【中古:盤質A】 4つのバラード、舟歌、子守歌 イリーナ・メジューエワ(2006)
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せごびあ | 愛知県 | 不明 | 2021年01月16日
とても良い演奏ですよ。そもそも音楽は断定的に枠をはめて扱うものではない。えっ?これもショパンでしょ!十分一流でしょ!ここは思ったことを好きに書いて購入の参考にするという場所。だから好きに書き込んだのでしょうが、ただ他人の感想を「音楽を知らなさすぎ」と言ったり、商品選択の邪魔になる★1連発の批評はお控えなすって。まぁ、★5か★1と極端なので、所詮好き嫌いなのでしょってわかりますけど。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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ゲゲゲアサ | 神奈川県 | 不明 | 2019年03月26日
沢山のCDを出しているし、評判が良いので聞いてみたが、はっきり言って期待はずれ。とてもショパンとは思えない。ショパンの作品は、沢山の音符が書かれているが、どの音を弾くかはピアニストのセンスと分析力によるし、また打鍵のテクニックに関わっている。メジュエワの打鍵はふわふわしていて、どの音を引きたいか伝わってこない。とても一流のピアニストとは言えないでしょう。2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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TOCHIPAPA | 広島県 | 不明 | 2015年10月18日
「ショパンのバラード」って、一種の「お約束」みたいなものがあって、とりわけ1番は、「情感豊かに歌い上げる」人が多いと思いますけど、このバラードはいったいどう形容したらいいのか、うまく表現できない「凄み」のようなものを感じました。 BGM的に流したい人が「比較的あたらしい女流のショパン」と思って買うと期待はずれに思われるかもしれませんが、中途半端に「ショパン的」な演奏よりよほどいいと思います。 といっても、何かキワモノ的な演奏だというわけでは全くありません。 ふと思い出したのは、ドイツの白ワイン、それも、フランケンの高級な、超辛口のワインです。 甘口に慣れた舌には初めは驚くけれども、ほどなく、口いっぱいに葡萄の香りが広がって、頭の中まで甘いワインで酔ったような気分になるような、そんな印象でしょうか。 肴はソーセージや生ハムではなくて、ほどよく脂ののった天然鯛の腹身を細くそいで、ツンとくるようなワサビとともに薄口の醤油をほんの少しつけて食べるような。 私はルビンシュタインのものが一番好きですけれども、あちらは濃厚なキャビアや塩辛い生ハムを肴に「これでもか」というくら甘い香りを楽しむトカイワインかなと思います。 そして、共通していえるのは、空き瓶になってからも、いつまでも感じる、官能的ともいえる甘い葡萄の香り、かなと思います。3人の方が、このレビューに「共感」しています。
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sadRed | 千葉県 | 不明 | 2011年12月16日
ショパンにおけるバラードというジャンルは、ショパンという個人の「語り」であり「モノローグ」である。それらは結果的に「悲歌」であり、ときには、ある種”正当性”すら帯びた「激情」である。イリーナ・メジューエワの演奏は、そういう、曲と表現者個人との同一性をあらためて認識させてくれる真摯な音群である。これまでつまらない曲と思っていた2番の、序奏と主題冒頭との、非常に鋭利な激しいコントラストは、私の耳にとって初耳であり、また4番終わりのほうの、主題のためらいがちな再帰部分の、思わず聞くほうも涙ぐんでしまいそうな孤独な悲しみ、いずれも、これまでのショパン弾きたちの生半可な音群とは決定的に違う。今朝、テレビの国民対話番組におけるプーチンのテキトーな不誠実な受け答えを聞いていて、あらためて分かったのだが、表現者と祖国・故国との関係が、当時のショパンとイリーナとでは相似であることだ。あるべき祖国が、誰かに奪われてしまっている。だから、正当性のある強い激情を、世界に向けて真剣に表現しなければならない。それはたぶん、ロシア本国にいては、できにくいことなのだろう。21世紀前半、世界がこんな総体的な動乱期に入っていくとは、ふつつかな私が想像もしなかったことだ。そう、こんなときこそ、これぐらい、強い音が必要だよね。5人の方が、このレビューに「共感」しています。
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つよしくん | 東京都 | 不明 | 2011年01月08日
威風堂々たる素晴らしい名演だ。スケルツォ全集のレビューにも記したが、メジューエワは、ショパンがスコアに記した音符のすべてを、一音たりとも蔑にせず、完璧に弾き抜いている。要は、メジューエワのショパンには曖昧模糊なところが全くない。それ故に、旋律線が実にくっきりと明瞭に描き出されることになる。だからと言って、音楽の流れが損なわれることはなく、陰影の乏しい演奏ということにもなっていない。それどころか、メジューエワの卓越した表現力が、こうしたピアニズムを見事にカバーし、女流ピアニストならではの繊細な詩情も相まって、珠玉の芸術に仕立て上げるというとてつもない、離れ業とも言うべき至芸を示していると言える。このような風格のある堂々たるショパンは、他にもあまり類例を見ないものであるが、メジューエワは、正に、21世紀の新しいショパン像を確立したとさえ言えるだろう。このような素晴らしいピアニストが、我が国を拠点として活動していることに感慨を覚える。おさめられた楽曲はいずれ劣らぬ名演揃いであるが、特に、感動したのは舟歌。この陰影のはっきりした楽曲は、前述のようなメジューエワのアプローチに見事に符合する作品であり、おそらくは、同曲の過去の様々な名演の中でもトップの座を争う名演と高く評価したい。録音も鮮明で実に素晴らしい。7人の方が、このレビューに「共感」しています。
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