums
    Sammy Manguia: piano (1, 4,10)
    Michael Bowie: bass (1-5, 7, 9-10)
    Dominique Patrick Noel: percussion (1, 3-6, 9-10)
    Teddy Baker: tenor sax (1, 7, 9)
    Arch ”Al” Thompson: flute (1, 4, 9)
    Janelle Gill: piano (2-3, 5, 7, 9)
    Clint Hyson: percussion (3, 5)
    Paul Jung: percussion (3, 5)
    Laura Sosa: vocal (3)
    Dr. Jose Manuel Garcia: piano (6)
    Craig Shaw: bass (6)
    Francisco ”Frankie” Quiñones: percussion (6)
    Melvin Jones: trumpet (6)
    William Knowles: piano (8)
    Mark Saltman: bass (8)

     Track Listings

    1. Obsession (Pedro Flores)
    2. Simone (Frank Foster)
    3. (Summer) Estate (Bruno Brighetti)
    4. Mambo Inn (Mario Bauza)
    5. Chan’s Song (Herbie Hancock)
    6. (They Long To Be) Close To You (Burt Bacharack)
    7. Speak Low (Kurt Weill)
    8. Sunshower (Kenny Barron)
    9. Ojos de Rojo (Ceder Walton)
    10. Overjoyed (Stevie Wonder)

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     2014/02/05

    スペインで活躍するポルトガル出身の人気ピアニスト、Abe Rabade (1977- )のレギュラー・トリオによる最新作。全てオリジナル曲で通した2010年の『ZIGRAT』、2012年の『A MODE』に次ぐ第3作目である本作は、一転してスタンダーズ集。Jazz Pianistとしての腕がハッキリと出ます。

    OpenerのColtraneの”Like Sonny”が流れた瞬間、思わず「Yeah!」。カッコイイです!ラテン調のリズムの乗せて「D-A-F、C-G-E、D-A-F、 F△(major triad) /G△」という音型のベースラインを核にした48小節のIntroから始まります。既にAbeの流麗なアドリブに魅了されます。

    そして、さらっと聴くと何でもないのですが、ハッと気付けば「5/4(拍子)- 6/4」が交互に繰り返されています。流石に凝ってるなぁ。でも聴いていて「難解」と思わない。単純にカッコイイと思う。「難しいことを演るために難しいアレンジにしている」のでは無い。この辺がDebut Album”ZIGRAT”で見せた芸術的なホーン・セクション・アレンジメント能力の本領発揮、ってところですね。

    テーマを挟んでPiano Soloに入って行きますが、楽理的には現代Jazz最先端の凝ったフレーズを弾いているのにメロディアスでカッコイイ。高いQualityとEntertainment性を両立させている素晴らしい音楽です。

    Milesの”Solar”でクラスターを多用したFreakyなアドリブを展開したかと思えば、Thelonious Monkの”Four in One”ではバリバリ正統派Be-Bopを聴かせる。Barry HarrisやKenny Barronを「師」と仰ぐ「正統派Jazz」をベースに、Portugueseならではの「色」をはっきりと出している”Highly Original”な音楽です。

    とにかくアルバム全体のQualityが高い!
    高すぎる!

    こんなに「飽きずにカッコ良く」最後まで聴けるPiano TrioのAlbumは滅多にお目にかかれません。

    素晴らしいの一言です。

    Piano Trioファンには自信を持ってお薦めします。

    迷うこと無く「買い!」ですよ!

    Highly Recommended!

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     2012/03/02

    とんでもなく音質が良い。秋葉原のオーディオビルの1階〜7階までのすべてのフロアでこの盤が試聴用に使われているのを目撃。さもありなん。またSACD層とCD層で別々のマスタリングをしていて「一粒で二度美味しい」。もちろん演奏も極上。

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     2011/01/16

    オマケみたいな値段だっったので、ほとんど期待しないでついでに買いました。聴いてびっくり!冒頭のYURI GOLOUBEV(bass)のアルコ(弓弾き)に「オオッ!」と仰け反りました。Jazzのアルバムでこんなに美しい音色は聴いたことがない!このロシア人ベーシストはクラシック奏者としても一流なんですね。道理で。そしてリーダーのDARIO CARNOVALEのピアノも、LUCA COLUSSIのドラムも素晴らしいの一言。曲良し、演奏良し、オマケに録音も極上。何でこんなアルバムが1,000円なの?ヨーロッパ系、ECM系のPiano Trioが好きな方は迷わず「買い」です!!文句なし!

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     2010/09/27

    ここ数年発売されたピアノトリオ作品で一番良く聴きます。

    痛快そのものです!

    最高!

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     2010/04/01

    最高です!Jane MonheitのDVDで存在知ったJoel Frahmですが、こんなに歌いまくるサックスは聴いたことがない。テナーサックスの美味しさ満点の演奏です。音色もTenorらしい骨太さを基本としながら都会的で垢抜けた素晴らしい音。はっきり言ってこのヴィーナスレコードのジャケットやタイトルはエロオヤジ趣味で気持ち悪いけど演奏は最高です。エリック・アレキサンダーのように甘すぎないところがいい。コルトレーンの名作「バラード」のように心地よい緊張感とリラックス感が同居した素晴らしい内容です。毎日聴き惚れてます。

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     2010/03/15

    すんごいメンバーがRoyの手のひらで自由に遊んでいる。

    それぞれのベストパフォーマンスを引き出している。

    Christian Mcbride(Bass)
    Dave Holland(Bass)
    Dave Kikoski(Piano)
    John Scofield(Guitar)
    Joshua Redman(Sax (Tenor))
    Kenny Barron(Piano)。

    Joshua Redmanってこんなによかったっけ?ジョンスコの音ってこんなにウォームだったけ。ジョンスコがこんなに歌いまくってるの初めて聴いた。選曲もGood。演奏もGood。

    言うこなし!

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     2010/03/14

    1994年のライブパフォーマンス 。


    メンバーがすごい。


    Brad Mehldau (Piano)
    Christian McBride (Bass)
    Brian Blade (Drums) 。


    メンバーが良すぎてJoshuaの期待を上回る結果となった奇跡のライブ。


    曲目は:

    1. The Deserving
    2. Blues On Sunday
    3. Sweet Sorrow


    のオリジナル3曲だが、Fast Swing、ブルース、バラッドと聴き飽きない。ライブならではの壮絶な演奏がカッコイイの一言!特にBrad Mehldauはこれが自身のベストパフォーマンスじゃないかと思う程。もちろんChristian McBrideとBrian Bladeは完全に「行っちゃって」る。




    米国のインディーズレーベルから発売された作品のなのであまり知られていないアルバムだが、Joshua Redmanの最高傑作にしてジャズ史に残る名演と言っても決して過言ではない。録音状態も良い。


    Joshua Redmanファン以外でも『熱くカッコイイJazz』を聴きたい向きはこの演奏のとりこになるはず。


    はっきりとオススメです!

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