【中古:盤質A】 三楽章の交響曲、ハ調の交響曲、詩篇交響曲 ギーレン&南西ドイツ放送交響楽団
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火へんに華 | 千葉 | 不明 | 2006年10月19日
このディスクに収録されている曲は、いずれもストラヴィンスキーを語る上では欠かせない。とりわけ注目に値するのが「詩編」ではないだろうか。この曲はショスタコーヴィチがスコアを読み込み、影響を交響曲13番へ昇華した事で知られる。対位法、民族旋法を高度な書法で纏め上げた傑作である。重要な作品だとは思うが、録音が意外と少ない。ギーレンの演奏は常に明晰さを持っているが、部分によってはもっと暴力性を抉りだして欲しかった気もする。惜しいなあ。「詩編」以外の収録曲はダイナミズムに着眼した力演。輪郭がぼやけ気味の録音が残念。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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野田恵 | 東京都麻布十番 | 不明 | 2006年10月07日
「新古典」といわれながらも、実はロマン派的でもあるストラヴィンスキーのこれらの作品を、同レーベルから先日発売されたバルトークでも見せた、実にメリハリのある筆致で明確に描き切るギーレンの手腕には脱帽です。このアルバムは、バーンスタイもデュトワも、ラトルでさえも成し遂げなかった偉業としてレコード史に永遠に残るでしょう。いこの勢いで変ホ調の交響曲や春の祭典も録音して欲しいです。とにかく、これほど身の詰まったストラヴィンスキー演奏はここ十数年聴いていませんが、ストラヴィンスキーの音楽に最初に接したときの驚きをこの0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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