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5人の方が、このレビューに「共感」しています。 2009/12/26
ツィメルマンの最高傑作として良い。彼の特徴が良く出ている。基本ツィメルマンは全て彼流で押し切り、その表層の強度で押し切るタイプだ。とにかく徹底しているため、抜群の音楽を作り出すことに成功している。ただし、論理的に判断が難しい曖昧な和音での方向性の確定には、注文を付けたいケースも見受けられるときがある(例えばショパンの「幻想曲」など)。ツィメルマンは楽器とその楽器が作り出す「美」の制約さえなければ、テヌートにレガートに歌いまくり、ディミヌエンドに強烈なアインザッツなど、自分のイメージを形にするためなら、あらゆる技法を使い切るだろう。それがわかる演奏。それほど強烈な表現意欲を持っているにもかかわらず、ピアノを弾いている彼は表層の美を決しておろそかにすることはなく、その強烈なモノを美に還元する抜群の技術を持つ。この協奏曲はツィメルマン用に書かれたそうだが、さすがルトスワフスキ、論理的にも明解な曲はツィメルマンの魅力を存分に引き出している。最もツィメルマンレベルでなければ、この曲の魅力を引き出すことは難しいと思うけど。
5人の方が、このレビューに「共感」しています。
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