黒潮を渡った黒曜石・見高段間遺跡 シリーズ「遺跡を学ぶ」

池谷信之

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784787705341
ISBN 10 : 4787705342
フォーマット
出版社
発行年月
2005年04月
日本
追加情報
:
21cm,93p

内容詳細

伊豆南東海岸に、神津島黒曜石を大量に陸揚げした遺跡がある。黒潮を渡った黒曜石は、この見高段間集落を拠点として南関東一円に流通した。黒曜石と縄文土器の産地分析の成果をもとに、海洋交易者の光芒を追う。〈受賞情報〉毎日出版文化賞企画部門(第65回)

【著者紹介】
池谷信之 : 1959年静岡県の伊豆韮山に生まれる。明治大学大学院文学研究科修士課程修了。沼津市文化財センター主任学芸員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 月をみるもの さん

    来年の早春、河津桜とこの見高段間遺跡を見にいくことを決意した。それにしても怖るべしは、黒潮を横切って60kmの神津島まで黒曜石を採りに行った縄文人の知恵と勇気。著者が自宅に自費で(!)X線蛍光分析装置を導入するのが 2003 年。こういった分析に基づく産地同定と流通経路の研究が可能になったのは、わりと最近のことなんだなあ。。こないだブラタモリでやってた信州の黒曜石鉱山(?)の巻もよまなくては。

  • 禿童子 さん

    蛍光エックス線分析という技法によって石器の産地を精密に判定することが可能になった。貯金をはたいて数百万円もする機器を購入した池谷さんの熱い研究者魂に感服する。船の難所である石廊崎に近い伊豆南東部の見高段間遺跡から大量に出土した黒曜石のルーツは沖合60kmの神津島と恩馳島(おんばせじま)である。現地踏査での資料収集とシーカヤックによる縄文時代の丸木舟航海のシミュレーションも興味深い。神津島産の「海の黒曜石」と信州産の「山の黒曜石」の流通経路と出土分布を解明する明治大学黒曜石プロジェクトの成果に期待したい。

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池谷信之

1959年生まれ。明治大学大学院博士前期課程修了。博士(史学)。専攻は先史考古学、文化財科学。現在、明治大学黒耀石研究センター特任教授

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