シャ乱Qベスト 〜四半世紀伝説〜
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金山寺味噌 | 愛知県 | 不明 | 2015年04月06日
2015年4月4日、シャ乱Qのヴォーカルでありハロー!プロジェクトのプロデューサーでもあるつんく♂が癌の治療のため声帯の摘出手術を行ったことを明ら かにした。つまり彼は永遠に声を失ったのだ。あのセクシーで艶やかで、誰にもマネのできない独特のクセのある歌唱を聴くことはもうできない。忌野清志 郎は命を捨ててまでも声を守ることを選んだが、つんく♂Pは声を捨てて命を選んだ。どちらも自分の信念、哲学を貫いた上での行動なのでいい悪いは決め られない。キヨシローとつんく♂Pに違いがあるとするなら、つんく♂Pには幼い3人の子供とハロプロの沢山の少女たちを育成する仕事があった、ということだ。ヴォーカルとして一世を風靡した経験のある人だけに、声を捨てるという決断には相当な葛藤があったと思うがつんく♂Pは声を捨てて生きる決断をした。とても重く、かつ立派な決断だったと思う(もちろん現役のロックスターのまま死にたいというキヨシローの決断にも敬意を表するが)。 つんく♂Pはシャ乱Qのヴォーカルとして沢山の録音を残している。Blu-spec CD2仕様による高音質で彼の全盛期の歌声を聴けるのはありがたい。ハロプ ロのメンバーたちに「魂を燃やして歌う」ことを要求し続けてきた彼の、歌うたいとしての集大成的なアルバム。つんく♂Pはハロメンのために膨大な量の仮歌を歌ってきていて、その録音も残されているのでそれらの録音のアルバム化にも期待したい。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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