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シュトラウス、リヒャルト(1864-1949)

CD 【中古:盤質AB】 歌劇『アラベラ』 ショルティ / ウィーン・フィル Della-casaguden G.london Dermota

【中古:盤質AB】 歌劇『アラベラ』 ショルティ / ウィーン・フィル Della-casaguden G.london Dermota

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    つよしくん  |  東京都  |  不明  |  2012年12月06日

    本盤におさめられたR・シュトラウスの楽劇「アラベラ」は、ショルティがウィーン・フィルとともにワーグナーの楽劇「ニーベルングの指環」の歴史的な初のスタジオ録音(1958〜1965年)を開始する直前の演奏である。楽劇「ばらの騎士」や「サロメ」などと比較するとあまりにも録音の点数が少ない楽曲、そして、世界で最も掌握しづらいオーケストラであるウィーン・フィルを指揮して、このようなスタジオ録音を行ったという点に、若きショルティの並々ならない意欲とR・シュトラウスに対する深い愛着があらわれていると言えるところだ。同曲は、R・シュトラウスの楽劇としては、「サロメ」や「エレクトラ」のような革新的、前衛的な要素はあまり存在しておらず、むしろ、「ばらの騎士」などの路線に立った後期ロマン派的な楽劇と言える。ショルティの楽曲への基本的なアプローチは、切れ味鋭いリズム感とメリハリの明瞭さであると言えるが、このようなアプローチは、「サロメ」や「エレクトラ」には適していたとしても、同曲にはあまり相応しいものとは言えないとも考えられる。しかしながら、ショルティが「ばらの騎士」でも名演を成し遂げたのと同様に、同曲でも素晴らしい名演を成し遂げることに成功していると言えるだろう。確かに、随所に聴かれるトゥッティにおいて、ショルティならでは迫力満点の強靭さも存在していると言えるが、この当時のウィーン・フィルが有していた美しさの極みとも言うべき美音が演奏全体を支配し、ショルティのいささか鋭角的な指揮ぶりに適度の潤いと温もりを付加させるのに大きく貢献していると言えるのではないだろうか。ショルティとウィーン・フィルの関係は、とても良好なものとは言い難かったが、本演奏においては、むしろ、ショルティの方がウィーン・フィルに歩み寄っているような印象も受けるところであり、その結果として、このような素晴らしい名演に仕上がったとも言えるところだ。同曲には、ベーム盤以外に強力なライバルが存在していないのも本盤にとって大きな追い風になっているとも言えるところであり、本演奏は、同曲演奏の一つの規範として現在でもなお輝きを失うことのない素晴らしい名演と高く評価したいと考える。歌手陣も豪華であり、特に、リーザ・デラ・カーザのアラベラ役は当時最高の当たり役。ズデンカ役のヒルデ・ギューデンやマンドリーカ役のジョージ・ロンドン、そしてワルトナー伯爵役のオットー・エーデルマンなど、超一流の歌手陣が最高の歌唱を披露しているのも、本演奏を聴く最高の醍醐味であると言える。そして、今は無きゾフィエンザールの豊かな残響を活かした英デッカによる名録音も、今から50年以上の前とは思えないような極上の高音質を誇っていると言えるところであり、本盤の価値を高めるのに大きく貢献しているのを忘れてはならない。

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    オペラかじり虫  |  兵庫県  |  不明  |  2012年05月06日

    カルショーによれば、本来はベームが振るはずだったとか――ショルティはいささか鋭過ぎますが、オケは燦然と鳴っていますね。何より歌手陣が粒選りです。それをDECCAサウンドが十全に聞かせてくれます。引退寸前の1回きりの来日で、ほとんどその実体を知ること叶わなかったDIVAの美声もたっぷり。日本ではホッターの陰に隠れて、ほとんど無視されたロンドンの歌いぶり――エトセトラ、興味の尽きない録音です。廉価盤大歓迎!

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    Emmanuel Kent  |  大阪府  |  不明  |  2009年05月31日

    この頃のデッカの録音は実に素晴らしいですね。50年も前の録音とは思えないほど音が良いです。 それに、アラベラ役のリーザ・デラ・カーザさん、ズデンカ役のヒルデ・ギューデンさん、マンドリーカ役のジョージ・ロンドンさん、それ以外のキャストも実に豪華なものです。ショルティはヴィーナー・フィルハーモニカーには嫌われていたようですが、出てくる音楽は実に良いものですね。 シュトラウスの美しい音楽を堪能できる演奏です。

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