Orleans (1st Album)
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とねりこ | 北海道 | 不明 | 2024年01月18日
多くの人が得意げに語るHalf Moon だが、実はどうでもいい。このアルバムの一番の聴き所はジョン・ホールとラリー・ホッペンによる ツイン・リード・ギターの妙味である。それがわかっていない聴き手があまりに多すぎる。かっこいいフレーズが次々と繰り出され、Wonderlust においてはリードの掛け合いがもう 最高!ギターの心得がある者なら、ギターを抱えて一種に飛び入り参加したくなるような魅力に満ちたアルバムである。エフェクターを最小限に抑え、一聴してわかるフェンダー・ギター の”木の音”を生かしたサウンドの心地よさも特筆すべきところだ。さらに効果的なピアノも随所に使われ、抜群のコーラス・ハーモニーと素晴らしいアンサンブル。捨て曲なしの 文句なしの内容。こういうのを名盤と呼ぶのだろう。 ファーストアルバムらしいシンプルで素朴な風味を持ちながらも、確かな腕の良さを感じる最高のファーストアルバムである。 アマチュアがバンドを組んで音楽を始めるなら、演奏・歌・アンサンブルにおいて、こういう完成度を目指すべきお手本のようなアルバムではないだろうか。個人的な思い出を語れば、オーリアンズがアサイラムから再デビユーし、Dance With Me をヒットさせた頃、輸入レコード店で このファーストアルバムを見つけたときは、まさに小躍りして喜んだものだった。そして家に帰り、レコードに針をおろしてこの素晴らしい内容 にさらに感激に浸ったものだ。このときのLPは今も自分の家宝の1枚である。こうして紙ジャケットで復刻されて感慨ひとしおだ。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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