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TOP > My page > Review List of ケージ
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0 people agree with this review 2003/09/15
この高い声の質はまさに才能。説得力半端じゃない。絞り出したり、つぶやいたりと、実にエロスに満ち溢れているボーカルの力量すばらしいっす。曲だってよく聴くと地味なふりして味わいがありますし…。希望と不安、幸福感と絶望感、光と影が入り混じった世界は、生々しくて現実以上にリアルです。ところでレビューに椎名林檎との類似性についてありましたが、自分は椎名林檎には曲にも声にも強い主張があるけど、小島麻由美は主張というよりもスケッチといった感じを受けました。共通点はやはりエロスを感じさせるという点じゃないでしょうか。
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阿部薫にとっても、日本フリージャズ史上にとっても、決定的な名盤と言われる本作。(言葉では到底足りないが)すさまじすぎる暴力的なブローイングには言葉を失う。これ以上に集中力のみなぎった演奏などどこにあろうか。
1 people agree with this review 2003/09/15
最近では、阿部薫を記録したアルバムの中でもこの『ライブ・アット・ガヤ』シリーズはかなり評判が悪い。発売当時は阿部薫の音源はそう多く紹介されていたわけではなく、このシリーズが唯一と言っていいくらい王道的なものだったが、後にPSFレコードなどからリリースされた様々な発掘音源と聴き比べてみると阿部本人にそう違いがあるのではないのだが、後にリリースされた物の方が決定的な名演が多いのである。
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デューク・ジョーダンと言えば『フライト・トゥ・デンマーク』のトリオ演奏がやはり素晴らしいけれど、それから十一年後の85年録音の同フォーマットによる本盤『時の過ぎ行くままに』も、ビリー・ハートのドラミングにやや悔いたりなさを感じるが、どの曲も三者とも粋でロマンチックなプレイ、地味だけどジャズの楽しさがにじみ出てる愛すべきアルバム。ジャズ入門盤としてもいいのではないか。録音も明瞭だ、これがこのアルバムを更に価値のあるものにしている。コーヒーと一緒に楽しみたい。
As is often to say,Duke Jordan’s popularition album in USA times is ”Flighet to Jordan(Blue Note)”.But I can’t think it cas’ I know the album ”Les liaisons dangereuses”It was recorded in 1962,Duke Jordan quintet with Charlie Rouse-tenor sax(Yes,he is very famous saxphonist of Thelonious Monk quartet),Sonny Cohn-trumpet,Eddie Kahn-bass and Art Taylor-drums(He was to play with ”Flighet to Jordan”too).sound by this group is only one of groov jazz!
0 people agree with this review 2003/09/13
俺はこのアルバムのジャケットは物凄く悪いと思うんだけど…と言うよりも東芝の復刻のベストのジャケットはどれも酷いと思う。なんか小綺麗で、小さい写真なんか使われてたりしているけど、そのせいで血の通ってない、冷たいジャケットになってる気がする。このアルバムだって、もっとパワー溢れる写真とか使ってジャケット作れば中身だってよりリアルに感じられるのではないか。…音もあまり良くないのだ。もともと古い音源が多いからとも言えるが、せめて20bitK2でリマスタリングくらいしてほしい。
2 people agree with this review 2003/09/12
ポールサイモンのソロアルバムの中でも一番洗練された、都会的な味わいの深い大人のアルバムだと思う。S&Gを親しんでいた僕はこれを初め聴いたときは、あまりに淡白だったので「えっ、これがポールサイモン?」と思ってしばらくほったらかしにしていたけど、一年くらい振りにリピートして聴きまくってたら、じわじわとその素晴らしさが分かってきた。今ではソロアルバムの中で一番好きな作品。ちなみに次作『ワン・トリック・ポニー』は映画のサントラのせいかマトマリに欠けるがその次の『ハーツ・アンド・ボーン』はこのアルバムの続編的名作です。
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1 people agree with this review 2003/09/11
史上名高きカルテットによる61年から63年のヨーロッパツアーの全容が収録された、あまりにも濃いCDセット。録音順に収録されているからコルトレーンの飽くなき追求の過程がはっきりと刻まれている。どのテイクもエネルギーみなぎる素晴らしいプレイなのだが、中でも圧倒なのはやはり63年の演奏。すさまじすぎるパワーと緊張感はまさに壮絶そのもの。(63年といえばコルトレーンのベストプレイと言われる『アフロ・ブルー』や『マイ・フェイバレット・シングス』が録音された年でもある)コルトレーンファンのみと言わず、全ての音楽好きに聴いてほしい
0 people agree with this review 2003/09/05
武田の死後発表されたアルバムの一つ。情熱のピアニスト明田川壮之を含むリズムセクションをバックに武田のリリシズムが光る、高貴なプレイが詰まった名盤。一曲目の「エレクトリック・アケタ」はシンセをフューチャーしたフュージョンを思わせるが、武田自身「こうなったらこれからはフュージョンで行く!!」と言ったくらい、激しくて熱い演奏だ。他の二曲もしっかり 武田のテナーが鋭く光っていて快調。最後は明田川が武田に捧げるソロピアノによる讃歌。
武田和命の死後、以前のライブ音源を所有していたピアニスト明田川壮之によって選曲され、リリースされたアルバムの一つ。形態はは武田和命(ts)の他にベースとドラムというトリオ。ちなみにドラムの古沢良治郎は山下洋輔トリオのドラマーや、三上寛とのコラボレーションで知られる(山下トリオでの演奏は残っていないが三上とのデュオはアルバム『職業』がある)。演奏の方はやはり素晴らしく、優しさと厳しさを持った純粋なパワー溢れるメロディアスなものだ。唯一のリーダーアルバム『ジェントル・ノベンバー』も合わせて楽しみたい。
0 people agree with this review 2003/09/04
友川かずきのベストと言って差し支えない。収録されている作品は、曲、演奏ともに念のこもった素晴らしいものばかりだ。音楽の中に心を生かすことの出来る数少ない本物のアーティストの一人だと思う。歌詞の難解な物もあるが、全ては絞り出すような声と、かきならすギターによってびんびん伝わってくる。
コルトレーン唯一のブルーノートでのリーダー作。修行時代だからまだまだハード・バップ調だけど、この時期のコルトレーンのアルバムの中でも力強く逞しい演奏の一つです。バックもリー・モーガン、カーティス・フラー、ケニー・ドリューなど、超豪華。
伝説のエンジニア、ルイ・バン・ゲルダーによる24ビットデジタルリマスタリング。とにかく音がリアル。どうして日本じゃ限定でしか販売されなかったんだろう?今出てる日本のリイシューCDよりこれの方が遥かに良い。内容はさほど変わらないけどボーナストラックの『ウォームアップ』で、[ This is take four.][ Moanin’? ][ Year.] などという会話が入っていて、[ One,tow,three,four…]という合図とともに『モーニン』が始まる仕掛けになってるところは心憎いばかり。文字で書くとたいしたこと無さそうですが、聴くとかっこいいッスよ。
ファンキーと呼ばれるジャズの金字塔的なアルバム!(だと思う) どのメンバーも…ベーシストはちょっと食い足りないけど…マジで奔放にスイングしまくってます。特に楽しかったのはリー・モーガンの、いやらしいくらい熱のこもったブロー!「降っても晴れても」のアドリブにでてくる高音のダブルタンギングを聴いたときなんざぁあんまり凄いので笑ってしまいました。もちろん表題曲『モーニン』だってテンション良いですよ。
『火の玉ボーイ』と言われるけれど、この言葉本当にリー・モーガンの形容にぴったりだと思います。リー・モーガン初体験はアート・ブレイキーの『モーニン』なんですが、あの最高な解放感と言うか、粋でファンキーなペットにはしびれました。このアルバムは「クリフォードの想い出」を聴きたいがために買ったのですが、『モーニン』で明るくファンキーなモーガンだけど、 バラードでもこんなに感情豊かになるんだなあ…と思い、やはり良いミュージシャンだったんだと再確認しました。モーガンの代表作は『キャンディ』と言われますが、これだって名盤!
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