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c.g.ponn さんのレビュー一覧 

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     2015/07/29

    オリジナルのナッズでキーボードとリード・ヴォーカルを担当していたステューキーことロバート・アントーニによる新生ナッズのアルバム。アントーニはナッズ解散後もニュー・ナッズとしてツアーを続け、そこには後にチープ・トリックを結成するリック・ニールセンやトム・ピーターセンが参加したこともあった。

    その後は業界を退いていたが、90年代に自らの病気療養費を稼ぐために”13th&pine”などの未発売音源集をリリース。回復後にギタリストのオット・キャパビアンコとのデュオ、クレイジーで音楽活動を再開、2006年ごろから再びナッズ・フィーチャリング・ステューキー名義でステージに立っている。

    本盤はクレイジー名義で制作したCD-Rの拡充&一般流通盤と言うべきもので、”ハロー・イッツ・ミー”のセルフカバーを含むスタジオ録音8曲とライブ2曲で構成されている。タイトルはライブ盤と言うよりは”ナッズは今も生きている!”という意味だと思われる。もちろんそこに、ステューキー自身の病を克服したことへの想いが込められていることは想像に難くない。

    主にキャパビアンコとステューキーの共作になる新曲群は、60年代風の曲もあるもののハードロック、ブルース、そしてヒップホップとその作風は多岐に渡る。ただキャパビアンコの作ったカラオケにステューキーの歌が乗っかっている感じで、終始印象に残るのはキャパビアンコのプルージーなギターである。正直ナッズらしさは感じられないが、幸いライブではバンド編成で代表曲を演奏し、その体裁を保っている。

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     2015/03/10

    サブタイトルにある通りELPの内面をより深く知りたい人のための編集盤として企画されたもののようで、ELP本体による演奏は収められていない。3枚組の1枚目にはキース、グレグ、カールの3人がELPを結成する前に参加したレコーディング、2枚目にはマンティコア・レーベルのELP以外のアーティストの音源、3枚目にはELPが取り上げたジャズやポピュラーの楽曲をオリジナル・バージョンで集めたものとなっている。が、1枚目のグレグ関連の音源はピート・シンフィールドの”スティル”からのものだけだったりと、いまいち詰めが甘い印象。 でもマンティコア・レーベルのアーティストをまとめて聴けるのは貴重なので、興味のある人はネットなどで内容をよく吟味した上で選んで欲しい。

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     2014/06/17

    ギターに現メンバーのひとりであるモニ・スカリアと前任者のブルース・ブーレを迎えて制作された、ジョン・ペインが率いる方のエイジアの新作。とは言え、前々からの懸案であるオリジナル・アルバムではなく、新旧ブリティッシュ・プログレの名曲を取り上げたカバー・アルバムだ。ジョン・ペインとドラムのジェイ・シェレンはラスベガスのロック名曲ショー”ロック・ヴォールト”に出演しているので、その中から出てきたアイデアなのは想像に難くない。公式HPでは、”ロック・ヴォールト”の仲間のみならず、アラン・パーソンズ本人も出演した”アイ・イン・ザ・スカイ”のビデオ・クリップが見られる。

    肝心の内容はというと、”クリムゾン・キングの宮殿”のような大曲ではオリジナルを意識するあまり堅さが目立つが、キャメルの”太陽のハイウェイ”やムーディ・ブルースの”アウトゼア・サムホエア”のようなポップな曲では、伸び伸びと本来の良さを発揮している。その他では大胆に打ち込みを導入した”蒸気機関車のあえぎ”も面白いが、やはりファンは”ナッシング・トゥ・ルーズ”から伝わる、オリジナル・アーティストへのまっすぐな敬意に耳をそば立てずにはいられないだろう。果たして、これがあの人に届く日は来るのだろうか?

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     2014/02/22

    ”シスコはロック・シティ”が、フジテレビの朝ワイド”とくダネ!”のオープニングに起用されたのを期に制作されたベスト盤。よって、本盤最大のポイントは監修・選曲を担当したのが番組でおなじみの気象予報士のお兄さんならぬ、音楽評論家の方の”あまたつ”さんであることに尽きると思う。内容は編年体で曲が並ぶ、素直と言えば素直、没個性と言えば没個性なもの。

    正直なんてしょうもない企画ものなんだと思うけど、それもまたこのグループらしいのかも知れない。もちろん収録された個々の楽曲は素晴らしい。

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     2014/01/17

    スターシップ・フィーチャリング・ミッキー・トーマス名義では初のオリジナル・アルバム。とは言うものの、その実態は最近ベテランバンド再建請負人のような活動をしているジェフ・ピルソン(元ドッケン、現フォリナー)とミッキーのコラボ作と言った方がよく、元KBCバンドのダレル・バーデュスコをはじめとする長年一緒にミッキーとやって来たメンバー達の影は薄い。少なくとも”スターシップらしさ”を感じられるのはダイアン・ウォーレンが提供した最後の曲くらいだ。もっとも、匿名的な産業ロックとしての出来は素晴らしく、そういう意味では”前作”にあたる”ラブ・アマング・ザ・カニバルズ”や、フロンティアーズ・レコードがミッキーをヴォーカルに立てて制作した企画盤”オーヴァー・ジ・エッジ”を思い出したりする。スターシップ名義ではなく”オーヴァー・ジ・エッジU”として出すか、”シスコはロック・シティ”のような思わず心がウキウキとするリズミカルな曲が1、2曲もあればだいぶ印象が変わってくるはずだ。惜しい。

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     2013/05/22

    1992年にイギリスで発売されたドクター・フックのベスト盤。彼等のベストというと夜空に浮かぶハート型の月のジャケットのもの(”Greatest Hits”)が有名だが、現在このジャケットで発売されているCDは1987年に新たに選曲されたものであり(”Greatest Hits(And More)”)、オリジナルとは内容が異なっている(未発表曲”I Couldn’t Believe”を収録)。なお、1990年に発売された日本盤はオリジナルをそのままCD化したものだったが、アナログ盤の収録時間内に収めるために曲の前後が切り詰められており、音質面でも妥協を余儀なくされていた。そこで本盤はオリジナルの選曲に2曲追加し(”Sweetest Of All”及び”A Couple More Years”)、全ての曲を高音質ノーカット版で収録している。網羅性という点ではカサブランカ時代やレイ・ソウヤーのソロまで収録した”Singles/The Hits”に譲るものの、発売から20年を経た今も堂々と定番を張っているのも頷ける充実の20曲だ。ジャケットに惹かれてクリックするも、曲順を見てあれ?と思った人はぜひ試してみて欲しい。

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     2012/11/03

    英EMIの編集による最新のベスト盤。よって後期の曲がメインだが、アトランティック時代の音源も中盤にまとめて収録されている(しかも全てライヴ!)。ようやく彼等のオールタイム・ベストと言えるものができたと思う。"フラッシュバック"に代えて国内発売されるのも当然。あとは、ピーター抜きで作られた最終作"ヒップ・アート"の復刻を待つばかりである。

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     2012/05/15

    クイーンやステイタス・クォーらと並ぶ、70〜80年代のイギリスを代表するロック・バンド、スレイド。デフ・レパードのジョー・エリオットをはじめ、彼らを聴いて育った後進のブリティッシュ・ロッカーは数知れない。その必殺シングル群をCD一枚にギュギュッと詰め込んだのがこの作品。なかでも4曲目"恋のバック・ホーム"から8曲目"スクイーズ・ミー、プリーズ・ミー"までがまったく同じ曲にしか聴こえないのが凄すぎるが、ヒット街道とはえてしてそーゆーもんである。むしろそれ以外の楽曲の多彩さが、けして一過性の存在では終わらないだけの確かな力量の証明であろう。何よりバンド自体のキャラクターを含めた、彼等独特の庶民的で人懐っこい世界は不変だ。惜しむらくは音質だが、その辺にもこだわる向きには実質的な本作のリマスター盤である"フィール・ザ・ノイズ"が出ている。しかし悲しいかな、そちらには大名曲"サンクス・フォー・ザ・メモリー"が収録されていない!そんなわけで、やはり本盤が手離せない私なのである。

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     2012/05/13

    70年代を席巻したオズモンド一家のうち、オズモンズ本体、ドニー、マリー、そしてドニー&マリーのヒット曲をいっぺんに楽しめるお得CD。かつて日本でも出た同趣旨のCDがイギリスで制作されたものなのに対し、アメリカ編集の本盤はより明快な選曲がされていると思う。これでリトル・ジミーの曲が入っていれば完璧だったんだが、この値段なら文句はないし、何より劇的に音質が上がっているのがうれしい。大満足です。

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     2012/04/08

    2002年、ミッキー・トーマスのバンドとして存続しているスターシップは、ジャーニーやMR.BIGの仕掛人として知られる辣腕マネージャー、ハービー・ハーバートのオフィス兼スタジオでグレイテスト・ヒッツの再録音に挑んだ。本作はそのレコーディング風景とミッキーへのインタビューで構成されたメイキングDVDであり、元々はその再録ベスト盤とセットで発売されていたものである。ミッキーの衰えを知らない歌声は素晴らしいが、80年代の映像ではないのはもちろん、当時のメンバー…グレース、クレイグ、ピート、ドニーが参加しているわけでもないので注意。

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     2012/03/30

    あちこちのレーベルから山ほど出ているELOパート2のシドニー・ライヴ音源のオリジナルがこれ(と米CMC盤)。レーベルによっては音が加工されたり曲間がブツ切れだったりするものもあるので、やっぱり手に入る以上はオリジナル盤を買うのが賢明だと思います。ライヴも3曲の新曲も文句なしに素晴らしいのですが、完全な形で映像がリリースされてないのが残念。

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     2011/12/15

    代表作"フリーズ・フレイム"とともに、数年おきに再発されるのがEMIMJのルーチンワークになっているJ.ガイルズのベスト。しかし今回はいつもの"フラッシュバック"ではなく、近年イギリスで編纂されたベスト盤を国内盤として発売した。全部でも40分に満たなかった従来型に比べれば、ようやく時代に即した陣容に。加えてアトランティック時代の曲は全てライヴ、しかも"I Do"を除けば全てアトランティック音源で収録されている。ようやく決定版と言えるものが現れたと言えるだろう。これと例のボウリング・ジャケのベストで、このバンドの全貌をほぼ俯瞰できる。

    とは言え、EMI時代のJ.ガイルズの最大の聴きどころは、やはりセス・ジャストマンのキーボードにあると思う。安っぽいと言ってはそれまでなのだが、それがまた味なんである。てらいのない歌謡曲であり、市井の音。"フリーズ・フレイム"収録曲でのテクノな装いも、"わっほ、俺ホのバンドもこれでニューウエーブだんべ!"てなもんで。スティーブ・ミラーのシンセ導入のセンスにも通ずるこのイモ臭さ。これこそがJ.ガイルズの真骨頂である。だからこそ、"ヒップ・アート"をはじめとするピーター脱退後の音源が抹殺されているのは、犯罪だとしか言いようがない。そんなことだからソニーの軍門に下っちゃうんだよ。

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     2011/04/11

    「旧譜を安くまとめ買いできる」と、近年欧州盤を中心に流行っている簡素な紙ジャケボックス・シリーズにEL&Pが登場。欧州での発売元がサンクチュアリからSONY/BMGに変わったことで実現したものだ。ワーナーのシリーズに比べるとジャケの作りがしっかりしているので、"紙ジャケ"という言葉になにがしかの期待をしている人にも、日本盤のそれほどではないにしろ納得はしてもらえるだろう。

    しかし、"ORIDINAL ALBUM CLASSICS"というタイトルと実際の内容にはギャップを感じずにはいられない。なにしろ収められているのが"発掘音源"であるワイト島のデビュー・ライヴ、再結成後の92年のロイヤル・アルバートホールのライヴ、そしてキースが腕を手術した後の97年ポーランド公演の3枚であり、真にクラシックと呼べる70年代のアルバムが1つも入っていないからだ。確かにEL&Pはライヴが売りのバンドだし、いろんな意味でどれも名演には違いないのだが、仮にも"ORIDINAL ALBUM CLASSICS"と名乗るのならもっと違う選択があると思う。少なくとも初心者向けとは言えない。1枚もの3作3枚組の廉価盤だから"レディース&ジェントルメン"は無理だとしても、ライヴ音源でまとめるなら"ワイト島"と"展覧会の絵"、そして"イン・コンサート"で構成するのが常道ではないだろうか。

    もっとも"展覧会の絵"をはじめとするオリジナル・アルバムは同時に廉価再発されているので、それとは別に"それぞれ単品で買うのはちょっと…"というタイトルをまとめた企画なんだと思う。でも、どうにも釈然としないのが率直な印象だ。

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     2011/03/08

    当時UWFインターナショナルに所属していたタレント性あふれる格闘家格闘家、安生"200%"洋二が弟分の高山善廣、山本喧一と組んだ強くて笑いの取れる格闘三兄弟ユニット。短期間ながら、TV「リングの魂」などで活躍した。現在、安生は格闘家/トレーナーを続ける傍らでエスパー伊東などが所属する芸能事務所を経営しているのだが、その原点がこのユニットにあると言える。各自の入場テーマを中心に構成されたこのCDではアニメの声優さんとの共演も披露しているが、これは当時の格闘/プロレス界ではちょくちょくあることだった。

    というわけで、GSのゴールデン・カップスとは見事なまでに無関係です。くれぐれも間違えないように。しかし、こんなものまでR盤で出てるのか。ええことじゃ。

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     2011/03/07

    ジョン・ペインがエイジアに加入する前に、MSGなどでの活動で知られるアンディ・ナイ(ジョンにとって、音楽業界で生きていく上でのアドバイスをくれる兄貴分だという)と組んでいたユニットのデモ・レコーディング集。デモと言っても完成度は高く(元アイアン・メイデンのクライブ・バーがドラムで参加している)、後にエイジアで披露された「デザイア」をはじめ、曲もいい。

    しかしなにかひと味足りないのも事実で、レコード会社の契約が取れなかったのも何となくわかる。思うに、ジョンは同じハードロック系ではない畑の違う才能と組む必要があったのではないだろうか。やはり、ジェフ・ダウンズとのコラボは理想的な組み合わせだったのだ。

    ……と、いうことを再確認するにはいいアルバムである。よってマニア向け。

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