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モーツァルト(1756-1791)

Blu-ray Disc 『フィガロの結婚』全曲 ベヒトルフ演出、エッティンガー&ウィーン・フィル、プラチェツカ、ヤンコヴァ、他(2015 ステレオ)(日本語字幕付)

『フィガロの結婚』全曲 ベヒトルフ演出、エッティンガー&ウィーン・フィル、プラチェツカ、ヤンコヴァ、他(2015 ステレオ)(日本語字幕付)

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    村井 翔  |  愛知県  |  不明  |  2017年01月05日

    演出は1920年代のイギリス貴族の屋敷に舞台を移した以外、大きな読み替えはなし。第4幕以外は二階建ての館の断面になっていて、メイン・ストーリー以外に別の部屋でアクションが進行しているのを同時進行で見せるというのが今回の目玉。別の部屋で何をやっているかはディスクの特殊機能であるデジタル・オペラ・ガイドで知ることができる。『ドン・ジョヴァンニ』の時は役に立たないオマケだったが、今回はじめて有効活用された。第2幕での伯爵夫人とケルビーノの怪しい仲の描き方も的確だし、第4幕冒頭のバルバリーナは「ピン」以外にも大事なものを失った直後のようだ(この描き方には先例があるが、庭師の娘が野性味満点のキャラになっているのはこの演出オリジナル)。バジーリオが同性愛者でケルビーノを追い回しているというのも笑える(どこかの演出家がやるだろうと思っていたけど、ついに)。観客としては歌っている人物に集中できないのが難点だが、非常に綿密に計算された秀逸な演出。 歌手陣は今回も水準が高い。ヤンコヴァは期待通り。ヴェルザー=メスト指揮のチューリッヒ版の方がさらに良かったが(ちなみに、こちらの演出もベヒトルフだが、今回とは全く別のもの)、少し老けてもまだ第一級のスザンナ。彼女の魅力で舞台が回っていると言っても過言ではない。プラチェツカは立派な声だが、鈍重で頭の切れそうなキャラに見えないのは残念。でも、かつてのヴァルター・ベリーもこんな感じだったし、この役の一般的イメージとは違うとしても、こういうフィガロもありだと思う。このオペラでは女性陣の方が彼よりも一枚上手なわけだし。ピサローニの伯爵は懸念されたが、もはや絶対権力者ではなく、かなり気弱な領主サマという演出コンセプトに見事にはまっている。フリッチュはアリアでは細身な印象を否めないが、演技もうまく、大変好ましい伯爵夫人。グリシュコヴァも2006年のシェーファーほどのハマリ役ではないとしても、歌・演技ともに魅力十分なケルビーノ。 問題はまたしても指揮。過去ニ作のエッシェンバッハを降ろしたのは正解だったと思うが、エッティンガーが東フィルを振っていた頃の暴れっぷりとは全く別人、完全に「借りてきた猫」だったのは大笑い。この世代なのにピリオド・スタイルなど一顧だにせず、というのもまずかろう。シュターツオーパーでは既に何回か振っているとはいえ、これが夏のザルツブルク・デビューというわけだから、まあ仕方ないか。今回も指揮さえ良ければ満点なのだが。なお、日本語字幕、デジタル・オペラ・ガイドの訳ともに今回は変な箇所が山盛り。実例は一ヶ所にとどめるが、たとえば伯爵夫人最後の台詞、「勘違いの恨みだった」はいくらなんでも目茶苦茶だ。直訳すれば「私は(あなたより)素直なので」のはずなのだが。

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    TOCHIPAPA  |  広島県  |  不明  |  2016年07月26日

    「コジ」でも書いたんですが、デスピーナをやってたヤンコヴァという歌手がいっぺんに気に入ってしまって、いそいそと聴き始めました。レポレッロで好印象だったピサローニも好演だと思いましたが、フィガロ役のプラチェツカは「機知に富んだ」感じがなくて、伯爵と入替えたほうが良かったんじゃないか?という気も・・・・  ただ、ドン・ジョバンニやコジに比べたら、演出は馴染めませんでした。 時代的にはあり得ないストーリーだったかもしれませんが、それでも、封建領主と使用人という関係がなければこのドラマの面白みがないと思うんです。 部屋の位置関係も説明的すぎて「貴族の館」になってないんですよね。それと、歌手に演技をさせ過ぎだと思いました。その分を歌に回してほしかったなあ、と思います。  というわけで、ついつい愚痴を並べてしまいましたが、お色気もありで、面白いフィガロであることは間違いないと思います。そういう風に観ることができるのも、80年のベーム来日公演のDVDがあるからかなと思いますが、10年前のネトレプコの時のも気持ちに余裕があればこういう風に楽しめたのかも、と思います。 エッティンガーという指揮者は初めてでしたが、ウィーン・フィルのフィガロですから、誰が振っても間違いないでしょう。

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