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　2012/05/29

今までを振り返るような前作があって、次は何を表現するかが焦点でしたが、方向性としては前進ですかね。件の震災以降に露呈した政府や社会の空虚さをストレートに指摘してる感じ。基本は問題提起、批判するだけじゃなくて、じゃあその中でお前は何をする？どういう道を選ぶ？とリスナーにも突きつけてくる。時代に対して普遍性を持つ作品にはならないかも知れないけど、時代の変わり目に忽然と輝き出す、そんな言葉であり音楽だと思う。。

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　2007/04/27

勢いは随一。とにかく好きに作ったぜ、と言った空気が満載で、トレントの楽しそうなボーカルが非常に印象的。爆音で聴くと実に心地いい。ただ、やはりラフさが目立ち、それがリスナーの間口を広げているとは思うが、ある種の圧迫感はみられない。とはいえ、今後のナインインチを方向づける作品であることは間違いないし、トレント・レズナー の才能に触れるためにも、ファンのみならず聞く価値あり。少なくともそこらのパーとは比べられないほどの水準であるから。