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TOP > My page > Review List of レインボー
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1 people agree with this review 2011/05/27
このCDは、J.シュトラウス2世のオペレッタ『こうもり』の全曲盤。 人気作なので全曲盤は珍しくはないが他と違うのはこのCD、同時期に録音されたスタジオ録音とライヴ録音が収録されている事。 1〜2枚目がスタジオ録音、3〜4枚目がライヴ録音。 指揮はどちらもクーン指揮、チロル祝祭管弦楽団。 歌手も一部を除いて共通。 クーンのタクトはスタジオ、ライヴどちらもそう大差はなく、オーソドックスな仕上がりになっていて安心して聴けるだろうレベル。 どちらが良いかと聞かれればスタジオ録音の方には台詞がほとんどなく、第3幕冒頭の笑わせ所がないため、台詞付きのライヴのほうが臨場感もあって楽しめるだろうと思います。 歌手も特に不足なく聴けると思います。 とはいえ、やっぱりファン向きの内容。 音はまぁまぁといった所でしょうか。
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1 people agree with this review 2011/05/26
フォスター・ミュージックから発売された自由曲ベストというタイトルのCDで、現在3枚出ている同タイトルのCDで一番最初に発売されたCDです。 まず、自由曲ベストというタイトルながら8割は邦人、しかも近年の吹奏楽界で人気の作曲家ばかりというのはどうなんだろうか? 残念ながら曲自体も、それほど魅力的だとは言えない作品が多いと思う。 せっかく自由曲ベストというタイトルなのだから、もっと海外や国内の過去の作品も取り上げる事は出来なかったのだろうか? 演奏は海上自衛隊東京音楽隊、指揮は熊崎博幸隊長と、加養浩幸氏である。 海上自衛隊の6つある音楽隊のトップバンドだけに技術の高さはさすがと言って良い。 ただ、全体的にニュートラルな仕上がりで、加養氏指揮の曲を中心に、参考演奏といった仕上がりの演奏が見られる事が残念。 録音はカフア・レコードが担当しているようで、音質は大変良い。
0 people agree with this review 2011/05/25
全曲、のだめカンタービレパリ編のために新録音された物。 1枚目はオーケストラ編で梅田俊明指揮、のだめオーケストラの演奏による物。 個々の曲は良いなと思う物もあるが、全体的にはまずまずと言った所です。 2枚目はピアノ曲や室内楽を集めた物で、なかなか良い演奏が揃っております。 特にリストとラヴェルが素晴らしい! とはいえ、なかなか値をはるので、のだめカンタービレのファンか、演奏家のファンの方以外にはおすすめしにくいでしょう。 音は綺麗です。
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0 people agree with this review 2011/05/24
イーストマン・ウィンド・アンサンブルが1960年代後半に録音した、吹奏楽のために作曲された現代音楽を集めた珍しいCD。 指揮は、D.ハンスバーガーである。 3人の作曲家の作品が収録されており、その中には我が国の黛敏郎の作品も収録されているが、なんと言っても注目すべきはJ.ウィリアムズの管楽アンサンブルのためのシンフォニエッタ。 ウィリアムズと言えば、スターウォーズやハリーポッター等々、わかりやすい作風のイメージがあるが、この作品はそんなイメージを覆す前衛的響きが満載な作品。 それでも時々出てくるメロディや和音はこの作曲家ならではだが。 イーストマンの演奏もなかなか良く、不満なく聴ける。 隠れた名盤かも知れない。
0 people agree with this review 2011/05/23
解説書でも言及されていますが、ヴィヴァルディとパガニーニというありそうで今までなかった組合せ、意外とマッチした選曲です。 五嶋龍氏の演奏を聴くのは、このCDが初めてなのですが、なかなか良かったです。 四季はポーランドのシンファニア・ヴァルソヴィアという室内オケをバックに録音した物で、若々しく、新鮮な印象を受ける演奏です。 シンファニア・ヴァルソヴィアの好サポートも聴き物。 一方、パガニーニの曲は2曲共初めて聴いたのですが、パガニーニらしい高い技術力を必要とする曲で、なかなか面白い作品でした。 演奏も良いです。 2009年の録音、音質は良好です。
0 people agree with this review 2011/05/22
ボギー大佐で有名なアルフォードはイギリスのマーチ王と言われ、同国の軍楽系作曲家では飛び抜けて有名ですが、意外にも彼の作品集は少なく、本国イギリスの海兵隊バンドの3種類の音源か、イギリス陸軍航空隊バンド、もしくはアメリカの大学バンドによる演奏の物位しかなく、このCDはそんな数少ないアルフォード作品集の中でも、恐らく唯一の日本のバンド演奏による音源です。 演奏するのは、東京の練馬駐屯地に所在する、陸上自衛隊第1音楽隊。 指揮は吉永雅弘隊長です。 吉永隊長は、第1音楽隊と共に録音したクラウンのスーザ大全集シリーズや、 同じユニバーサルの日本行進曲集、そして最近出た東部方面音楽隊とのドイツ行進曲集やワーグナー作品集でもそうですが、 1曲1曲、魂の入った熱い演奏で、とても素晴らしい! そしてこのアルフォード作品集でも名演奏のオンパレードで、特に消えた軍隊は同曲の録音の中でも一二を争う程の名演です。 このCDのもう1つの立役者は、録音で、音楽隊の演奏を細部までしっかりと伝えてくれる優秀な物。 もちろん、音質も良い。 アルフォード・ファンや行進曲ファンはもちろんですが、最近の参考演奏集のような味気ない演奏には飽きた、もっと熱い演奏はないのか!という吹奏楽ファンの方にも是非とも聴いて頂きたい1枚です。
0 people agree with this review 2011/05/21
陸上自衛隊中央音楽隊の第58回定例演奏会のライヴ録音です。 指揮は武田晃2等陸佐と、志賀亨3等陸佐です。 前半はリードやスミスと言った吹奏楽ファンには有名な作曲家の作品を、演奏会のメインにはデ=メイの交響曲第1番『指輪物語』を 、アンコールにショスタコーヴィチの第2ワルツとシュタルケのマーチ『剣と槍』という選曲です。 演奏はさすが自衛隊、見事な演奏で、ライヴとは思えないすばらしい仕上がりです。 メインでもある指輪物語もこの曲の名演奏の一つだと思います。 アンコールの2曲もとても良い。 是非他のこのバンドのライヴも聴いてみたいと思わせる高水準な演奏です。 録音・音質も大変良く、是非吹奏楽ファンに聴いて頂きたい1枚です。
0 people agree with this review 2011/05/20
ロシアのヴァイオリン協奏曲というタイトルで、ラーコフ、カバレフスキー、シェバーリンの作品が収録されている。 いずれも1940年代の作品。 カバレフスキーのヴァイオリン協奏曲はまだ聴く機会に恵まれているが、ラーコフ、シェバーリンは作品自体聴けるのが稀という作曲家で、大変貴重な収録だ。 モダンなラーコフの協奏曲が面白い。 ソリストのハーディは、はじめて聴いたのだが、なかなか良い演奏だ。 ドゥダロヴァと彼女のオケ、ロシア交響楽団のサポートも良い。 音質、録音共に問題ないと思う。 なによりマニアックな内容ながら、価格が安いと言うのも嬉しい。 尚、このCDは元々オリンピア・レーベルで発売されていた物をレジスが再発売した物である。
0 people agree with this review 2011/05/19
佼成出版社より発売された邦人作曲家の作品を集めたシリーズの1枚です。 このCDでは古くは戦前から、新しいものではこのCDのための新作まで全7作品を収録、伊藤康英作『吹奏楽のための祭り』真島俊夫作『波の見える風景』と言った現在でも演奏される作品も収録されておりますが、その他は比較的録音の少ない作品が多く、特に矢代秋雄『白銀の祭典』と渡辺浦人『野人』は珍しい。 前者は1972年の札幌オリンピックのために書かれた作品ですが、決して機会音楽ではなく、細部まで丁寧に作曲されているのはさすが。 野人は元々吹奏楽曲ではなく、管弦楽曲ですが、このCDでは作曲家自身による吹奏楽編曲譜での演奏。 吹奏楽版は他にも、陸上自衛隊第6音楽隊演奏のCDが発売されていますが、ちゃんと全曲収録されているのは(私が知る限りですが)このCDのみ。 指揮が良いのか佼成の演奏は力の入った名演奏と言って良く、さすがプロだ。 解説書もなかなか詳しく書かれており、資料としても価値がある。 音質良好。
2 people agree with this review 2011/05/18
1975年8〜10月に録音された、戸楽会有志演奏、指揮:松本秀喜、楽水会有志演奏、指揮:片山正見、服部省二(ただし、個別の担当曲は不明)による旧日本軍の行進曲や愛国歌を集めたCD。 演奏団体は旧陸海軍軍楽隊のOBの団体で、さすがに当時演奏していただけあり、説得力のある良い演奏です。 楽水会の演奏はスマートな印象を受けますし、戸楽会は独特の重厚な印象を受けます。 選曲面では陸軍軍楽隊編に収録された儀礼曲が珍しい。 解説書は残念ながら曲の解説はありませんが、谷村政次郎氏による、海軍軍楽隊と楽水会についと、高澤智昌氏による、陸軍軍楽隊と戸楽会についとと言う、陸海軍楽隊の歴史を詳しく紹介した記事が載せてあり、特に高澤氏の文は自身の体験も織りまぜた文で、大戦中の陸軍軍楽隊の様子が良く分かる貴重な資料とも言える内容です。 先に述べた通り、1975年の録音ですが、時期の割には音質は良い方だと思います。 これだけの内容で2000円と言う価格は安い! 行進曲ファン、吹奏楽ファン、軍楽ファンに広くおすすめ出来る1枚だと思います。
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0 people agree with this review 2011/05/17
吹奏楽大全集シリーズの一枚で、日本の行進曲を集めたCDです。 戦前、戦後の代表作を中心に、瀬戸口藤吉の『ラジオ』『野球』須摩洋朔の『歓声(鬨の声)』水島数雄の『希望に燃えて』斎藤高順の『銀翼』等の隠れた名作の収録は嬉しい所です。 陸海空のセントラル・バンドによる演奏で、線の揃ったビシッとした演奏はさすがでしょう。 1986〜7年の録音で、音質は良好です。
0 people agree with this review 2011/05/13
吹奏楽プロムナード・コンサート・シリーズの6枚目です。 今回は熊本に所在する、陸上自衛隊西部方面音楽隊の演奏で、古荘浩四郎隊長が指揮をされています。 選曲は前半にクラシック系を、真ん中には民謡をはさみ、後半はポピュラー音楽を選曲しています。 この中ではクラシック系の楽曲の選曲のセンスが良く、黛の『天地創造』からノアの箱舟や小川の交響曲『日本の城』から戦いの城と、何れも名曲ながら聴く機会が少ない曲が収録されている事は嬉しい所です。 演奏も大変素晴らしく特に、F1のテーマとして有名なトゥルース (なんと吹奏楽の編成ではなくバンド編成による演奏!)や、ベートーヴェンが作曲した軍楽曲としては有名な『ヨルク軍団行進曲』(このCDでは名楽長ヨハネス・シャーデによる編曲) は名演奏ではないかと思います。 録音も優秀、音質も良く、この内容で1529円は安いと言えます。
0 people agree with this review 2011/05/12
楽典というと黄色い表紙の本、私も開いた事がありますが難解な内容で、初心者には理解するのがなかなか難しい物でした。 ですが、青島広志氏によるこの本は、話口調の文で、時折、図も交えながらの解説は初心者にも優しい作りになっており、青島氏ならではのユーモア溢れる文は読み物としても面白い。 時々コラム欄もあるのですが、なかなか詳しく書かれていて勉強にもなります。 本の後ろのほうではスコアを読んでみよう、と言うことでベートーヴェンの第5交響曲の1楽章が掲載されており、ここでも氏ならではの面白い解説が吹き出しで書かれています。
0 people agree with this review 2011/05/10
コロムビアから発売された東京佼成ウインドオーケストラを起用した吹奏楽シリーズの1枚です。 名作と言われる作品から、なかなか他では録音の聴く機会の少ない曲まで、様々な曲が収録、個人的には吹奏楽のための祝典音楽と白銀の栄光が収録されている事は良かったです。 演奏は先にも述べました通り、東京佼成ウインドオーケストラで、指揮はフレデリック・フェネルです。 技術の高さや音楽の運びはさすがプロの演奏と言った所ですが、全体的に模範的な仕上がりになっている曲が多く、繰り返し聴くというのはちょっと厳しいかもしれません。 音質は良いのですが、録音は平板なのも残念。 価格も珍しい作品が聴けるという点を差し引いても、やや割高感があるかな?と思います。
0 people agree with this review 2011/05/09
テノール歌手のマックス・リヒテッグがオペレッタの名曲を歌ったCD。 いずれも伴奏はヴィクター・ラインスバーク指揮チューリッヒトーンハレ管弦楽団による演奏。 収録されているのは、レハール『メリーウィドウ』『ルクセンブルク伯爵』シュトラウス『こうもり』と言った有名曲中心で数曲珍しい(例えば、オッフェンバック『ヴェル・ヴェル』シュトラウス『女王のレーフのハンカチーフ』レハール『青いマズルカ』等々)曲を収録しているのはうれしいし貴重です。 演奏、歌共になかなか良いと思います。 1946〜55年の録音、時期を考えれば録音・音質は良いでしょう。 尚、ボーナスなのでしょうか、最後にシューベルトの歌曲(ピアノ伴奏)が2曲収録されています。 価格が安いのでマルチバイのお供にでも。
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