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foxtail さんのレビュー一覧 

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     2010/09/13

     単純にプールと云うキーワードで、
    「夏が終る前に観なくては!」と焦って先日またまた観てしまった。
    こういう「季節に合わせて映画を観なくてはならない!」ってのも、
    立派な脅迫神経症なんだろうねぇー…(苦笑)

     はい…
    わたくしも昔から突発的に極端な潔癖症になってみたり、
    忘れ物の確認に家に何度も戻ってみたり、
    滝のように汗をかいてみたり、
    躁になったり鬱になったり、
    色々やらかしてます…(汗)

     そんな訳で「あるある…」と、思うところだらけで観てましたが、
    それだけに身につまされると言うか痛快でしたねぇ〜
    こんな重たくも、傍からみれば他愛ない心配事は、
    これくらい馬鹿馬鹿しく笑い飛ばさなきゃ、遣ってられませんよね。
    本人も周りも、ね…

     ホントに、こんな精神科医にめぐり合えたら、案外幸せかも…
    私の主治医は、微妙かなぁ〜…(苦笑)

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     2010/08/17

     素晴らしい!
    予想を越える濃厚な味わいです♪
    昭和の薫りがぷんぷん立ち込めて、
    四十路のオジさんには、もう堪りません!
    そして、泣けます…

     構成としては、「箱の中の女」の後日談のサントラ。
    ソレを視覚化したのが「花蓮街ツアー」です。
    此処には、人間のあらゆる感情が詰まっています。

     妬み、嫉妬、嫉み。
    喜び、悲しみ、諦念。
    痛い想いも、甘酸っぱい想いも、
    ただただ嬉しい想いも、ただただ哀しい想いも、
    自分勝手な欲望も、他者を思い遣る心も…
    それが人間なんだな。


     皆さまも、是非とも一度 ご試聴を!
    あとは「 ドライヤー 」と「 ラブ・シチュエーション 」
    「 パッチワーク 」の音源化が待たれますが…
    案外、「おかわりありませんか」のDVD辺りに、
    入っているかもですね。

     只、「凧揚げ」だけは「箱の中の女」ver.の方が、
    良い歌詞だと思うのですが…
    このコンセプト・アルバムの中での位置付けを考えると、
    この歌詞の方が正解なんだろうな…
    いつか、single化をお願いしたい名曲です。


     おまけのDVDも、これだけでは勿体無いと思っていたら、
    やっぱり出してくれましたね♪

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     2010/08/06

     毎年この季節に観る映画のひとつです。
    おおらかな性と生と死が、見事に対比して描かれている、
    今村昌平監督 渾身の名作です!
    柄本さんも世良さんも流石の唐さんも、
    ホントに端役の一人ひとりに至るまで、
    見事にハマリ役という感じで役に成りきってますね。


     戦争末期の息詰まる様な日本の田舎町で、
    孤軍奮闘するカンゾー先生。
    結局、彼の想いは報われないのだけれど…
    それでも彼は、諦めず 患者(弱者)に向かい合い続けるのでしょう。
    人は如何に死ぬかではなく、如何に生きるかなんですよね…
    当たり前の事を、直ぐに人は忘れてしまう…


     それにしても、当時19歳の麻生久美子の生命力に溢れる姿といったら…
    オジさん達が忘れかけた何かを、思い出させてくれます。
    実質的デビュー作品とは思えない位キラキラ輝いて、
    登場場面では居並ぶ猛者を抑えて場面をさらって居ますね♪


     「夕凪の街 桜の国」と併せて、
    是非、一度は ご覧に成って下さい!
    この国に生まれたのなら、
    必ずや観ておくべき作品のひとつです。


     ホント、この世界の歪みは、もうどうしようも無いのかな…
    空の上の誰かさんが、ボタンをひとつ掛け違えたのかな…

     ウチの親も戦中派のクセに、
    昨日まで「黒い雨」をフィクションだと思っていたそうです。
    高度成長期に浮かれて、アメリカが大好きで大好きで、
    欧州に憧れアジア人が大嫌いで…
    そんな老人って、意外と多いよ。
    そして今また、そういう人間が増えて居る気がします。
    いつか来た道を、この国はまた行くのかな?
    自民党がずっと敷いて来たレ−ルの上を、
    歩き続ける気なのかな…?

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     2010/07/29

     同じ初恋を描いた「天然コケッコー」と云う映画があります。
    此方の方は、少年少女のひたすら爽やかな青春映画かと思いきや、
    大人も子供も結構ドロドロです…(笑)
    そういや、子供は子供なりに大変だったよな…(汗)
    忘れていた苦い様な甘い様な想いが蘇る映画ですね。

     対して、行定勲監督の「ひまわり」では、
    大人に成り 酸いも甘いも判っている主人公が回想するにも関わらず、
    否 だからこそ辛く厳しい現実と対照的に、
    想い出のベールに包まれて、
    眩く幻想的に少年時代の初恋が描かれています。

     此方では、ほろ苦さ・切なさの方が大きいですし、
    夏の光のまばゆさと同じ位、
    ヒロインの絶望も深く描かれています。
    其処には、もう居ないヒロイン(麻生久美子)の存在感が、
    一番大きいのも云わずもがな…


     「天然…」の方では、まだ青春真っ盛りの主人公たちですから、
    なんだかんだ云っても、やっぱりひたすら眩いのです。
    羨ましい位です…(苦笑)
    自分にも、そんな時代があったかな…?

     普通の日本の田舎の四季のうつろいを、
    写し取った映像の美しさも特筆もの。
    そして、少年はいつもぶっきら棒なものだな…(笑)

    「もうすぐ消えてなくなるかもしれんと思やあ、
    些細なことが急に輝いて見えてくる」
    「いつか、こうして皆で登校したことが
    夢みたいに思うときが来るのかもしれない…」
    誰もが皆、胸に思い当たりますよね。


     夏に お薦めの一本、いや二本です。
    特に青春の終りかけた、
    日常に押し潰されて、初恋を思い出せなく成りかけた世代には。
    「ひまわり」が重たく圧し掛かりますね…
    大好きな・大事な映画です。
    是非、朋美に逢って遣って下さい。

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