平安末期の広大な浄土世界 鳥羽離宮跡 シリーズ「遺跡を学ぶ」

鈴木久男

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784787719317
ISBN 10 : 4787719319
フォーマット
出版社
発行年月
2018年11月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
93p;22

内容詳細

平安時代末期、長くつづいた藤原氏による摂関政治は終わりをつげ、白河上皇、鳥羽上皇による院政がはじまる。権力を握った上皇たちは京都市の南、鳥羽の地に広大華麗なこの世の浄土世界をつくりあげた。当時の歴史書や日記でしかわからなかった豪勢な鳥羽離宮の姿にせまる。

目次 : 第1章 摂関政治から院政へ(摂関政治/ 院政のはじまり/ 末法の世)/ 第2章 史料にみえる鳥羽殿の造営(白河上皇による造営/ 鳥羽上皇による造営)/ 第3章 姿をあらわした鳥羽離宮(調査研究の幕開け/ 南殿御所と庭園/ 北殿御所と庭園/ 白河上皇の御陵となった三重塔/ 東殿御所と安楽寿院/ 田中殿御所と金剛心院/ 鳥羽離宮の華麗な浄土世界/ 発掘調査によってわかったこと)/ 第4章 同時代の寺院や御所/ 第5章 復元された鳥羽離宮

【著者紹介】
鈴木久男 : 1951年、愛知県生まれ。奈良大学史学科卒業後、財団法人京都市埋蔵文化財研究所に勤務。鳥羽離宮跡や平安京跡の調査に従事。2017年から京都産業大学客員教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • chang_ume さん

    院御所から「現世における浄土世界」へと性格変遷した鳥羽離宮。これまでの調査結果の整理がありがたいです。まず基礎地業の系譜について。法勝寺で開発された工法が、鳥羽離宮(水域との境界域)から法住寺殿(傾斜地)へと展開した経緯に興味が湧く。三十三間堂境内2016年度調査で検出された堅固な堀込地業は、なるほど鳥羽離宮と同様に建築には本来不向きな地形に適応した技術だったのかと。一方で鳥羽離宮の新復元案(苑池の鴨川からの独立)は、もう少し詳しく読みたかった気もします。全体的に淡々とした記述にやや物足りなさも。

  • うしうし さん

    鳥羽離宮については遺跡の内容を知りたかったのと、これまで断片的に(?)紹介されてきた発掘調査の成果がまとまった書籍のように思えたので、書店で見かけて購入してしまった。カラー図版が多用され、大変分かりやすいのであるが、なぜか記述が平板な気がする。これは淡々と羅列的に発掘内容が紹介されているためかもしれない。漠然とであるが、もう少し突っ込んだ記述が欲しい気がしたものの、本書を購入したことは後悔していない。

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