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Mozart (1756-1791)

SACD Sym, 22, 23, 24, 25, 27, : A.fischer / Danish Radio Sinfonietta

Sym, 22, 23, 24, 25, 27, : A.fischer / Danish Radio Sinfonietta

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    かくとしらじ  |  愛知県  |  不明  |  30/August/2010

    ザルツブルク時代の10代のモーツァルトの、いわゆる「自筆譜合本」からの5曲です。有名な小ト短調以外は地味ですが、心地よい曲が並びます。 革命的なホグウッドの全集以来、モーツァルトの交響曲はオリジナル楽器による演奏がメインになって久しいですが、これは、今となってはかえって珍しい現代オケによる演奏です。最近ですと故マッケラス+スコットランド室内oの評判がよろしいですが、このフィッシャー盤の基本路線もマッケラス盤と同じように、オリジナル楽器演奏を意識したもので、テンポは速めです。その点では、ホグウッドの洗礼を受けた耳にも違和感がありません。 この交響曲集が弦メインということもあるでしょうが、マッケラス盤のような弦のノンビブラートを徹底した「現代オケによる古楽器演奏」と較べ、フィシャーは弦楽器を弾ませ歌わせます(勿論ビブラートは抑えている)。そうなると、演奏能力が格段に向上した現代楽器はオリジナル楽器の敵ではありません(特に弦とホルン)。いろいろな工夫試みも仕組まれていて、ひさびさに聴いててウキウキするモーツァルトの交響曲でした。ト短調はテンポが大きく揺れて大交響曲の様相、聴き応えがあります。出色の出来。 最近の諸々のモーツァルト演奏がストイックに過ぎる、かと言っていまさらワルターやベームには戻れないとお嘆きの方は、きっと満足すると思います。 録音(2ch SACD)は、ホールトーンがたっぷり入っていて、弦の響きが厚く美しく心地よいです。ホルンの音もホールの後ろの壁にぶつかって音が広がる様がよくわかります。 ライナーノートにはフィッシャー自身が各曲のイメージを書いていて、それが少女趣味のポエムみたいで笑えます。海辺に並んで座っているカップルに日の光が注ぎそよ風が吹いてくる、みたいな(笑)。 後期の交響曲がどう演奏されるかが楽しみな全集になりそうです。

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