東京スリバチ地形入門 イースト新書Q

皆川典久

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784781680132
ISBN 10 : 4781680135
フォーマット
発行年月
2016年03月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
207p;18

内容詳細

日比谷、市ヶ谷、四ツ谷、千駄ヶ谷、阿佐ヶ谷…東京は「谷」に満ちている!その高低差を鑑賞・体感するため設立された東京スリバチ学会。十数年にわたるフィールドワークから導き出された、町の魅力を発見・増幅するためのユニークな視座とは?暗渠、階段、坂道、湧水、パワースポット、路線など―谷底の物語は知れば知るほど面白い!散歩を楽しくするさまざまな情報を、会長皆川典久と11人のメンバーが紹介。

目次 : パーフェクトな窪地の町―荒木町、白金台、幡ヶ谷/ 谷町とギンザの意外な関係―戸越銀座/ 窪みをめぐる冒険―鹿島谷(大森駅)/ スリバチ・コードの謎を解け―大久保、池袋/ 整形されたスリバチ―弥生2丁目、大森テニスクラブ、高輪4丁目/ 地形鉄のすすめ―銀座線、丸ノ内線、山手線、東急東横線、東急大井町線/ 肉食系スリバチとは―等々力渓谷、音無渓谷(王子駅)、東武練馬駅/ 地形が育むスリバチの法則とは?―白金、麻布台/ 公園系スリバチを世界遺産に!/ 神と仏の凹凸関係―麹町、清水坂、高輪〔ほか〕

【著者紹介】
皆川典久 : 1963年群馬県生まれ。2003年にGPS地上絵師の石川初氏と東京スリバチ学会を設立。谷地形に着目したフィールドワークを都内各地で行う。町の魅力を発掘する手法が評価され、「東京スリバチ学会」として2015年にグッドデザイン賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • MOKIZAN さん

    すり鉢地形に拘らずとも、東京都区内の路地階段には、捨て難い趣を持ったものに出くわしたりする。切り通しのどこからも、山も見えなきゃ緑もない、一言で詰めれば「狭っ苦しいー」場所だったりするんだけど、「ほお、なかなか」と、まあその時の気分次第なんだろうけど、思わず立ち止まりいっとき、その場の空気に馴染みたくなる。東京たる人間寄せ集め感、雑然さの典型のような佇まい、それが却って当地の人々の過ごし様を誇らしげに映してもいるようだ。.....(う〜ん、良い納まりが思いつかない)

  • ミエル さん

    スリバチとは上手い表現。都市機能が整備される前の原地形の東京を巡る考察が非常に興味深い。電柱の旧住居表示、坂道、暗渠などから開発前の手掛かりを見つける楽しみはどこかノスタルジックで嬉しくも切ない。エピローグの情景が叙情的。

  • テト さん

    東京の谷と台地のスリバチ地形を文章でまとめられていて、他の本での地図で視覚化された情報では各論となって拡散されがちだった内容を、特徴付けられるポイントとしてより整理できた。また、地形だけでなく、その背景にある暮らしのなかの生活や歴史が色濃く反映されている視点についてもいろいろな方がトピックスとして挙げており、街歩きする時の土地を知る楽しみ方が大きく広がった。

  • Yutaka Matsuzawa さん

    ブラタモリは毎回観るよとか、都内の散歩が趣味な人は楽しめる。南北に走る京浜東北線を境に、西側には丘と谷が多く、ザックリ谷のはじまりを「スリバチ」と言う。都内は江戸時代から人が住み始めたので、重機の影響を受けず土地の改変が少ない。よってスリバチ地形も多く残っているし、歴史の記憶が土地に染み込んでいる。鉄道と地形の関係性の地形鉄。大名庭園が現在は公園に変化している公園系スリバチ。神社仏閣の立地関係の話が特に面白かった。地形を意識して都内をさまよう。見えてくる物事のヒントがこの本には書いてある。◎

  • 多喜夢 さん

    ずっとリアルタイムで現地にいながら、スリバチの面白さにはまったく気づかなかった。坂道、階段はただただ疲れるだけのマイナスイメージのものだった。ああ、今思えば、なんてもったいない時間を過ごしていたんだろう。新しい発見は身近にあると気づかされた本。

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