AIに意識は生まれるか

金井良太

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784781622279
ISBN 10 : 4781622275
フォーマット
発行年月
2023年10月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
256p;19

内容詳細

目次 : 1 世界はフィクションかもしれない/ 2 意識とクオリアの謎/ 3 意識を研究する/ 4 意識のありかを探せ/ 5 クオリアが作り出すフィクション/ 6 内側から見た意識/ 7 意識の統合情報理論/ 8 意識を作る/ 9 意識を持つAI/ 10 人工意識とクオリアの意味/ 対談 金井良太×土谷尚嗣 意識研究の「二重らせん」

【著者紹介】
金井良太 : 株式会社アラヤ代表取締役。意識の神経基盤と計算原理の解明を目指して、神経科学とAI研究の融合分野で研究を続けてきた。2000年に京都大学理学部を卒業し、2005年にオランダのユトレヒト大学にてPhDを取得。その後、米国のカリフォルニア工科大学と英国のユニバーシティ・カレッジ・ロンドンで認知神経科学の研究に従事。2015年にはアカデミアを離れ、株式会社アラヤを創業し同社のCEOとして、サイエンスと経済の融合を掲げ、人工意識やニューロAI分野の研究と事業化に取り組んでいる。2020年からは内閣府のムーンショットプロジェクトのプロジェクトマネージャーとして、AIを活用したプレインマシンインターフェイスの開発を指揮している

佐藤喬 : 1983年生まれ。フリーランスの編集者・作家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • mae.dat さん

    “クオリア”は主観で、客観的事実を記載する科学とは相容れないものがあると、前から言われていました。でもその突破口は見出されているの。偉い、凄い。「意識の統合理論(IIT)」ってのが鍵を握っている可能性がありそうな感じですけど、詳細は難し過ぎて触れられないの。複雑と言うよりは、計算量が厖大になるのですって。人の脳って、エネルギー消費が激しいと言われますが、寧ろ偉いのではと思ったり。示された道筋でコンピュータ上に意識を持たせられるのかは分からない(理解困難なりに若干懐疑的だ)けど、チャレンジングで素晴らしい。

  • 中玉ケビン砂糖 さん

    あくまでメインは「自己紹介と名刺」代わりの一冊として、肩肘いれないことを念頭に。毎度毎度秀逸なプレゼンをしてくれるのになぜか本業が全然うまくいかない「イエナガ先生1分解説」(NHK)をギュッと(しかし冗長に)濃縮したような内容だが「AIを導入する未来の是非は」「脅威は」といったありがちなテーマには必ずしも即していない。紙幅の多くが割かれている問題として「意識」そして「クオリア」は「お金かけてもいいからいいかげん煮詰めてはっきりさせたいよね」という哲学領域へもやや踏み込んだ立ち位置の論旨展開。

  • Tenouji さん

    統合情報理論について、学問的位置づけが明確に書いてあり、いやぁ〜、面白かった。自己フィードバックが織りなす、各部の集合体以上のものが、どのように立ち上がってくるのか、意識の研究は、今後が楽しみだなぁ。

  • izw さん

    金井さんが人工意識を研究する会社を経営していることはシンギュラリティサロンで話を聞いて知ってはいたが、NCCの研究から始まって研究三昧の生活を送った末に辿りついたのが、自分で研究会社を立ち上げることだったというのは初めて知った。寝食を忘れて研究に没頭し、それを楽しいと感じられる研究者だけが一流なんだなと改めて感じ入る。トノーニの「意識の統合情報理論(IIT)」をきちんと理解している人が少ないと言い切り、IITのΦが意識そのものかに疑問を呈しながら、IITの重要性を強調する。意識は解明は近いのだろうか。

  • Pustota さん

    著者の経歴を辿りながら、意識研究のざっくりした流れを概観できて面白い。また著者の中に意識の仕組を追う科学者の目と、意識の神秘性を受け止める主観が両立している姿勢が好ましく思えた。内容では統合情報理論が難解だが興味深かった。

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