TOP > Music CD・DVD > Classical > Xenakis (1922-2001) > Works for Orchestra : Tamayo / Luxembourg Philharmonic, Ooi (5CD)

Xenakis (1922-2001)

CD Works for Orchestra : Tamayo / Luxembourg Philharmonic, Ooi (5CD)

Works for Orchestra : Tamayo / Luxembourg Philharmonic, Ooi (5CD)

Customer Reviews

  • ★★★★★ 
  • ★★★★☆ 
    (0 posts)
  • ★★★☆☆ 
    (0 posts)
  • ★★☆☆☆ 
    (0 posts)
  • ★☆☆☆☆ 
    (0 posts)

Do you want to write a review?

Write you own review

Showing 1 - 2 of 2 items

  • ★★★★★ 

    kurokage  |  千葉県  |  不明  |  22/July/2011

    いずれその内と先送りしていたクセナキスに取り組むことにしました。予想通り、特別な音楽素養もなく耳だけを頼りに音楽鑑賞をしている凡人には、又しても悩みの種が増えてしまったという感じではあります。音楽と言うよりも音による建造物とでも言う方が近いでしょうか。一見無関係で気儘に動いているかのごとき音達は、離合集散を繰り返すうちに、ある時は阿鼻叫喚の大堂伽藍を、またある時は静謐で広大な空間を生みつつ変転していきます。音響構造体の遷移がもたらす抽象的な印象で曲が成立している訳ですが、そんなものが面白いのかと問われると、これが結構面白いのが不思議なところ。常にどこか(何か)へ向かって前進しようとする音の群には、自分の居場所を求めるものに特有の生命力の輝きがあり、次にどんな音響パノラマが展開されるのかとついつい聴き入らされます。現代音楽CDにお約束の、近接した硬質で鮮鋭な録音も大いに寄与しています。音の居場所や動きが掴みやすく、声楽やピアノの離れ業を聴くだけでも値段分くらいは堪能できます。座右に置いて事あるごとに聴くという曲ではないのでしょうが、聴く者にとって新たな音楽の地平を拓いてくれる極めて独自性の高い作品であると思います。

    0 people agree with this review

    Agree with this review

  • ★★★★★ 

    小田春永  |  東京都  |  不明  |  09/October/2010

    今年(2010年)、芸大フィルがクセナキスの管弦楽曲だけを扱ったコンサートをやって、その力演に接したこともありますが、興味深くディスクを聞くことができました。彼の作品に接する上で、どうしてもヴィジュアルな部分、そしてホールを満たす音響と言った面についてはデスクだけでは難しいのですが、かなりの成果を上げていると言ってよいと思います。いずれにせよこれだけパッケージで聞けると言うのはかなり逝けていると言えましょう。やはりここは最高点を付けざるを得ません。

    1 people agree with this review

    Agree with this review

Showing 1 - 2 of 2 items