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kunuto さんのレビュー一覧 

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     2010/10/14

    ボニング盤とともにこの曲の数少ない全曲盤としてLP時代から有名な録音。オケの機能性や録音自体はボニング盤の方が上だと思うが、やや小粒にまとまった印象のあるボニング盤に比べると、このマリ盤は演奏のスケールが大きく、表現もよりロマンティックで劇的な迫力に富んでいる。特に第1幕後半の情景が続く部分の面白さはボニング盤にはない魅力。第1幕幕切れのエロス登場の場面など、ボニングを遥かに凌ぐ迫力だ。マリの指揮は「コッペリア」と同様に、情景など物語が展開する場面ではやや緩めのテンポで振っているが、オケの編成が大きい(様に聴こえる)ことと相まって、それがスケール感の表出につながっているようにも思う。特にこの曲の場合はそのスタイルがより効果を上げているのではないだろうか。オケがやや粗いものの、個人的にはこの曲のファーストチョイス。

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     2010/10/14

    ビオンディやカルミニョーラの演奏に比べれば、一見、大人しい抑制された演奏という印象を受けるが、どうしてどうして。聴き進めると、曲ごとに様々な創意工夫が凝らされていて飽きることが無い。逆にいえば、他盤との違いをこれ見よがしに強調する様な押しの強い演奏ではない分、各曲とじっくりと付き合える良さがある。莫大な数の競合盤がある「四季」の中でベスト、とまでは言えないが、「四季」に限らず全体に質の高い演奏であることは確か。個人的には最近買ったCDの中ではお気に入りの一組。

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     2010/10/11

    極めて小編成で録音されたものと思われるが、清澄で見通しのよい響きは聴いていて実に爽やか。ただ、「2つのマンドリンのための協奏曲」に顕著だが、表現に過度な思い入れが無い分、全体に大人しい印象を受けるのも事実。特にビオンディ等のアグレッシヴな演奏を知ってしまった後では、流石に大人し過ぎる印象を禁じえない。それでも、ハ長調の「マンドリン協奏曲」と、それ以降に配された諸曲では、デリカシーに富んだ好演を聴かせている。オデットのマンドリンやリュートは、演奏の生々しさを感じさせないほど美音だ。

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