賢者の贈り物 オー・ヘンリー傑作集 1 角川文庫
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murphy burnard | 兵庫県 | 不明 | 2021年04月11日
アメリカの小説家、短編の名手オー・ヘンリーの短編集です。 思わず、うなりたくなるようなよくできた短編から、今一つよくわからない短編まで、玉石混交な短編集なのかなぁと思いました。アメリカ人が書いた短編集ですが、言ってみれば、ニューヨーク版落語集なんじゃやないかと読んでいて思いました。アメリカの街に住む市井の人々の生活の中にある人間くさいエピソードをつづっているように思いました。 「警官と讃美歌」「賢者の贈り物」「アイキー・シェーンスタインの惚れ薬」は、面白かったし、よくできたお話だと思いました。特にこの短編集のタイトルでもある「賢者の贈り物」は、作り話だとわかっていても、心憎いほど甘いラブロマンスだなとニヤリとしてしまいます。 解説も良くて、作者や作品解説がしてあって、この数奇な作者への読者の興味を引き出していると思います。全体として面白かったので、評価は星5つとしました。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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タカノブ | 神奈川県 | 不明 | 2021年03月08日
オー・ヘンリーの小説を初めて読んだのは中学か高校の英語の教科書でだったと思う。作品は「賢者の贈り物」。とても心を打たれ、その後しばらく経ってからオー・ヘンリーの短編集を何冊も買い求めてかなり読んだ。彼の小説にはわりと社会の底辺に生きる人々が多く登場する。経済的に成功している人は少なく、その中には犯罪者もいる。しかしオー・ヘンリーの彼らへの視点はどこまでも柔らかくて温かい。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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