銀河鉄道の夜

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    u.f.o.313  |  東京都  |  不明  |  2021年07月29日

    本作はあの有名な宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」のアニメ化作品として知られるが、キャラクターをはじめ、あらゆる演出やギミックの面で原作に忠実に作られたとは言い難いものになっている。そもそも、原作が漫画化された段階で、ある一定の解釈が加わっているのだが、それがアニメ化され、更に世界観がセグメント化されているといっても過言ではない。ただ、私はそもそも、細野晴臣の音楽目当てでこの映画を見たので、こういう形の作品もおもしろいと思ったくちだ。 まず、劇中に登場する文字表記がすべてエスペラント語になっているのだが、細野晴臣による音楽の無国籍感がそれとうまく呼応して、作品の世界観を独特な色彩に彩っているのが印象的だった。そして、その独特な世界観を見事な完成形に導いているのが、「まんが日本昔ばなし」の演出でも知られる本作監督の杉井ギサブローである。「コマを進めてなんぼ」というのがアニメ的時間軸の常識ではあるのだが、それに対して彼は多くの自身の作品のなかで物語をゆったりと展開させ、独特な「間」をつくり、2次元に限られた世界のなかにその空気感やキャラクターの心のゆらぎまでをも作り出すということをやって来た。あだち充作品の「ナイン」や「タッチ」のアニメ版でも、その作風が見てとれる。そして本作でも時間は緩やかに流れ、セリフは詞のようにポツリポツリとそこに配されている。これは、まさしく杉井ギサブローならではの表現法にあたるのだが、それと同時にそれが実に文学的でもあるのが、本作の奇蹟ともいえると思う。たしかに、原作が元々好きな人にとっては、色々と違和感のある作品に映るかもしれないが、杉井ギサブローという監督の手により、文学とアニメのマリアージュが叶ったものだとして、アニメファン以外の人にもぜひ見ていただきたい作品でもある。

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    もちもちのき  |  神奈川県  |  不明  |  2021年07月10日

    登場人物のなんとも言えない無表情がとても良いです。 音楽は細野晴臣!どことなく異国情緒の漂う不思議なサウンドがより作品を際立たせています。最高のスタッフたちで製作された、宮沢賢治の世界観が見事に映像化された一作です。

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    kirakira  |  三重県  |  不明  |  2021年06月26日

    いい大人なんですが、お恥ずかしながら大人になってからちゃんと向かい合いました。きっかけはしくじり先生で紹介されていて「ちゃんと読も」と活字を読み、映像を見ました。温かい絵ですから、ご家族でご覧になるといいと思います。

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  • ★★★★☆ 

    りい  |  東京都  |  不明  |  2021年06月20日

    昔1度見て印象に残っている作品です。名作なので1度は見た方がいいかなと思います!内容もこれから見ても十分わかると思うので楽しめると思います。

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  • ★★★★★ 

    shishi  |  東京都  |  不明  |  2014年12月14日

    原作小説を読んでからの方が分かりやすいでしょうが、読んでいなくても十分楽しめます。名作です。 祭の喧騒と、祭に関わらず働かなければならない上に虐めのような状態にあるジョバンニの静謐との対比。 カムパネルラとジョバンニの銀河鉄道での不思議な旅での様々な人との出会い。 それらの意味は幻想的で多義的であり、見るたびに新たな発見があります。 キャラを無表情な猫にしたことにより視聴者の解釈にゆだねられる部分が多くなったことも、宮沢賢治の原作を活かすとともにこの映画の質を高めています。

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    ニトロプレス  |  愛知県  |  不明  |  2012年06月08日

    どうせ教育物のいい子ちゃんアニメだろ?お子ちゃま向けだろ?こう言うのスポンサーからお金取りやすいよね?違うんだッッッ!!!!断じて断じてこの作品は別格!!印象に残ったアニメは幾つかあるけど本作は幼い私に強烈な印象を残した。子どもでも、いや子どもだったからこそ通り一遍の教育物アニメなんてこれっぽちも印象に残らなかったものだ。それに私はケンジストでは無いし。私には曰く言葉にし難く「とにかく見てくれ」としか言いようが無い。それでもなお言葉にせよと言うのなら「沈黙が雄弁に語る」としか述べようがない。全編を覆う強烈なオーラ、存在感、「陰」を宿した主人公たちの一見無機的に見える表情のその裏にしっかりと感じられる繊細な感情の揺らめき。自分が作品に飲まれて行くのがわかる。もうすぐ「グスコーブドリの伝記」がアニメ映画になる。私はハッキリ言って「期待している」

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    ポーリャ  |  神奈川  |  不明  |  2007年04月22日

    非常に悲しく、儚い命に思える。しかし、この残る温かさは何だろう。

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    クレオ  |  東京都  |  不明  |  2005年11月14日

    今心がくじけそうになっている、そこのアナタ。ちょっと休憩がてら、ジョバンニ達と小旅行へ。そして、その後思ってみて。自分の周りの少しでも自分の事を思ってくれている人。感謝の気持ち。そんな忙しい日常では忘れて行く事を思い出させてくれる、素晴らしい作品です!

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  • ★★★★☆ 

    デュナミス  |  徳島県  |  不明  |  2005年04月30日

    賢治の世界観を代表する作品。その秀でた想像力の源は、在住した農村、里山というアミニズム的要素から喚起された説がある。表現は、独自的であり、当時の先端科学にも長けていた点も窺えるのである。

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    うたすけ  |  不明  |  2002年05月25日

    待望のDVD化です。小学生の時に見た以来だったので懐かしさでいっぱいでした。ますむらひろしのかわいくて優しいキャラクターと細野晴臣の幻想的な音楽が宮沢賢治の不思議な世界へと連れて行ってくれます。友情ともう二度と会えない人達。小学生にも是非見せたい!

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    グース  |  東京  |  不明  |  2002年03月06日

    ますむらひろしの絵は柔らかくて、観ていて癒されるし、最後のジョバンニのつぶやきは涙なくしては観られません。細野晴臣の音楽も最高です!絶対に「買い」だと思います。

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