糸電話 【Type-B】
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micarosu | 静岡県 | 不明 | 2018年06月17日
寂しそうに語りかけてくるアコギの音色。 囁くような歌声。 この始まりを聴いただけで一気に惹きこまれてしまっていた。 ”糸電話”は相手がいないと成り立たない。 それは物理的な意味でもあるが、心の距離が近くなければという意味でもある。 はじめは繋がっていた二人の糸。 それが少しずつ離れていく様を、糸の様子や受話器の転がる音で表現していることで、目には見えないはずの心の距離までもが不思議と伝わってくる。 その上「もしもしもし…」の歌声がこの感情に拍車をかけてくるので、聴いているだけで胸が一杯になってくる。 綴られた詩だけでなく、行間や歌声によって何倍にも感情を揺さぶってくる、「糸電話」はそんな名曲だ。 両A面のもう一曲、「ぼくらのサンセット」はカラフルという言葉が似合うような軽快な楽曲。 いつもと同じような日々を過ごしていると思ったけど、たまたま見た夕焼けがいつもより綺麗に見えたことに幸せを感じる詩がなんとも微笑ましい。 詩はあくまで”ぼく”目線なのだが、タイトルと詩の中には”ぼくらの”という言葉が出てくるのは興味深い。 こう表現することで、みんなが同じ状況の中、自分が感じた幸せがより特別なんだと思わせてくれる。 タイプの違う2つの名曲。 カップリングのカバー曲「ひだまりの詩」も含めて、一度聴いてみて欲しい一枚だ。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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