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ブラームス(1833-1897)

SHM-CD 交響曲第4番 カルロス・クライバー&ウィーン・フィル

交響曲第4番 カルロス・クライバー&ウィーン・フィル

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  • ★★★☆☆ 

    robin  |  兵庫県  |  不明  |  2023年05月23日

    格好よくスマートで聴いた耳にはきれいなブラームスの4番。4番にどんな演奏を求めるかは人様々であろうが、私はこの演奏もちょっと敬遠。やはりどこか音楽離れしたスポーツ的で表面的な印象がぬぐえず、心を揺さぶるまでにはいかない(この人のベートーベンの4,6,7番等ほとんど同じ印象)。私にはまだチェリのほうがずっと良い。クラシック音楽に親しんで約60年、未だにワルターやフルトヴェングラー、シューリヒトの演奏が良いと思っている古い人間だからか。

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  • ★★★★☆ 

    johannes  |  東京都  |  不明  |  2016年07月27日

    ブラ4でよくイメージされる、諦めとか渋みといった風情より、秘めた情熱や瑞々しい歌心が勝った演奏とでもいったらよいのかな。それにしてもデジタル最初期とはいえ、随分きつい録音だ。もう少しマイクを離して、ムジークフェラインザールの残響を取り込んでくれたらよかったのになあ。

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  • ★★★★★ 

    くるとん  |  岩手県  |  不明  |  2012年01月02日

    これはブラ4の演奏史に新たな1ページを付け加えた素晴らしい演奏であり、同時に聞く人を選ぶ演奏でもあります(分からない人はご愁傷様)。聞き手と共に泣いてくれるブラームスを求める人はこの演奏を受け入れられないし、理解できないでしょう。計算されつくした狡猾さや弱さ、ナルシスティックなまでの自己愛に溢れた音楽を、結婚もしないで一人でしこしこと書き続ける作曲家の姿を、もう一つの上の地点から眺め、その老獪な存在を憐れむ演奏と言ったらいいでしょうか。私はブラームスと言う作曲家を全く評価していませんが、このクライバーの棒によって、初めて「ブラームスも孤独な芸術家であったのだ」と思うことが出来ました。特に秀逸なのは第一楽章。ここでのクライバーの棒は神がかっています。ウィーンpoとは思えないほどの細身で厳しく苦い響きを主体として、絶妙なテンポの揺らぎを利用し、ブラームスという人間の小ささを描ききります。この楽章に、ブラームスが生きた人生のすべてがあると言ってもいいのではないでしょうか。第3楽章を、ただのノー天気な音楽にしてしまう指揮者が多いのは、この第1楽章でしっかりとした伏線を張れていないのです。クライバーらしい、これでもかというほどの明るい躍動感に満ちた第3楽章は、この上なくシニカルに響いてきます。これは初めからとても出来が良く演奏されたどり着いた、チャイコフスキーの「悲愴」のスケルツォを聴いたときと同じ「苦味」であるといえます。この二つの交響曲は、かなり似た構造を持っていると言えるでしょう。第4楽章は個性的に演奏しずらい曲ではありますが、やはりコーダで何の効果も狙わず、何の希望も持たせないままさっと切り上げるところなど、ブラームスの積み上げてきた音符と同様、彼の人生も何の意味もなかったんだなと感じさせ、それは私達の生きる命題と直結し、心を揺さぶられます。とにかく、これほどまでに音楽が追及され、個性的に演奏されたブラ4と言うのは他に例がなく、いわゆる「ブラームス演奏」のアンチテーゼとして、きっといつまでも孤独であり孤高であり続けるのでしょう。そうか、やはりこの曲にクライバーは自分を見出していたに違いありません。

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  • ★★☆☆☆ 

     |  岐阜県  |  不明  |  2011年11月30日

    私の持っているのはLPだが、この演奏の良さはよくわからない。ほぼフルトヴェングラーと同時に入手し、聞いたが、圧倒的に音の悪いフルトヴェングラーに圧倒的に惹かれた。いったいどこがいいのだろう。ベートーヴェンの4番、5番、6番のように快速テンポなら、個性を見つけることもできようが、テンポは中庸である。わからん。

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  • ★★★★★ 

    つよしくん  |  東京都  |  不明  |  2009年09月27日

    クライバーの数少ないスタジオ録音中、最高の名演だと思う。ブラームスの第4へのクライバーのアプローチは、名人の一筆書きのような、やや早めのテンポ設定の中、内容豊かなニュアンスを随所に感じさせるという味の濃いものであり、過去の名演では、シューリヒトやムラヴィンスキーに近いものであると言える。確かに、この録音当時40代であったクライバーに、シューリヒトやムラヴィンスキーのような深みを求めるのは酷であるが、逆説的に言うと、この若さにしてこれだけのブラームスを指揮したという若武者の快挙に拍手喝采を送るべきであろう。本盤は、名盤だけに数々の高音質化への試みが行われており、ベストは、最近ESOTERICから発売されたSACDであるが、さすがにその域には達しないものの、SHM−CDも従来CDに比較するとかなりの音質改善が見られ、この名演を鮮明な音質で味わうことが出来るというのは嬉しい限りだ。

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  • ★★★★☆ 

    greatescape  |  東京都  |  不明  |  2009年06月12日

    国内初期盤のみ持っているが、その後オリジナルズやSHM−CDが出てきた。音質は本当に良くなっているのだろうか?今度エソテリックからSACDが出るようなので、そちらも気になっている。 演奏自体はリズム感にあふれブラ4のイメージとはちょっと異なる感じもあるが、とても瑞々しいもので素晴らしい。

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  • ★★★★☆ 

    一人のクラシックオールドファン  |  芦屋  |  不明  |  2008年09月04日

    最初のリリースからこれほど話題になったブラームス4番も数少ないでしょう。私の感ずる事はとにかく元気のある同曲であるということです。「元気がある」・・・何気ない決め箇所で「しゃくりあげる」ようなそれもVPOの柔らかい響強音で処理して行くのはこの指揮者天性のものなのでしょう。この曲が男の晩秋雰囲気(これもブラームス自身がどの程度意図したか?・・後年の愛好家評価の蓄積の結果かも?)とすればそれとは一線を隔するものであり別のベクトルをこの演奏に求めるべき素晴らしい出来上がりです。 SHM-CDでこれまでより音色抜群アップです。

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