【中古:盤質A】 20世紀の偉大な指揮者たち エドゥアルド・ヴァン・ベイヌム
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MMT | 兵庫県 | 不明 | 2009年12月24日
「シェエラザード」が最も良かったと思います。まず、そのテンポが良いと思います。ほとんどの指揮者がスコアの指定(特に奇数楽章の)よりも大幅に遅い演奏を行っているのに対し、ベイヌムはスコアの指定テンポ数値の近似値で演奏しています。どこか他所で聴いて耳に残っているテンポを基準とするのではなく、スコアを基準としています。テンポ以外にも、ベイヌムは終始スコアを手がかりにして演奏しています。世間の風潮を手がかりにはしていません。かといって、スコアを機械的になぞっているだけではないことぐらいは聴けば分かります。独特の味わいと温もりと情熱があります(それはオーケストラの特色によるところも大きいと思います)。「自分の主観」あるいは「世相的風潮」(それらは「しばしば木を見て山を見ない」になる場合がある)に依存した演出を行うのではなく、作品それ自体の自立性を生かすことによって作曲家の意思を我々に伝え、そしてそれを作曲家と聴き手と奏者と共有しようとしている演奏だと感じました。録音がモノラルであるということを差し引いても、ベイヌムの演奏は私にとって「シェエラザード」のベストです。「シェエラザード」は本当はこういう構成の作品だった、と納得できるような演奏だとも感じました。ブラームスの2番も名演だと思います。その他の収録されている作品も好演です。CD2枚のわりには収録曲数も多いですし、モノラルのわりには音質も結構クリアですのでお買い得です。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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ワタミ | 江東区 | 不明 | 2007年02月06日
CD1のみしか聞いていませんが、シューベルトの第6はスケールの大きな熱演です。 ブラームスも演奏自体はPHILIPSのステレオ版の方がよいと思いますが、熱い演奏です。録音はあまりよくありませんが、2楽章のホルン、最後のコーダのトランペットなど大迫力で素晴らしい演奏です。これを聴くとつくづく シューベルトもブラームスもロマン派だなあと得心します。エルガーも面白そうですね。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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KURO | 福岡 | 不明 | 2003年05月31日
コンセルトヘボウ管は以前から好きな楽団でした。その全盛時代を支えたのがこのベイヌムだったのですね。とにかく素晴らしい。クラシック・ファンならずともこのCDを聴いて欲しいと思います。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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フリッチャイマニア | 不明 | 2003年05月24日
コンセルトヘボウの全盛期は大戦をはさむ前後各15年、だと改めて感じた。ここに聴くブラ2の美しく鮮やかなこと。ベイヌムもまた生の人だったと思うが、ここまで凄い演奏が眠っていたとは。このシリーズはフリッチャイの「魔法使いの弟子」「英雄」、アンチェルのドボ8など、随所にさりげなく「渾身のライブ」が入っている。やはり、生こそが演奏家の本質であるし、その人が再評価される材料にもなる。出来れば、一から最後までシリーズ全点を揃えて欲しい。ちなみに、今、欠番の25、27、31、32は誰で、いつ出るのだろうか。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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としちゃん | 宮城 | 不明 | 2003年05月18日
『ウィンザー』の雰囲気の濃さ。音の美しさ!ドンファンも品がよくて個性的。シェーラザード、コケインもすごい勢い。 やっぱりこのコンビは素晴らしかったんだな。この後を継いだハイティンクのプレッシャーは、創造するだに恐ろしい…0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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kk | 福岡 | 不明 | 2003年04月19日
この企画で選曲を担当しているのがどういう人なのか知らないが、 指揮者によってあまりに平凡だなというときもあれば、この盤のように 「ベイヌム好きな人が相当頭をひねったな」という名企画も。とくに ベイヌムのファンでまだ聴いたことが無い人には、「コケイン」の鮮烈な 演奏を是非聴いてもらいたいと思う。最高です。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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