【中古:盤質A】 ワルシャワの生き残り、ほか アバド&ウィーン・フィル
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yachi | 埼玉県 | 不明 | 2007年08月21日
アバドの演奏をどう評価するかより、CDの少なさのせいなのか評価の対象になる事が稀であるワルシャワの生き残りは、聴いたことがない人は絶対聴いてみて欲しい。十分に満たない曲であるけれどそれ以上の存在感を示す曲である。この曲を取り上げてくれたアバドに感謝。ちなみにアバドのこの曲の演奏には、ザルツブルクでのマーラーユーゲントoとのCDが発売された事があったが今は廃盤になっている様だ。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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ドクターハーブ | 宮沢 | 不明 | 2007年06月02日
例えば後期ロマン派と関連して論じられたり、シェーンベルクの怒りを最大級に表出した表現主義の最も特徴的な作品である「ワルシャワ」を要求通りに演奏しているか、の視点から論じられたら立場が無い。シェーンベルクの怒りの告発のような作品を所詮は他人事のように処理する態度がアバドらしいが、そこが気に障る人ならこの演奏は許せないだろう。脱構築の立場から演奏した表現主義を解体する実験と考えれば納得できる。冷静に細部をつつく演奏も面白い。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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Pianist | Tokyo | 不明 | 2006年05月12日
素晴らしい一枚。《ワルシャワ》は聴き手が過度の激烈さを求めがちだが、ここでは音楽そのものを見事に再現している。それゆえこれまで気がつかなかった細かなニュアンスや表情を聞き取れる。しかしそこが物足りないと言う方もあろう。他の収録曲も同傾向の演奏で、精密さを持って演奏された《パッサカリア》(カラヤンの肥大した演奏など比べ物にならない)、ウェーベルン特に《5つの小品》の的確な演奏はまず文句なし。それぞれの曲においてベスト…といいたいが、VPOのサウンドの美しさで他盤を大きく引き離している。2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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