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Review List of sunny 

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  • 14 people agree with this review
     2012/10/20

    つべこべ言わず、音楽に耳を傾けろ。様々な制約はあろうが、知情意、技も揃った、見事なブラームスが、ここには、ある。ドイツのオーケストラの様な、重厚感は、乏しいが、迫力、叙情性、心に迫って来る音楽が、詰まってます。フィルハーモニア管もそりゃ、崩れることもあるが、首席指揮者選びには、間違いを、起こしません、ムーティ、シノ―ポリ、ドホナーニ、サロネン。とことん付き合います。歴史的にも、ありとあらゆる客演指揮者と共演し、吸収、経験を積んでます。どんなに、忙しいスケジュールでも、音楽のレベルを、落とさない素晴らしい、暖かい弦と名手を持ったしたオケです。特に、この2番、朗々と歌い上げ、ティンパニが、引き締めた情感豊かな名演で私は、心落ち着き、魅せられてます。4番も、浪漫ティック、切迫感も素晴らしい。1番、3番も、まごう事なき、本質を突いたブラームス。晩年となったドホナーニ、集大成のライヴ名演集。ドホナーニは、クリーヴランド、ウィ―ンフィル(メンデルスゾーンは、絶品!)、チューリッヒ、北ドイツ放送響の演奏も含めて、ここフィルハーモニアでも、素晴らしい演奏をしている名指揮者だ。断言する。

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  • 4 people agree with this review
     2012/10/18

    ブライデン・トムソンは、残されている録音、どれもが高水準、スケールの大きい演奏で、イギリス、アイリッシュの演奏だけでは、もったいない、独墺、露、東欧の作曲家も、聴かせてくれれば、と、どうしても、思ってしまう。このレイフ・ヴォーン・ウイリアムスの7番でも、他の追随を許さない程の、真髄演奏をを聴かせてくれます。思いのほか、ダークでこの曲、ブライデンの、一面を、知る事が出来ました。歌詞のないヴォーカル、オルガン、ハープ、合唱も、音楽に集中できて、想像力を、描き立たせてくれて、秀逸。

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  • 1 people agree with this review
     2012/10/16

    20世紀、イギリスで交響曲を9つ書き遺した、映画音楽、ブラスバンドの曲も沢山書いた、マルコム・アーノルドの作品を、余命短かったと思われる、ブライデン・トムソンが、唯一、フィルハーモニア管を指揮して、残した盤、’90年録。その名の通り、グレート・ブリテン、アイルランドのダンス・ミュージック。明快、とーっても楽しい、或いは、物哀しい音楽が詰まってます。トムソンが、同時代の作曲家の第一弾として、何故、この曲集をまず、選んだのか、預かり知らぬが、理解出来るような気もする。交響曲もトムソンで聴いてみたい気持ちになる。が、この1枚で、トムソンは、アーノルドの、音楽のエッセンス、楽しさを充分に、知らしめている。ストラヴィンスキーやショスタコーヴィッチ、ブリテン、アダムズさん等の20世紀現代音楽に疲れた人には、最適。やっぱ、音楽は、こうでなくっちゃ!。

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     2012/10/13

    期待していた8番が、いま一つ精気が無く、期待外れ、ベルリンフィルとのライヴの方が、興奮させられたので残念。レクイエムは、他の演奏知らないのですが、ドヴォルザークの美しいメロディと、敬虔な要素を、じっくり、真摯に立ち向かっていて、充分心を沈ませてくれる。カラヤンゆかりのウィーン楽友協会を起用しての特別な演奏会、日本人としては、藤村美穂子さんの引っ張りだこ、研鑽と称賛の声が聴けるのも嬉しい。ドヴォルザークは、「スタバート・マーテル」でも、キリスト教の大曲、合唱曲を著し、晩年になるにつれ、ポピュラーな作品を、アメリカで書いて、「新世界」や、「アメリカ」、「チェロ協奏曲」で、暗黒と、多くの人に受け入れられやすい音楽を著して、この世を去った。この豹変は、何なんだろう。宗教音楽と合唱曲から、民族音楽も取り入れた純音楽への変貌。もちろん、初期にも、「セレナーデ」等、佳曲もあるが、残り少なくなった人生、自らの技巧を駆使、後世へ向かって、より多くの人への贈り物、取り上げられやすい音楽を、残したと考えるのは、うがった見方だろうか。ヤンソンスには、ポピュラーな曲と、あまり取り上げられない現代物、秀作をバランスよく、これからも、取り上げてクラシック音楽を、引っ張って行って欲しい。やりたい事は、比較的やりやすい立場だ。優秀なオケを、二つ持っていて録音には、事欠かない。

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  • 3 people agree with this review
     2012/10/12

    私が、ヴァントのブルックナー9番を、初めて聴いたのは、ベルリンフィルとのライブ放送でした。スクエア、引き締まった演奏で、チェリや、ジュリーニ、ヨッフムのロマンティックな演奏とは、一味違う、また、興奮させられる名演で、この曲に開眼させられました。チェリに鍛えられたこのオケとの演奏は、ふくよかさが加わり、やはり、厳しい演奏となっています。自らの芸道を貫いたヴァント、数多い晩年の名演の一つ。しかし、これだけ同曲で、ベルリンフィル、北独放送響(2種)、他にも、ベルリン・ドイツ響のも、出てくるとなあ。もちろん、どれも凄いのだけれど。

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     2012/10/12

    ハイティンクは、ロンドン時代、独墺物も、近代物の難曲も演奏し、更に、イギリス物も、しっかり取り上げ、人気を博し、一時代を築いた。オペラも、「ピーター・グライムズ」を始め、名演が残されている。ここでは、ライヴ演奏、手綱を握り締め、スクエアで、重厚、堅実にしてロマンティックな、ハイティンクの音楽を、聴かせてくれています。ロンドンフィルが、蔵出しするのも納得。ハ―パーの絶唱も、壮絶。

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  • 0 people agree with this review
     2012/10/12

    デュトア・モントリオールの黄金時代を如実に示す名演奏。特に、「パリのアメリカ人」は、ラヴェル、ガーシュインの両方の風味を見事に表現したお洒落、爽快演奏。アメリカ、黒人色は薄いけど、ポーギーとべス、キューバン序曲もいいねえ。厳しい練習したのだろうなあ。

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  • 2 people agree with this review
     2012/10/11

    クラシック音楽を聴く様になって、良かった事の一つに、クライバーの演奏を見、聴く事が出来る。と言うのが有る。ご機嫌クライバーちゃんの演奏は、何物にも代え難い音楽の根源的な喜び、快感を味合わせてくれます。そこへ至る道程は、クライバ―さんも、人の道、演奏してもらう立場なので、細かい、厳しいもので、求める音、例えば、それが、テレーゼ、と感じられるものでないならば、キャンセル!を、経ての演奏となってしまう。コンセルトへボウとのライヴ映像が、この曲には、ありましたが、やっぱり、それを超える音楽が詰まってます。ベートーヴェンの7番演奏に終止符を打ってしまった、バイエルン国立管を史上、最高のオーケストラにした瞬間の演奏の記録。テンポが速過ぎる?乱れてる?クライバーが求め感じたものを、一回きりの演奏会で、鍛えられ、人間が、信頼関係の下、緊張と興奮の中、やりきった姿なのだ。私は、それを、我が家で、味わえるだけで充分、幸せ。スゲエ、人間、ここまでやれるのだ。同日の4番も、必聴。

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     2012/10/10

    パンキッシュなクラシック小僧、破天荒な印象のあるナイジェル、真面目に、情念深く、強く、テンシュテットの強力なサポートとともに、張合ったブラームス。何で、このコンビの演奏をライヴ録音しなかったのか、不思議で仕方ないが、決してブラームスの音楽は、古臭いものではない、新しい血によって、心も身体も、今持って、そしてこれからも、奮わされ、躍動させられる音楽である事を証明した名盤。’98年には、ノリントンの指揮でベルリンフィルと、この曲を演奏している。足踏み鳴らし、大見えを切る、これこそ音楽。身体が、心が動いてしまうのが自然なんだから、それでいい。やや、テンシュテットのテンポ、遅めで重いが、それがテンシュテットの情念籠った音楽。嫌が応でも刺激されて、劇的な、堂々たるブラームスとなっている。ピュアで真剣な、ナイジェルの目が、その姿勢が、全てを物語る。

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     2012/10/08

    ’91年に63歳の若さで亡くなった、ブライデン・ジャック・トムソン。あと10年、長生きしていれば、マーラーや、ブルックナー、ブラームス、モーツァルトの録音も、残してくれたかもしれない。当時の、テンシュテットや、シノ―ポリと重なる処は多いが、ロンドンや、アイルランドで黄金時代が築けたのではないだろうか。そのふくよかで、鋭い読みのある音楽で、イギリス音楽のスペシャリストのみならず、独墺、クラシック本流の音楽でも、今日の音楽地図を変える位の、素晴らしい音楽を聴かせてくれただろうに。無い物ねだりしても仕方ないが、惜しい。その一端が、このマルティヌー。トムソン独自の、豊かな演奏。

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     2012/10/07

    どんな曲でも、どこのオーケストラでも録音してしまう、気が付けば全集完成のヤルヴィ父さん、番号が下がっていくに従って演奏されなくなる、ドヴォルザークの交響曲、何気なく聴いてみたら、これがいい演奏であり曲でした。ギャンブルは、成功。活力、躍動感、感傷的な処も、ルーティン作業で無く、気合いの入った演奏です。この曲がいっぺんに好きなりました。ドヴォルザークは、ホント、いいメロディの持ち主ですね。ドヴォルザークは、9番、8番、7番だけでは、聴かずしてもったいない事を認識しました。4番は、誰の演奏で聴いてみましょうか。

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     2012/10/04

    今年、小澤さんに代わって、山田一樹さんが、サイトー・キネン・フェスティヴァルで取り上げた、この大曲。小澤さんは、指揮者としての最盛期に、フランス国立管とライヴ収録された名盤が、有りますが、まだ若い、指揮者としてのキャリアの始めの頃に、、もう、この盤を、録音、取り上げていたのですね。驚きました。小澤さんが、どうして、この曲を知り、ロンドンで録音されたのかは、預かり知らぬところですが、流石です。敬意を表します。やがて、花開き、次代の若者へと、引き継がれた。

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     2012/10/02

    1095年生まれのイブラギモヴァは、若いですが、研鑽を積んで、貫録と魅了する演奏を持ち合せた音楽家となっています。同じくロシア出身、イギリスで活躍するユロフスキーとの待望の、メンデルスゾーン協奏曲。ピリオドアプローチの低めのピッチで、くすんだ渋めの音色となっていますが、真摯な一本筋の通った、確固たる意思が聴く事が出来ます。E Minor は、初聴きですが、このあまり演奏されない曲を聴く事が出来たのは、嬉しい。大仰になることなく悦楽感、悲哀、疲れたこったなと言う感情、若々しい躍動感、確実に聴かせてくれました。エイジ・オヴ・エンライトメント管、ともども、いつもながら優秀。アリーナは、これからも、耳が離せない。

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     2012/09/30

    テンポは遅め、紡ぐように弱音で進められていくラフマニノフ、小澤さんは、ツィメルマン共、思慮深いラフマニノフ、出されていますが、ここでは、キーシンのピアノに見事付いていつもながらの見事な過不足ない伴奏。私は、本当は、コシチュや、アンスネスの早めの演奏が、この曲好きなのですが、この演奏は例外。ロマンティシズム溢れた名演。神童も青年、成熟して、いいCDを、残してくれました。

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     2012/09/29

    バーミンガム時代のラトルの様に、リヴァプールに腰を落ち着けて、ロシア物中心に、中々高水準の演奏を、届け続ける、V.ペトレンコ。叙情性、孤独感、暴れっぷりも充分で、才能と戦略の高さを、見せつけてくれます。この難渋な曲でも、統率力見事で、これからが楽しみ、否、もう、このオケの黄金時代を築いているか。それにしても、イギリスは、ロシアの指揮者の多い事。ドイツで活躍している、キリル・ぺトレンコも、要注目。ついでに、Naxos なくして、クラシック界成り立たなくなった。

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