任務の終わり 上 文春文庫
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うーちゃん | 静岡県 | 不明 | 2021年04月20日
私にとって130冊目のスティーヴン・キング作品。米国での発表当時(2016年)、キングは69歳だったはずだが、筆の衰えなど全く感じさせないレベルの高さ。むしろ、定年退職した主人公ビル・ホッジズの描写に、年老いた者だけが書ける具体性があるし、謎を小出しにしつつ「次はどうなるの」と読者の気を引き続けるテクニックはさらに凄みを増している。びっくりしたのは、ビル・ホッジズの前2作「ミスターメルセデス」「ファインダーズ・キーパーズ」では、得意のホラーや超常現象を封印していたのに、このシリーズ最終作では超能力が重要なキーワードになっていることだ。キングファンにはなんてことないが、純粋な警察小説ないしハードボイルドだと思って前2作を読んだ読者には違和感があるかもしれない。なお、上巻の終わりの方には、日本で起きた有名な事件(といっても殺人ではない)が取り上げられている。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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