AK  |  秋田県  |  不明  |  2011年03月07日

最近のＵＫロックには、２、３回聴いただけで飽きてしまう作品が多すぎる。そんなバンドにこそマリリオンの手法を見習ってほしい。イギリスらしい湿り気のある情感豊かなヴォーカル、ベテランらしい余裕のある演奏が、マリリオンの繊細で深遠な世界観を見事に表現している。何度聴いても新しい発見があり、永く愛され続けられるのではないか。日本盤が出ないためリスナーが限定されがちだが、若い世代にこそ、このバンドの存在を知ってほしい。

 

ジマイシ  |  福岡県  |  不明  |  2010年06月26日

自分は個別にこのアルバムを購入しましたが、皆が求めるマリリオンがこのアルバムには存在しています（一部、眉をひそめる曲もありますが、それはほんと一部です）。「Happiness〜essennce」と。「Happiness〜the hard shoulder」と2枚組にした理由は理解出来ず、それぞれの良い曲を凝縮すれば良いのにという思いは置いといて、ファンは買って損はしないアルバムであることは間違いない。自分のお気に入りは、essenceでは２曲目（This Train Is My Life）、the hard shoulderでは４曲目（Older Than Me)がお気に入りで、ipodのヘビィチューンとなっている。

 

よかろうもん  |  福岡県  |  不明  |  2009年09月22日

予想外に早く完成されたマリリオンの新作だが、聴き込むほど味が出るスルメイカのような作品である。全体を貫く雰囲気は前作にもまして内省的であるが、曲の完成度が高いため、何度聴いても飽きがこない。アレンジワークもそれほど凝っていないが、センスの良さは相変わらずである。個人的には２枚のアルバムから選び抜いた曲で１枚のアルバムを構成すれば、もっとマーケットにアピールするだろうと思うが、マリリオンのファンにそのようなアプローチは不要。彼らの曲は何曲でも聴いていたい。オフィシャル・サイト限定のライヴ・アルバムを併せて聴けば、この作品の素晴らしさがよく分かるだろう。ファンはマストだ。