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Review List of らいかろりん・S 

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     2007/08/03

    ビートたけしには理系の頭脳もある。あの【コマネチ】も幾何学から閃いたのかと思えてくる…それは考え過ぎか。東大生や芸人達と数学の難問に挑んだ番組の本です。隠していた爪を随所に光らせて問題を解く…やっぱり、天才だ。

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     2007/08/03

    《諸般の事情により…》と、絶版になったり放送を自粛してしまった作品がある。その背景に何があったのか?本当に作品自体に封印せざるを得ない要素があったのか?差別問題で出せなくなったものが主だが、作品を見てどう感じたかは人それぞれだろうに。奇妙な“大人の事情”で抹殺される事に憤りを感じる。…ちなみに私は、キムタク主演のドラマ『Gift』の復活を望む。

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     2007/08/01

    仕事は職安や求人誌にあるだけじゃないのだった。普段手にしている物の中にも、“世にも奇妙な”職人達の技が込められているのかもしれない。パッと見は笑ってしまうが、その仕事に何かしらの意義や目的を見出だして日々を生きていると思うと尊敬もしてしまう。世の中の隙間には、色々な人達が居るものだ。

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     2007/08/01

    ゴルゴ現れる所、必ず乱あり…利権や重要機密が渦巻く現代乱世、“G”の銃口の先に何があったのか?ジャーナリスト・高野孟の監修で、我々も様々な世界情勢に標準を当てて覗いてみよう。ただし、ゴルゴの背後には立つなよ。

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     2007/08/01

    釈迦やキリストには申し訳無いが、ディラン師の詩や金言の方が私の血となり肉となるのです。クールで知的なボブ・ディランの五感にあやかりたいものです。

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     2007/08/01

    ロックンロールはジワジワと好きになると言うより、突然“開眼”してしまう音楽であるように思う。イントロのリフだけで「…!?!」と頭がショートして、インストール完了。この小説もそんな風に音楽に目覚めた高校生達の物語だ。楽器を買う為のバイト、腕を磨く為の合宿、学校祭での初ステージ、そして終わった後のわびしさ…一曲3分のR&Rの様に駆け抜けた青春の物語なのだ。

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     2007/07/17

    「ムムム?」と想像させるタイトルだ。いわば柴咲コウのみた“眠らない夢”なのか?演技者らしく、想像力豊かで文学的な歌詞が光る。曲も前作よりバリエーションが増えてる。本当に才女だ。

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     2007/07/17

    柴咲コウは歌手でもあり、詩人でもある。しかも片手間にやってる訳でなく、かなり本格的だ。芯のしっかりした歌声と審美眼で現実も幻想も描写してみせる。いやはや…恐れいった。

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     2007/07/17

    「まぁ、よろしゅうおすなぁ…ハイ・テンションで」野球拳の事で頭がいっぱい、鼻息が荒いアベ・サダが序盤からうっとうしいのだけど、白塗りで丸顔の舞妓はん見て和むなぁ。『無責任男』シリーズの軽さと『SAYURI』の奥ゆかしさが同居してるのが面白い(植木等の出演も何かの縁か)。

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     2007/07/16

    ゲイだった父と再会した娘、ゲイの男達をからかい続けた少年…疑問符を抱えながらも、偏見が少しづつ解けていく姿が印象的だ。台詞を抑え表情だけで語るシーンが多く、オダギリや柴咲コウの高い演技力が随所に見られると思う。ジワジワと心が波打つ、フランス映画のような味わいだ。音楽は細野晴臣、さりげない隠し味。

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     2007/07/16

    これは一種の戦争映画だ。恐怖感や暴力で支配された中で、15歳達がどんな風に生きるのかをシュミレートしている。ただただ怯えて我を失う者、耐えられず心中する者、策を練って活路を探す者、そしてルール通り命を奪う者…大人に従って生き残るのか?従わずに生きる方法を見出だすのか?この訳のワカラナイ社会でどうやって生きるのかを観る者に問い掛けている。

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     2007/07/14

    クールで鋭いナイフを秘めた窪塚洋介、真っ直ぐな黒髪と水晶玉のような瞳を持つ柴咲コウ…しっかり前を見据えて、地に足着けて歩いてる姿は最高にカッコイイ。二人の旨味が輝いた青春映画の傑作だと思う。自らの拳で殻を破って、広い世界に歩き出すしか無いんだ、僕らは。

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     2007/07/14

    …おー、怖っ。愛無き亡者の怨みは、いと恐ろし。三池崇史演出のお化け屋敷に放り込まれた感じだ。背筋をゾクッとさせる仕掛けを仕込むのが上手い。思わせぶりでモヤモヤしたラスト…これまた一興か。

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     2007/07/13

    血の通ってない御役所仕事、神経の鈍ったスーパーのルーティン・ワーク…吹っ切れて、腹を割ったら、何とか上手くいくもんだ。私欲を抑えて謙虚になろう、と見終えて清々しくなる。

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     2007/07/13

    人は全て無意識で繋がっている、のだとか。これは打ちのめされた青年と少女が、傷ついた心を意識下で互いに癒しあう物語だ。モノクロな幻想に段々と色が付けられ、葛藤の末に魂が浄化され、二人は目覚める。幻想的な撮り方が印象的な作品だ。

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