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モーツァルト(1756-1791)

CD 【中古:盤質A】 交響曲第38番『プラハ』、第39番 ベーム&ウィーン・フィル

【中古:盤質A】 交響曲第38番『プラハ』、第39番 ベーム&ウィーン・フィル

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    J.BRAHMS  |  神奈川県  |  不明  |  2012年06月09日

    ベーム/ウィーンPO.盤は特に38番が素晴らしくこの曲のベストと言っても良いかと思います、テンポは遅めだがしっとりとした情感に秀でており、各楽器の役割、特に木管楽器は秀逸である。ベームが最晩年にさしかかる時代の録音だが、41番の様に芯の柔らかい演奏でなく(ベルリンPO.盤は芯の強さ、構成感、オーケストラの充実した技量、響きと相俟ってジュピター演奏の最高峰。SACDのシングルレイヤー盤を買い直しその凄さを再認識。)、ギリギリのところでベーム特有の芯の強さが確保されている。ベルリンPO.盤は溌剌とした生気に満ちた表現でこれも演奏としては最高級であるが、録音が良くなく、ベルリンPO固有の芯のある厚みが採りきれていません。39番も堂々としているが、情感に富み、特筆すべきは38番と同様、ウィーンPO.固有の美感が良く収録されています。しかしベルリンPO.盤も大変立派な演奏で甲乙つけがたい秀演と思います。1984年に日本初出CD(中身はドイツ製)を持っていますが思わず買い直しました。

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    千葉のアリアドネ  |  千葉県  |  不明  |  2012年02月19日

    ベームは76年から40、41番を皮切りにVPOとの交響曲の再録音を開始した(ユニテル-DGから出ているVPOとのDVDは別テイク)。この中では特に41番と当38番の評価が高く、評論家によるベスト盤選びなどでも良く名前があがってきたが、壮年期のBPO盤が何度となく再発売されているのに対し、VPO盤は40,41番を除きここ数年入手しづらい状態になっていた。BPO盤(38番59年、39番66年)は、明確な造形と推進力による大きなスケール感、凛とした気品と格調の高い歌、各声部の絶妙なバランスによる立体的な響きの深さを備え、確かに今持って「スタンダード」たりえる名盤だが、当盤(79年)も晩年のベームの大きく包みこむようなスケール感のなかで、これもベームのモーツァルトの特徴である陰影の豊かさ(特に転調するときなど)をVPOが思う存分に歌い上げていて魅力は尽きない。ある評論家は-これは41番に関してのコメントだが-VPO盤は窓が開いている感じ、BPO盤は鍵を開けて入っていく感じと評したが、柔かみのあるVPO盤の支持者も少なくない(最もピリオドばやりの昨今はBPO盤を含むベームのモーツァルト全体が優美、ロココ的などと評される状況ではあるのだが)。38番、序奏部はやや重いが、主部に入ってからは快調そのもの。立体的な響きで大きく曲を構成していくが、響きは熟成された(ケバケバしさのない)極上の美しさが常に保たれおり、少しも威圧的になることがない。第二楽章はしみじみとした情感に溢れ(テンポはワルター旧盤と同じ程度、新盤よりやや速い)、第3楽章は一転決然、堂々と曲を締めくくる(ワルター新旧盤よりゆっくりだが、BPO盤とは大差無い)。39番も同傾向の誠に美しい演奏だが、ベームの晩年様式との適合度は38番が上だと思う。テンポは遅いわけではなく、全曲でBPO盤よりは30秒ほど長いが、ワルターの新盤より約1分短い(ワルターは2楽章がゆっくりだ)。

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