全体主義の起源 2 帝国主義
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Verdi | 神奈川県 | 不明 | 2021年04月13日
ハンナ・アーレントの主著、全三巻の2巻目。第1巻で反ユダヤ主義をテーマに論じられたテーマが「反ユダヤ主義的なもの」としての疎外という構図であるとするならば(個人の見解です)、この第2巻で論じられるのは「帝国主義」であり、より大きな枠組みで展開される「疎外」の構図、というところではないだろうか。疎外という手段が前者ではあくまで一つの閉じられた社会の中での個対個、あるいはあくまでその延長上レベルでの支配に用いられているとすれば、ここではそれが国家レベルで、遥かに大きな枠組みレベルで用いられている、ということなのではないかと。(あくまで個人の見解です。)0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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