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SACD 【中古:盤質A】 『テスタメント/私の愛する音楽〜ハイドンからプロコフィエフへ〜』 ヴァレリー・アファナシエフ(6SACD)

【中古:盤質A】 『テスタメント/私の愛する音楽〜ハイドンからプロコフィエフへ〜』 ヴァレリー・アファナシエフ(6SACD)

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    うーつん  |  東京都  |  不明  |  2019年04月03日

     曲目は決して万人受けするとは思えない。一見するとバラバラな選択とも思える。また、演奏もみんなが嬉しがるものとも思えない。もっとかっこよく弾く人もいるだろうし、もっとスマートに弾く人も星の数ほどいることだろう。そんな中にこの曲目をこの演奏で自分の人生の信仰告白として発表するアファナシエフの矜持たるや…。 だからこそ、聴いて受けとめる価値があるのではないだろうか。そんな作品集だ。     TESTAMENTというと何かいわくありげなタイトルだが、その後のインタビュー記事などを見ても「これでおしまい」でないのは嬉しいところ。演奏者自身のマイルストーンとして、今までの人生の歩みへのオマージュとしてこの6枚が作られた様子だ。    どの曲も一筋縄ではいかない晦渋な音の運び、そうは言っても昔ほど驚くほどのテンポ設定はないので純音楽的にじっくり聴いていきたくなる内容。 音の隙間(行間とでも言ったらいいのか)に、この演奏者特有の「味」が出ている。      音楽が作曲者の人生や思想を表わしたひとつの形態であるのと同じ意味でこの曲集が、アファナシエフという「ピアノを使う、ある思想家」のアルバムとなっていることではほかにあまり類を見ない表現形態と思う。曲についての感想やレビューはおそらく必要ない気がする(それでは音楽レビューにならないのは承知しているが)。音楽というフィルターを通して何を思い、何を考えるか…そこにこのアルバムの醍醐味があると私は思う。   

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