Piano Quartets Nos.2, 3 : Krystian Zimerman(P)Maria Nowak(Vn)Katarzyna Budnik-Galazka(Va)Yuya Okamoto(Vc)
Customer Reviews
-




(3 posts) -




(0 posts) -




(0 posts) -




(0 posts) -




(0 posts)
Showing 1 - 3 of 3 items
-




うーつん | 東京都 | 不明 | 10/April/2025
徹頭徹尾ツィメルマンの意思と表現意欲に貫かれたディスクだと思う。勢いよくフレッシュな音楽が迸っていくのがよく分かる。確かにツィメルマンが主役で弦楽器奏者3人はそれを体現するために共演しているわけだが、彼の意図に従うというより、彼の意図を理解した上でそれぞれの旋律を互いに絡ませているように聴こえる。基本のリードはツィメルマンであるが、手綱を上手に自分側に引き寄せたりヴァイオリン、ビオラ、チェロにバトンを渡して豊かに歌わせている。4人の演奏は、あらゆるパッセージの細部に至るまで実に濃厚なのに驚かされた。 私が思うに、ここで聴かれる音楽はいわゆる髭を豊かにたくわえたブラームスというイメージはない。若々しく、凛々しく、繊細で、何よりも優しい表情をしたブラームスを想起させる。勢いよく止めどなく溢れるような力強いアレグロやスケルツォと、緩徐楽章での傷つきやすいナイーブさを漂わせた音楽のバランスが実によいと思う。いかにもブラームスそのものの演奏というイメージは湧かず、ツィメルマンの考えるブラームス像を表したディスクと考えるが、ブラームスの優しさと音楽への繊細な愛を4人で共に表現している意欲作と私は考えている。おすすめです。0 people agree with this review
-




てつ | 東京都 | 不明 | 09/April/2025
この演奏は、「暗い」。3番→2番の順で収録されているが、3番のツィメルマンの冒頭1音を聴けばわかる。高めのピッチながら、強靭なCではない。沈潜するような、深淵から覗き込むようなCである。当然その後の弦も重く引きずるような音で、主部に入っても3拍子の暗いアレグロ、を奏でる。あのブラームスらしい第2主題も仮初の明るさのようだ。このディスク、録音が2021年6月、2023年4月に分かれており、どこまでが2021年でどこからが2023年かどうか不明だが、この間にはコロナからウクライナ侵攻があり、岡本以外はポーランド出身メンバーらしいので、何かしらの影響を受けていないとは言い切れないと思う。3番の第3楽章も冒頭チェロの岡本のソロが、抑制とか内省と言えるような音楽で、切なさみたいなものを感じる。私にはツィメルマンが若手の奏者に「もっと考えろ。一つの音を大切にしろ、ここで演奏ができる意味を噛み締めろ」と背中で教えているような、そんなアルバムに思える。1番がないのが残念ではあるが、多分このメンバーは一期一会だろうし、ツィメルマンも言っているように1番には興味がないのだろう。岡本がエベーヌに入団した時には、私も勉強不足で、「岡本って誰?」と思っていたが、これを聴くと彼がしっかりキャリアを築いてきた事が分かり、嬉しくなった。1 people agree with this review
-




げたんは | 鹿児島県 | 不明 | 07/April/2025
隅々にまで磨かれた薫り高く豊饒な音の世界に浸れる。これ以上ないというほどにロマンティックな情感が次々と繰り広げられ、実体感を伴って聞き手に迫ってくる様は贅沢であり、充実した時間を享受することができる。名演奏であると実感した。1 people agree with this review
Showing 1 - 3 of 3 items
