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Review List of mid-massa 

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  • 1 people agree with this review
     2015/05/22

    こんな名演盤に誰もレヴューしていないのが不思議で自分で書くことにした。クリュイタンスといえば、1964年のパリ音楽院との来日公演の「幻想」の凄まじさ!一転して、フィルハーモニアとのあの典雅な「幻想」。両者を聴き比べて同じ指揮者、同じ曲とはとても思えないくらいだった。サンサーンスもこのベルリン盤は古いフランス国立放送Oとの演奏とは全く違うアプローチで、クリュイタンスが「ライブ」の人だったと確信できる。嬉しいのはベト7、ブラ4といった曲が入っていることだ。ベト7はあの有名なBPOとの全集(LP時代に1000円盤シリーズで全部集めて、さらにCD時代に入ってDISKY盤で手に入れた、懐かしい思い出のセットだ。)では、スタジオ録音とのことで極めて普通の演奏に思えたが、今回はフランスのオケでしかもライブなので燃え方が違っている。ブラームスもマルケヴィッチほどではないがクリュイタンスにぢてはけっこう燃えているように思える。ぜひみんなに聴いて欲しいセットである。個人的にはサンサーンスが一番気に入っている。ミュンシュのように熱くなく、マルティノンのようにクールでもない、もちろんプレートルとも違う、アンセルメのように哲学的でもない、いい味出してますよ、クリュイタンスおじさん!

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  • 3 people agree with this review
     2015/04/26

    いよいよここまで安くなりましたか・・・。昔からカラヤンのレコード(今ならCDですが)は高いというイメージがあってわざと拒絶していた感じでした。このPOとの全集もBPOとの何回かの全集に先立つものらしいですが、BPOとのステレオのLPが出ているのにLP時代もそんなに安くはなかった記憶があります。ひょっとしたら擬似ステで出ていたんでしょうか?当時カラヤンを嫌っていた小生は詳しくは知りませんので、良くご存知の方、みえたらまた教えて下さい。内容は大まかに言えば、まだ、カラヤンが真剣に音作りに関わっていた感じがします。後年のBPOとの全集は後になるほどくどく聞こえます。チャイコではそれが一層顕著ですが・・・。ベトではBPOとの1回目のつまり60年代初期のものがベストで、次いで、この全集かな、という気がします。

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  • 11 people agree with this review
     2015/04/26

    この「復活」は小生の若き頃の思い出の「復活」である。オーケストラは昨今の派手な演奏に比べるとやや迫力に欠けるが、当時はこれで良かったのだろう。このマーラーの像を前にしたジャケットのワルターの写真もLPレコードにとてもよく似合っていた。当時2枚組で4000円もした。ただ小生はある伝手で3200円にしてもらって購入した懐かしいレコードだった。オケの迫力は薄いが、しかし、ソリストの声はとてもよく入っており、昨今の力任せ、器械任せのものとは全く違い、ワルターならではの人間味あふれる名演と言える。これは晩年とはいえ、コロンビアSOではなくNYPであったのも良かったのかもしれない。このCDこそ、マーラーの「復活」の原点であろう。速すぎもせず、遅すぎでもない、このテンポ以外考えられないというテンポであり、永遠に残る不滅の名盤と言わせてもらおう。最近のSACDとかに毒された若いリスナーにぜひ1度は聴いてもらいたい1枚である。年寄りの冷や水、との批判覚悟の、もちろん、満点献上!

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  • 4 people agree with this review
     2015/04/25

    今はこんなに安くなったんですねぇ、羨ましいですねぇ。1枚200円ですよ!演奏は皆さん書かれているとおりの演奏で、要は「好みの問題」と思います。ただ、インバルの8番の第1稿のライブが、FMで紹介され(確か金子健志さんが紹介していた記憶があります)た時は3楽章のシンバルや、クライマックスの音の変化について新しいことを教えてもらったことを覚えています。その翌年だったかに8番、4番と次々LPが出て、自分にとっては高かったけど無理して買いました。思えば小生が初めてCDで買ったブルックナー全集もこのインバル盤だったのです。それが今では金額だけで言えば4番の1枚分で全集が買えてしまうんですよね。いい時代ですね。今となっては評価が随分低くなってしまいましたが、あの時代に勇気を持って第1稿中心に全集として出した評価は今でも色褪せてないと思います。最近では小生もこの全集をCD棚の奥から出してきて聴くことも少なくなってきましたが、1枚づつ厚いCDケースに入っていて当時としては重厚なセットでした。第1稿の評価も当時は「ダラダラ長い」「未整理なものがくっついているだけ」「はっきり言ってくどい」等々の批判的な意見が大勢だった気がします。小生も当初4番のスケルツォなどそう感じました。しかし昨今は第1稿もたくさんのCDが出て来ており、他に素晴らしい演奏があるため(例えばナガノの第8番等)このインバル盤の出番は減りましたが、しかし今でも8番の1楽章のffで終わるところや、4楽章のラストのヴァイオリンの美しい部分、4番のフィナーレの最後など未だに微笑ましくなる部分は捨てがたいです。また7番のアダージョのクライマックスでもあのうるさいシンバルを敢えて除外しているといったように、この全集はまだまだ存在価値は失われてはいないと確信します。当時を懐かしく想い出しながら敢えて満点の評価とさせていただきます。この値段で、第1稿のファンが増えればこのインバル盤も歴史的価値を持つことができるでしょう。

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  • 14 people agree with this review
     2015/03/31

    このBOXの大半をバラバラに持っているのでこのセット自体は持ってなくても敢えてコメントさせてもらおうと思う。ブラームス・ブルックナー・モーツアルト・ワーグナーなどすべて素晴らしい。超一級品ではないがドイツの古き良き時代を感じさせる骨の入った名演と言って良いだろう。第九のみ録音できなかったベトのシリーズは痛恨の限り、と言わざるを得ない。ドヴォ9番も良いがどうして今回あの「モルダウ」が入っていないのか?そして「ボヘミアの・・・」も入っていない。以前の再発売では入っていたのにどうして?それだけが残念!この指揮者、もともとLP時代に初めて出たのがキングレコードGTシリーズの1000円盤だったので当時、若き小生も「どうせドイツのどうにもならん2流の指揮者なんだろう」と思っていた。他にもコロムビアから出ていたリンデンバーグとか、今考えれば素晴らしい指揮者がどうして1000円盤だったのか?もちろんベーム(旧盤)、クリュイタンス、ワルター、ミュンシュ、モントゥー、ボールト、そしてあのバルビローリ等々の方々のLPも1000円で出ていたから仕方ないか?それにしてもカイルベルトはブルックナーの第8番等、亡くなってから出たライブ等で高い評価を受けているのが不思議でならなかったが、こうした初期の録音をよく聴くと、なるほど、とうなづかざるを得ない名指揮者だったんだ、と思う昨今である。録音の無い第九は仕方ないが、モルダウのないのを敢えてこだわらさせていただいて★4つとさせていただきましょう。

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  • 7 people agree with this review
     2015/03/11

    まず、「復活」を聴いた。意外にも極めてまともな演奏じゃないですか!特にフィナーレなんぞ36分もかけての大熱演!この時代にこのテンポでできるとは、ううん、さすが、ご老体!また、第1楽章も24分くらいあり、熱演。ただ、録音がステレオなのは良いが、バランスが悪いというのか、録音の仕方が悪いのか、特定の楽器はよく入っているのに、他の楽器はほとんど聴こえない、といった感じで、気になる。次は1番。音が悪いのは承知の上での購入にて文句は言いません。フィナーレの最後のトライアングルがとてもよく入っていて新たな感動をした。演奏自体は爆演というより、当時のロイヤルフィルがここまでやれることに驚かされた。珍しくフィラデルフィアを振ったライブの5番は「ちょっとちょっと・・・」って感じです。まあ、好みの問題でしょうか?難解な3番は意外にも壮大なスケールと言ったら褒めすぎでしょうか、というより、この指揮者は声楽の入った曲はすごく丁寧に振ることを生きがいにしていたのではないでしょうか?4番があればどんな演奏になっていたんでしょうか?無いものねだり、ですが・・・。音の問題は録音年代を考慮してあえて問題にせず、批判覚悟の満点献上!こちらもやりすぎでしょうか?

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  • 12 people agree with this review
     2015/03/10

    国内盤では2枚組で、10番アダージョがついているものを持っている。しかし、どうしてこの演奏に誰もコメントしないんだろう?仕方なく、小生が入れさせてもらいますが、これはライブと思えないぐらい透き通った演奏である。全曲を通して、やるせない、どうしようもなく哀しい気持ちがこめられている気がする。大病を患う前のアバドの演奏だがその大病を予感させるようなそんな気がする。アバドのマーラーといえば誰もがルツェルン祝祭管でのいくつもの名演を思い出すだろうが、VPOを振ったこのCDはアバドのマーラーの中でもベスト3に入れて良いものと思う。BPOとの6番も良かった。バーンスタインは別として、やはりテンシュテットよりアバドの方がマーラーには向いている気がする。

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  • 6 people agree with this review
     2015/03/10

    世の中にはいろんな方がみえるもので、千葉のアリアドネさんなど、小生と同じようなCDを持ってみえるようです。ブル5は小生もZYX盤ですし、またベト9も同じくZYXです。しかし、このBOXには参りましたなあ。ブル4、5、7と入ったうえに、ベト9、モツレク、ミサソレムニス等々、そのうえ、あのブラ2まで入っていて2000円以下とは・・・。いい時代になりましたなあ。ただひとこと言わせてもらえるなら、ブル5、べト9共に音はZYXのCDの方が生々しくて、雑音も多いが、迫力がある。ただブル4はメンブランのベーム10枚組BOXより音は良いと思った。モツレク、ブラ2はもう何も言うことがない。いずれも過去に何人もの方々に絶賛された名盤であって、特にモツレクは後発のVPOとのもの以外には当時、これ以上のものはないと思っていた。40年近く前、当時、貧乏学生だった小生にはベームVPOの黄金に輝くあのモツレクのLPには手が出ませんでした。フォノグラムから出ていた旧盤の900円のこのVSO盤で渇きを癒しておりました。同時代のVSOとのベト9もソリストが一部重なっていましたが900円で出ていましたな。今回のBOXのべト9はそれ以前のザクセンSKとのものですが、やはりVSO盤よりは若々しいベームという感じです。ブラ2についてはあえて何も言いません。とにかくこの値段でこんな素晴らしい名演が聴けるとは・・・良い時代なのか、それともCD時代の終わりを象徴しているのか・・・でも若い方々にぜひ聴いて頂きたいBOXです。まず、聴きましょう!文句なしの満点です。

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  • 3 people agree with this review
     2015/02/28

    運命+リハだけは別のボックス(20世紀の名演奏家たち?)で聴いた事がある。あとは皆初めてなので皆さんの意見を参考に購入した。第9はなるほど・・、という感じ。しかし英雄は気に入った。ご老体の意地を感じさせられた。また2番など恐ろしい迫力?だった。第8は同時期のクナの演奏と比較するとあまりの速さにびっくり。逆に第7はもっと激しいもの想像していたので意外にまともな演奏に思えた。いずれにせよご老体の「それ行け!」「もっと行け!」と言わんばかりの唸り声にも似た掛け声にこちらも、興奮させられた。この内容でこの値段なら納得の5つ★。

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     2015/01/18

    ブルックナーはそもそもミュンシュには合わない曲、というより、作曲家として認めてなかったんじゃないか、と思います。トスカニーニがブルックナーをまったく取り上げなかったことを考えるとミュンシュもまた彼の影響下にあったんでしょう。また、小生は聴いていませんがクーセヴィッキーのブル8のカットのことを聞くにつけ、当時のアメリカのブルックナーに対する評価がわかります。ワルターでさえあんな速い演奏しかさせてもらえなかったくらいですから、ねえ。ミュンシュには逆にブラームスはたくさん録音があり、パリ管との1番は今でもこの曲のベスト3に入ると思います。ブルックナーなんか最初で最後ではなかったんではないのでしょうか?だからブルックナーは素通りして、モーツアルトを聴きましょう。ジュピター、この迫力!典雅な、穏やかなモーツアルトなんかくそくらえ、って感じでグイグイ押しまくります。ええですねえ、こんな力の入ったモーツアルトもたまには聴きたいもんです。これだけ聴く気で590円出すのなら、惜しいとも思いません。じつはこれは数量調整、価格調整のために購入したようなもんですから・・・。ブルックナーはなしと考えて、あえて、評価は3にしますがまあ、そんなもんじゃないでしょうか?

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     2015/01/11

    そうかあ・・・。今、廃盤になっているこのセットは、何とこんな値段がしていたのかあ・・・。アンダンテの安売りで購入したセットですが実はカラヤンのブル8が聴きたかったので購入。ミトロプーロスのマーラーは当時はっきり言って余白みたいに思って、軽く聴いてみて、びっくり仰天!なんだ、この演奏は!それ以来、ミトロプーロスのマーラーにはまった。今回このマーラー9も入った4枚組セットが2組メモリーズから出るそうな・・。ぜひ買いたい!いや買うべきだろう!このギリシャの哲人指揮者の演奏はマーラーもチャイコもそしてベルリオーズも素晴らしい。マラ6も持っているしダブってしまうが仕方ない、買っちゃおう!その気にさせる指揮者です。ぜひ、このセット復活して欲しいです!

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     2015/01/06

    この時期のアメリカ在住の指揮者のブルックナーは総じて快速と思われる。ミュンシュのブル7、クーセヴィッキーのブル8等々。放送用と思われる演奏時間制限による異常な短縮は聴くに堪えないものもある。このワルターもブル4,7,9とも短縮され過ぎている。NYPの8番はまずまず、当時としては異例のまともな長さ?で演奏されている。但しこの8番はハース版ではないのが残念。7番はNYPでハース版だがアダージョがアンダンテのごとく速く、ワルターでさえこの程度の演奏時間しか許されなかったのか?と思わざるを得ない。フィラ管の9番も現代の感覚からするとあまりに速すぎる。クナの9番も時間的には短いがもっと深みがある。4番は珍しくNBCSOであるがこれも快速でガッカリさせられる。ワルターは本当に納得していたのだろうか?トスカニーニが振ったらこんな演奏になっただろうが・・・。ワルターには晩年のコロンビアSOとの4,7,9のスタジオ録音が一応まともな演奏で残っているからここは我慢しようか?まあ、モノラルのライブ録音でワルターのが4曲聴けるということで仕方ないが満足しておこうか?

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     2015/01/06

    このセットを買われた方に調べていただきたいことがあります。CD4のベートーヴェンの4番+8番の紙ケースは問題ないのですが、中のCD盤の表記が2番+7番になっていませんか?中身も4番+8番で問題ありません。この素晴らしいベートーヴェンのウイーンチクルス+ブラームス4曲で10枚のこの価格は信じられません。小生ベートーヴェンはメモリーズ盤でも持っていますが、音はメモリーズの方が生々しくて良いかなと思いますが雑音も多い(メモリーズ盤は結構こういうのが多いがそれもまた良いと思う)のでこちらのやや引っ込んだ音と比べるとどっこいどっこいかな?ブラームスはいい音で、以前このケンペ盤の安価盤のレビューで「これはひどい」等々のコメントを見ていただけに、今回はこのセットのレビューをしっかり参照させてもらってからの購入となったわけです。内容は皆さんのレビューどおりで文句はありません。特にケンペのブラームスはLP時代に持っていてとても気に入っていただけに今回入手出来て満足です、というよりこのブラームスのためにこのセットを買ったようなものです。ケンペのブラームスは一見線が細く、弱々しく感じられるところもありますが、ブラームスの音楽自体がそのように考えせられる部分もあるように思えるので、この録音は気に入っています。うら寂しいブラームスの真骨頂かなと・・・。というわけで先に述べた件、どなたかレビューで教えていただけませんか?いっぺん、自分の持っているセットを確認してください。小生、こんな細かいことにこだわってしまいますので・・・。

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     2014/12/18

    ずっと以前、LPで1000円で出ていた時、持っていた。確かチャイコの悲愴も出ていて持っていた記憶がある。この時、なんて素晴らしい指揮者だ、と感心したことを覚えている。哲学者指揮者と言われてましたよね?そのクールな、いや何ものも寄せつけないような冷徹な演奏がそう言わせたんだと思いますが・・。でもNYPを振ったマーラーの6番なんぞ、かなり人間的な演奏だと思う。この演奏の目玉は何と言っても5楽章の鐘にピアノを重ねるあの素晴らしさ!昨今の指揮者はめったにやらない。同時期に出ていたストコ/NPOもこのやり方だった。当時よく聴いたクリュイタンスのPO盤があまりにすっきりした、しかし名演だったのでその対極にあるこの2つの幻想を聴き比べたものだった。鐘+ピアノはもっともっと演奏されてもいいやり方と思う。ワルターが若い頃パリで録音したのもこのやり方だったと記憶している。

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     2014/12/18

    持ってない!買い損ねた!注文しようとしたら売り切れだった。あああ、残念!買えていたら必ず、満点にしたであろう!フィナーレの鐘の件で、一言。鐘にピアノを重ねるのをやっているのが気に入っているので、これまで、ワルターの若い頃のパリでの演奏、ミトロプーロスのNYP、ストコのNPO、そして何やら怪しげなリッツオさんとかいう指揮者のものを聴いてきたが、実際にはその怪しげなリッツオさんのが一番素晴らしいという皮肉!皆さんのレビューを見て「これ、買いや!」と思った時はもう遅かった。また、出してぇな、HMVさん!その時こそ絶対買うわ!ああ、悔し!

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