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ブラームス(1833-1897)

CD 交響曲第1番、第3番 テンシュテット&ロンドン・フィル(1992、83)(2CD)

交響曲第1番、第3番 テンシュテット&ロンドン・フィル(1992、83)(2CD)

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  • ★★★★☆ 

    ほんず内閣総理大臣  |  北海道  |  不明  |  2013年12月17日

    毎度のテンシュテット・スタイルのブラームス。バッチリ身構えて壮大な起伏を持つ。大音量で大迫力、ということでは例えばカラヤンもそうでした。カラヤンが、大ホール向けのために倍管仕様で物理的にまさしく「大きな音」を仕立て上げたのとは違い、テンシュテットの場合には各奏者の内面から発する「魂の叫び」の集積としての「大きな音」を要求しており、そこに根本的な違いがあるやに思います。そういう姿勢だからウィーンフィルやベルリンフィルとは合わなかったのかもねぇ。さて今回のブラームスもこういうスタイルなわけですが、やや強面に過ぎ、柔軟さや抒情の面で不満があると言えばあります。とはいえ、これがテンシュテット。彼らしいブラームスを味わえばよいのでしょう。録音はまずまず。古い第3番は音像がやや崩れているような雰囲気もあり。

    5人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • ★★★★★ 

    つよしくん  |  東京都  |  不明  |  2012年12月02日

    本盤にはブラームスの交響曲第1番と第3番がおさめられているが、このうち第3番についてはかつてBBCレジェンドレーベルから発売されていた音源の再発売であり、本稿においては、第1番を中心にレビューを書かせていただきたい。さて、その交響曲第1番であるが、テンシュテットは、本演奏以前に3度に渡って同曲の録音を行っている。最初の演奏は1976年のシュトゥットガルト放送交響楽団とのライヴ録音。次いで、ロンドン・フィルとの1983年のスタジオ録音。そして、3度目の演奏はロンドン・フィルとの1990年のライヴ録音。特に、手兵ロンドン・フィルとの演奏はいずれも名演であり、とりわけ3度目の演奏については、圧倒的な超名演と言えるものであった。本盤の演奏は、更にその2年後のライヴ録音。演奏は、1990年の演奏よりもさらに壮絶とも言うべき豪演と言えるだろう。テンシュテットは、1985年頃に咽頭がんを発症した後は、体調がいい時だけに指揮活動が制限されるという厳しい状況に追い込まれた。それだけに、一つ一つの演奏がそれこそ命がけのものとなったことは必定であり、テンシュテットはそれこそ持ち得る力を全力で出し切るという渾身の演奏を行っていたところだ。1993年の終わり頃には、ついに指揮活動を停止せざるを得なくなるのであるが、それまでの間の演奏は、いずれも壮絶の極みとも言うべき圧倒的な演奏を展開していた。特に、マーラーの交響曲については、そうしたテンシュテットの鬼気迫る芸風が、他の指揮者の追随を許さないような超名演を生み出すことに繋がっていたと言えるが、他の作曲家による楽曲についても、我々聴き手の心を揺さぶるような凄みのある演奏を成し遂げていたとも言えるところだ。ブラームスの交響曲第1番についても、1990年の演奏もそうであったが、本盤の1992年の演奏は更に凄まじいまでの気迫と生命力に満ち溢れており、どこをとっても切れば血が噴き出てくるような熱き情感が込められているとも言えるだろう。テンシュテットは、おそらくは間近に迫る死を覚悟はしていたとも言えるが、本演奏には、自らの命のすべてをかけるような凄みがあると言えるところであり、そうした命がけの大熱演が我々聴き手の肺腑を打つと言える。病状はかなり進行していたと思われるが、そうした中で、ここまでの渾身の演奏を成し遂げたテンシュテットの指揮者としての凄さ、偉大さにはただただ首を垂れるほかはないところだ。このような超名演を聴いていると、テンシュテットのあまりにも早すぎる死がクラシック音楽界にとって大きな損失であったことを、あらためて認識させられるところだ。カプリングのブラームスの交響曲第3番については、咽頭がん発症前の1983年の演奏であり、交響曲第1番ほどの迫力はないが、それでも実演ならではのテンシュテットの熱のこもった名演と高く評価したいと考える。音質も、1983年及び1992年のライヴ録音ではあるが、両者の音質にはあまり大差がなく、いずれも最新録音とさほど遜色がないような十分に満足できる良好なものと評価したい。

    8人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • ★★★☆☆ 

    mahbrah  |  東京都  |  不明  |  2012年11月15日

    このシリーズはいつもジャケットが格好いいですね。 演奏に関しては、1,3番ともに、他のテンシュテットのライヴ録音よりもやや大人しめというかオーソドックスな解釈です。マーラーやベートーヴェンの演奏にみられるような狂気じみた気迫はありませんが、テンシュテット節は健在ですし、緩徐楽章は抑制がきいてたいへん美しくなっています。 ――ただ、3番の音質に関していくつか気になった点があります。 クレジットを見る限り、3番はBBCLegends盤と同じ音源のようですが、マスタリングの失敗かあるいは経年劣化による問題かはわかりませんが、それと比べてあきらかに音質が劣化しています。 まず、全体的に膜がかかったような音になっていて、弦楽器と打楽器がダマになって聞こえます。 また、左右のチャンネルのうち、特に低音が右チャンネルに偏っています。これは低音を鳴らす楽器が右側に配置されているため、ある程度は仕方のないことですが、BBCLegends盤ではここまで偏っていませんでした(というか海賊盤でもここまでひどい偏りはあまり聴いたことがありません)。 1番に関してはそのようなことはなく、やや乾いた音のような気はするものの、テンシュテットの録音としては奇跡のような音質です。 したがって、3番をお求めの方はBBCLegends盤をおすすめします。

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