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izkeiske さんのレビュー一覧 

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     2021/07/03

    映画・TVの全監督作品の中で、高畑勲の最高傑作。高畑監督の力量を疑う人間には、グダグダ言わずに、これを観せてやれば良い。まあ、全50話もあるし、困ったことにオープニング曲が最悪なので(誤解のないように言っておくが、劇中に流れる曲は最高)、そこで挫折する可能性もあるが、最初の2〜3話を観れば、この作品の凄さがわかるはず。
    何が凄いって、原作が超有名作品ということ。単なる映像化では、原作ファンが納得するわけがない。しかし、この作品は、原作ファンほど引き込まれるのではないだろうか。ここまで原作に忠実に映像化して、ある意味、原作を超えている作品は観たことがない。「ハイジ」も「三千里」も、オリジナル部分が主だったので、原作とは少し違った作品になっているが、「高畑アン」は紛れもなく「赤毛のアン」であり、それを超えている。そういう意味では、「じゃりン子チエ(映画)」も凄かったが、「アン」のほうが上だろう。
    しかし、TVで、「ルパン三世(第1シリーズ)」があり、「アルプスの少女ハイジ」があり、「赤毛のアン」があり、「未来少年コナン(宮崎駿)」があったあの当時、今思うとなんと贅沢な時代だったのだろう。

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     2021/07/03

    自分の知っているTV版と違って随分しみじみしている
    じゃりン子チエってそもそもこういう話だったんだ
    知らなかった
    随分神妙な話だ
    登場人物の皆が様々な恩讐を経て生きているのがわかった
    観た後気持ちが良かった
    チエが泣くのを初めて見た
    鉄が酒飲めないとは知らなかった
    これもジブリの作品とは知らなかった 意外だ
    買って良かった
    だが、もっと早くに観ておくべきだった

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     2021/07/03

    もののけ姫はこうして生まれた」が大変面白かったので、こちらも見て見たのですが、中身の薄さに肩を落としました。
    高畑さんが前にでたがる人ではないので、あまりインタビューなどもできなかったのでしょうが、中身なさすぎです(汗)
    唯一見所は、主演女優さんのアフレコ指導(めちゃくちゃ厳しい!美人女優だからと容赦しない高畑さんと、意地になってやり返そうとして演技がぶれている女優さんの一騎打ちです。高畑敦子さんのアフレコがないのが残念)と、公開用ポスターに難癖つけるところ(鈴木さんとバチバチの喧嘩が本気で怖い・・・)
    それ以外は、プロデューサーさん(yesマン)に密着してるだけって感じだし、高畑さん以外の人たちの「忙しい自慢」みたいのが目について、後半飽きちゃった・・・
    問題は高畑さんに誰も意見しないことなのに、会議で何もせず、ただ言われたことを大変だと連呼しながら作ってるだけで、日本社会の闇の縮図を見たようでした。
    とはいえ、絵を書く人は大人しい人が多いので仕方ないとも思います。

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     2021/07/03

    宮崎監督最期の作品『風立ちぬ』は史実でもなく原作に忠実でもなくファンタジーですらなかった。
    それは宮崎駿自身を主人公にしたトンデモ映画であった。例えるならプーチン大統領や金正日が主役の宣伝映画みたいなものだった。
    監督自身が敬愛していたアニメ世界に自らが入り込んでしまうとは完全にアニメに対する『冒涜』であったと言える。
    しかし宮崎監督の出発点が『アニメ』そのものなら最期にアニメ世界に還って自らを主役にしたアニメ映画を作ってしまうのもうなべるかなである。
    実際その傾向はかなり初期からあったしやはりそういう方向で読み解くのが正しいやり方と言えそうだ。
    ただ問題はそれが見抜けない人々である。唯々諾々とカネを払い絶賛する人々なのだ。実はミヤハヤは彼らを心の中で嘲笑しているのではないかとすら思える。
    それが正統的なエンターテイメント性に背を向けた一見難解に見えてしかし実は何もそれらしい回答を用意していない言わば『出口のない迷宮』を作って嬉々としているのかもしれない。それは『老獪』を通り越した老人の嫌がらせ…まさしく老害の産物であった。
    今後はこれら迷宮に迷い込んだ人々の救済も必要になるだろう。

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     2021/07/03

    アニメが文化として扱われるようになって、後から知った高畑監督作品や、宮崎監督とはまた違ったテイストの作品群を
    一気に楽しめるボックスSETです。
    「パンダコパンダ」は子供の頃にまんが祭りで観て家族みんなで大好きだった作品です。「じゃりン子チエ 劇場版」は、今は無き
    浅草東宝の特撮オールナイト上映で観たことを思い出しました。高畑監督の作品は、観ていてほっこりするのが特徴で、親子で
    安心して観ることができる映画が多のが良いですね。

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     2021/07/03

    単品で「ホルスの大冒険」を購入しようと
    思っていた矢先に東映まんがまつりで
    他の作品も収録されている事を知り、
    こちらの商品を購入。
    もう44年前の作品なのに今必要な事が
    伝わってくる。

    自分の財産を保持する事しか頭にない
    村長みたいな人は今の時代にも存在する。
    その村長に「不安」と「恐れ」を吹き込んで
    自分の地位のみを保持しようとする側近。

    結局「怖れ」は「分裂」を生み出し
    村は危機に陥る。
    ホルスの決死の覚悟で村全体を一つに
    団結する事により「調和」が訪れる。

    ヒルダの悲しい一言
    「刺繍なんて出来なくても、もっと私には出来る事がある」
    これは、悪い方に使えば村の「滅亡」、
    良い方に使えば村の「平和」に繋がる事が深い。

    今の私達は、一人ひとりがヒルダなんだと思う。

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     2021/07/03

    このブルーレイセットはお得感からするとかなり疑問を感じます。
    両タイトルを買うのと同じ値段でA4版の復刻プレス用資料が付いていますが、肝心のディスクはケースを三つ折りにして単売と同じものをそのまま収めただけのものです。
    そのため特報やプロモーションビデオは同じものがそれぞれのディスクに入っています。
    別仕様にするなら本編ディスクと特典映像ディスクは別にして、新しく撮りおろす映像を加えるなどの意欲を感じさせて欲しかったと思います。
    「火垂の墓」の特典映像も一番最初にLD(特別仕様版)で発売された時に収録されていたものと全く同じなので残念でした。
    制作から時を経て移りゆく時代の中で感じるものや、今回のBD化において制作の上で拘ったものを新たに記録してきちんと伝えて欲しかったのが本音です。
    2枚購入と同じ値段であればこれくらいの気合は見せて欲しいと思います。

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     2021/07/03

    84年にナウシカと同時公開された作品です。ホームズの初回放送は85年であり、本作は海外向けのパイロット版(英語)として制作された宮崎駿回6話の内2話に、日本語でARをしたものです。TV版制作以前のスタッフ、キャストのため主人公のホームズなどがTV版の声優と異なります。
    また、音楽的な演出も、かなりTV版と印象が違います。

    おそらく音の段階、ポスプロの段階には宮崎駿は殆ど携わっていません。ナウシカで多忙でしたから。英海軍のシーンで日本の軍艦行進曲が使われたのは、あまりに衝撃でした。これが宮崎駿の意図によるなら、あまりに安易というか、ズレていると言わざるを得ません。他の演出家によるものと信じます。

    著作権の戦時加算というものがあり、日英が第二次世界大戦で交戦国であったため、ドイルのホームズシリーズの著作権が延長されていたため、84年の公開時点では保護期間内でした。スタッフがおそらく戦時加算について知らなかったのでしょう、そのためキャラ名が全員TV版と異なります。.”シャーベック”ホームズ、ハドソンさんがエリソンさん、モリアーティ教授がモロアッチなど。85年のTV版の放送開始時に著作権が切れたようです。

    資料としては一見の価値ありですが、よりホームズらしいのはTV版の方ですね。特典に若き宮崎駿と黒澤明の対談が収録されているのも貴重です。

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     2021/07/03

    小学生の頃リアルタイムで観ていましたが、CMで懐かしくなり衝動買いしてしまいました。
    久しぶりに観るハイジにまさかの
    大感動。
    大人になり、アニメは全く興味はありませんが、これは本当に買って良かった。
    ハイジとクララそしてペーターが山の牧場に登る場面は、何度観てもワクワクと感動して繰り返し観てしまいました。
    毎週、楽しみにハイジを観ていた頃を思い出しました。
    画像は古いので、線が粗かったり、歪んでいる画像もあるのですが、それはご愛嬌。それよりもその粗さが
    水彩画のような効果を生み出して、かえってアルプスの山々の美しさが際立って見えような気がします。デッサンもしっかりしていて、山々の風景を観るだけでも楽しく感じます。当時、本当によく現地を取材して描いていたんだなぁとその苦労を讃えたい気持ちで一杯です。
    そして、何より
    素直で素朴なハイジ達のやりとりに
    心が温かくなりました。
    今となっては、このような名作アニメはもう、作られることはないと思いますので是非、今の子供達にも観てもらいたいですね。
    カルピス劇場は他に何作も作られましたが、やはり一番に思い出すのは
    ハイジでした。

    想像以上に良い買物でした。
    私の宝物の1つになりました。

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     2021/07/03

    豚」の直前にあたる。戦時下に魔法の力を利用して政府要職にある元魔法学校校長のサリマンとハウルの関係性が本作の鍵だ。魔法とは先端科学技術の象徴であり、文明に寄与しつつも、ダイナマイトを作り爆撃機を作り原爆を作ってきた。
    そんな先端科学の実力者が政府と手を結ぶとき、戦禍は早く大きく拡大する。ハウルとはそんな悪魔の取引に手を染めるも、良心の呵責から権力から隠れ、反旗を翻した科学者なのだ。カルシファーと言う火の化身は古い蒸気機関、カカシのカブは農民、オマセ坊やのマルクルは大人に洗脳されない少年兵に背を向ける子供達、犬のヒンは動物全体でもあり騙されたスパイ役でもある。

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     2021/07/03

    もののけ姫の映画自体は何度も見ているので、こういう制作過程を描いたドキュメンタリーも見てみたいと思い 購入して クリエイター仲間の友人と二人で 気軽に鑑賞しましたが、アシタカが旅立つシーンは そういうことだったのかと 改めて 意味を噛みしめたり、ひとつひとつの場面は こういう考えで作られていたのかと 見ていくうちに だんだん胸が熱くなってきました!  
    作画部屋での地道な苦労や アフレコ、楽曲等に対する 宮崎監督のこだわりや 作品制作の過程が中心ではありますが、 さらに熱が高まったのは もうひとつの戦い! 鈴木プロデューサーの宣伝活動です! ナウシカから13年…この作品をどうアプローチしてみんなに見てもらうか! 裏では これだけの人たちが 別の戦いを繰り広げていたのかと 映画制作の苦労を知ることができました!

    みんなが考えて こだわりって 少しずつ 作品が組み立てられていく過程は、漫画やアニメに関わらず 作品制作や物作りなどクリエイティブな仕事をされている方は、とくに 胸が熱くなったり 創作意欲を刺激してくれる作品だと思います!
    プレゼントしたり 仲間と一緒に見るのも お薦めです!!

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     2021/07/03

    本ボックスは、チャゲアスのミュージック・ビデオ 監督が作ったアニメのクリップが収録される予定でしたがアスカ逮捕でミュージッククリップが欠番になって発売になりました。2014 7月当時はしょうがないと思い諦めました 今レビュー書いてる2019年4月30日にチャゲアスの未収のミュージッククリップのブルーレイ無料配布のホームページをはじめて見ました 2015年に配布は終了していました はっきり言って失望しました ミュージッククリップ未収録のボックスを発売しておいて早期の受付終了これはないですよ 鈴木敏夫さんには失望しました 再配布を希望いたします

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     2021/07/03

    脚本がいい。
    相撲道ともいうべき、ただ勝つためだけでない美学を描き、そこに報われない純愛を混ぜて、なんとも清々しい青春映画になっている。
    監督は丸根賛太郎という人で、僕は初めてだが、顔のアップの多用による感情表現、それとなによりテンポのいい演出が気持ちいい。
    また宮川一夫の美しい映像に片岡千恵蔵と市川春代の存在感とその演技も立派。
    作られたのが戦中の1944年というのには驚いた。
    僕はラストで思わず涙がこぼれてきたが、戦時中観た人にとってはとても勇気づけられ、現実の辛さを忘れさせてくれた作品ではなかっただろうか。

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     2021/07/03

    「人は堀、人は石垣、人は城」、武田信玄の言葉だ。シェークスピアの戯曲マクベスを戦国絵巻に仕立てたことで有名な本作は、もう一方で組織におけるトップの人心掌握術を赤裸々に訴える。
    占い師の甘言や、妻の讒言を真に受けて、互いに戦場で命を賭した仲間の三木義明の信頼を裏切る三船敏郎演じる鷲津武時。その客観的な視点や判断力の無さ、近視眼的で狭量な発想、人を疑い裏切られる恐怖に耐えられない小心、そして相手の真意を確かめないままの軽率な行動など、凡そ人の上に立つ器にない。
    武勇や攻めに秀でていても、知性や守りに劣る男に配下は従わず、国は治まない。三船敏郎のいつになく落ち着きのない、短慮に振れる悲しい男の演技が素晴らしく、ラストシーンの鬼の形相は圧巻そのものだ。
    撮影では煙る濃霧の使い方、ラストシーンの弓矢特撮、鷲津浅茅の歪んだ心の陰影を能面の顔で浮かび上がらせたライティングなど、黒澤監督らしい工夫と拘りに目が釘付けになること請け合いだ。
    蜘蛛の巣に囚われた虫の如く、猜疑心と虚栄心から坂道を堕ちていく愚かな男の末路を端的に描いた本作は、余りにシンプルではあるが、間違いなく黒澤明の映像表現による普遍的メッセージが迸る傑作だ。

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     2021/07/03

    この映画は随所に懐かしい。都電、外車、工場の様子、冒頭の雑踏を示すシーン。この映画の前年に起きた第5福竜丸の事件でしばらく魚屋でマグロは買えなかった。風評被害であろうが放射能マグロと呼ばれていた。その新聞の3面記事の活字をよく覚えている。映画の第5福竜丸は小学校の体育館で見せられた。ブラジルの様子を写す8mm映写機は雄飛号と同型だ。私は明治通りを走る外車のテールランプの一部をみただけで名前を当てる、というゲームに没頭していた。志村が三船に話かけるガード下は大塚だろう。三船は池袋方面へ去っていくのだ。

    核の恐怖に大人たちは怯えていた(ようだ)。東日本大震災の時と同じである。当時私の知人の何人かは、九州に引っ越した者、アメリカに移住したもの、などがいた。私はなんとなく嫌な感じがした。農薬をきらって自然食品だけしか食べない人みたいな気がしたからだ。自分は放射能がくれば病気になってしまうし、それは農薬を食べたって同じだ。それはコロナ騒ぎの今だって同じことだ。だがこのドラマはその感じを上手く表せていない。それはきっと、黒澤演じる老人の行動に説得力がないからだ。この家族のことを全て決めてきた家長のパターナリズムにある種のリアリティはあるが、それがブラジル移住に移るしくみがわからない。日本が放射能が流れる谷間だという新聞記事だけでは弱い。でもまあ当時、この気分はなんとなく皆に浸透していたからそれで通じると思ったのだろうか。

    そもそも映画は暗闇で見る仮そめのものである。そこに現実の気分や判断を持ってくるのが社会派で主義主張のプロパガンダになると映画の話はとたんにつまらなくなる。ゴジラはこの1年前で志村喬は芹沢博士だ。この映画の歯科医よりよほど覚えている。メディアを扱っている映画人の中には現実の気分や制度や理念をリアルに感じているかもしれないが、それを映画で示しても仕方ないことである。暗闇の中でこそ伝わる何かを経験するために映画をみるのだから。

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