律令体制を支えた地方官衙 弥勒寺遺跡群 シリーズ「遺跡を学ぶ」

田中弘志

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784787708366
ISBN 10 : 4787708368
フォーマット
出版社
発行年月
2008年05月
日本
追加情報
:
21cm,93p

内容詳細

美濃の伝統的地方豪族ムゲツ氏は、壬申の乱で大海人皇子の勝利に貢献後、中央政界には進出せず、地方行政に専念する。郡庁院などが建ち並ぶ郡衙遺跡から、地方豪族が律令官人へ変容する過程とその活動の実態を追う。〈受賞情報〉毎日出版文化賞企画部門(第65回)

【著者紹介】
田中弘志 : 1962年生まれ。1990年岡山大学大学院文学研究科史学専攻(考古学)修了。岐阜県高等学校教諭を経て、1996年関市教育委員会文化課。現在、関市文化財保護センター課長補佐(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • うしうし さん

    美濃国武義郡衙である弥勒寺遺跡群(岐阜県関市)に関する書籍。法起寺式伽藍配置で川原寺式瓦(凸面布目平瓦も)をもつ弥勒寺と正倉院や整然とした建物配置をとる郡庁院が特徴。飛鳥・白鳳時代には弥勒寺(当時の呼称は「大寺」)を造営したムゲツ(身毛)氏の居館、奈良・平安時代には郡衙となる。

  • rbyawa さん

    f165、美濃の武義郡(むぎ)という地域にあった弥勒寺を従えた行政機関に近い遺跡の本なのですが、どうもこの武義郡というところから特別な地位だったようで、のちの美濃国の国府にも酷似した構造を持っているらしく、さらにその構造は陸奥の多賀柵(のちの城、防衛拠点)や大宰府に近いものだとか…最前線だよなぁ? ただあれ、国衙だとわりと建物の大きさがばらついてるので確かに雰囲気は違うよね、行政機能があると建物の大きさ変わってくるよね。周囲からも武義郡が微妙に特別扱いだったことも察せられる、研究が進展するのが楽しみです。

  • scarecrowinjp さん

    岐阜県関市の弥勒寺遺跡群。律令制下の郡衙遺跡。長良川の屈曲部に位置し、東と南が川で背後が山という天然の要害。古代大和王権と結びついた美濃国の豪族の拠点であったと推定される。地方豪族が律令官人へと成長していく過程が建物跡から窺える。現在は史跡公園として整備されている。

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田中弘志

1962年生まれ。1990年岡山大学大学院文学研究科史学専攻(考古学)修了。岐阜県高等学校教諭を経て、1996年関市教育委員会文化課。現在、関市文化財保護センター課長補佐(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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